クオリアの風景

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“クオリアの風景”へようこそ  since 2004  ご来訪者が7/26、のべ7万人を超えました。感謝です!

このブログは以下の三つのカテゴリー(青)と二つの別館(緑)で構成されています。
また各記事へは 《全体目次》 や 《新着記事一覧》 からもアクセスして頂けます。
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b0050634_9283178.jpgb0050634_9293660.jpg"7月度の記事別アクセス数TOP3"
◆ギャラップQ12、これが答えだ!
◆ユングと唯識:種々比較すると
◆発想の自在学と自在研究所
写真(クリックで拡大可)は記事とは無関係な風景写真です。時々衣替えします。 《アーカイブ》


ただ今記事数は440個余り、その中にはこんなテーマの記事もいろいろと・・・
クリックの後はスクロールで一気読みしていただけます。
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Since 2004

 不思議な響きを持った言葉、“クオリア”・・・多少拡大解釈させていただくとその意味合いには、ことあるたびに脳裏をよぎり胸中で生起消滅する「心象風景」といったものも含まれるのでしょうか。

喧騒の中に生き、様々な刺激を受けては生起消滅するクオリア。人生も午後三時を越えようとするころにもなると胸中に渦巻くものもまたひとしお。

フッと心に浮かぶこうした心象風景を単なる感情表現ではなく、《組織心理学》とか《ユング》のフレーズに重ねて言葉にすることで、“心理学風エッセイ集”といった雰囲気がかもし出せれば・・・そうした思いでこのブログを設けてみました。 (2004.10.23 開始)

・・・突然出てくる言葉 “クオリア” については解説がこちらに・・・


(2011.1.1追記) 人生の午後三時などと称して始めたこのブログもとうとう七年目を迎えてしまいました。気が付けば時計は確実に進み、現在は人生の午後六時か七時といったところでしょうか。なのに思いは未だ半ば・・・このブログはこれからもさらに続くことになりそうです。

(2015.9.1追記) 月日はさらに進み、ブログは10年、アクセスも6万件を超えました。そして人生の時計も多分もう午後の九時ぐらいでしょうか・・・さてこの夜の帳の何処に光を求め、どう徘徊すればよいのやら・・・などと。
# by C_MANN3 | 2017-12-31 23:53 | Comments(7)

★このブロクの構成について

ブログでは本来、日記風に投稿日の順に記事が並ぶもののようですが・・・

このブログではあらかじめ「章」「節」の構成を決め打ちし、まず「章」をカテゴリーの扱いとした上で、「節」を疑似月度、「個別記事」を疑似日時に割り振ることで、記事が通常の本と同じく「章・節」の順に並ぶようにしています。
後は思いつくままに書く記事を、幹に枝葉を付けていくように、関連しそうな「章」や「節」の疑似日付に割り振っていけばいつの日か枝葉の茂った大木に育つかもしれないなどと思っているのですが・・・

ただ、こんな方式をとってしまうと新着記事がどこにあるのかわからなくなる。それで《新着メッセージ一覧》のページをトップカテゴリーに設定。
そこから任意の新着記事に入れると同時に、記事末尾の「⇒新着記事渡り歩き⇒」をクリックしていただくと新着順をさかのぼる形での参照もできるようにしておりますので、2つの入り口を併用して頂ければと思います。
# by c_mann3 | 2017-12-18 00:00 | ◆《新着 メッセージ》◆ | Comments(2)

★★このブログの・・・《 目 次 》★★

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このブログの「章」、「節」の構成は以下の通りで記事もこの順にならんでいます。

()内の数字は該当記事の件数を表していますが、ここでクリックしますと飛び先では一連の記事をスクロール操作のみで一気に見て頂くことができます。
ブログ管理会社のシステム変更の影響で、現在以下をクリックすると、該当記事ではなくそれを掲載しているブロックの記事一覧が出ます。
お手数ですがその一覧ではクリックせず、そのまま下にスクロールして該当記事をご参照ください。
(飛び先の記事一覧でクリック選択すると以降スクロールの一気読みができません。)
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   《第1章》・・・クオリアとか進化論など

 
      ◆クオリア雑感、科学思想の系譜・・(6件)
      ◆進化する“学”・・・・・・・・・・(8件)
      ◆人類や文明の進化・・・・・・・・(9件)
      ◆心の哲学やアフォーダンス・・・・(8件)
      ◆人間の本姓や脳科学・・・・・・・(9件)
      ◆脳の続、オートポイエーシス・・・(7件)
      ◆粘菌ロボットの不思議・・・・・・(2件)
      ◆構造主義、知の一網打尽・・・・・(3件)
      ◆質的研究法・・・・・・・・・・・(4件)


   《第2章》・・・組織心理学の心象風景

 
      ◆組織心理学に期待するもの・・・・(3件)
      ◆企業の存在意義・・・・・・・・・(6件)
      ◆会社はだれのものか・・・・・・・(5件) 
      ◆企業の文化と制度・・・・・・・・(9件)
      ◆日本人の組織観・・・・・・・・・(9件)
      ◆組織のかたち・・・・・・・・・・(9件)

      ◆判断のもつれとヒズミ・・・・・・(7件)
      ◆認知バイアスと意思決定・・・・・(8件) 
      ◆ハーバーマスとルーマン・・・・・(7件) 
      ◆創造性、その構成要素・・・・・・(9件)
      ◆答えの形や居場所・・・・・・・・(9件)
      ◆組織と創造性・・・・・・・・・・(9件) 

      ◆社員の熱意と消沈・・・・・・・・(8件)
      ◆うつ、自殺、心の姿勢制御・・・・(7件)
      ◆うつの諸相・・・・・・・・・・・(7件)
      ◆組織と情報・・・・・・・・・・・(5件)
      ◆情報のスキル・・・・・・・・・・(6件)
      ◆Web時代と人の感性・・・・・・・(8件)  
      ◆iPhon、クラウド、グーグル・・・(9件) 
      ◆組織の不祥事・・・・・・・・・・(9件)
      ◆組織の片隅の風景・・・・・・・・(7件)
      ◆可視化、見える化、感じるか・・・(4件)


   《第3章》・・・ユングの裾野の風景

 
      ◆錬金術やグノーシス・・・・・・・・(7件)
      ◆心の流れ、退行・転移等・・・・・(5件)
      ◆サイコイド、布置、能動夢・・・・(5件)
      ◆無意識のうごめき・・・・・・・・(5件)
      ◆個性化の迷路・・・・・・・・・・(8件)
      ◆フロムとユング、アドラー・・・・(7件)
      ◆三大宗教、そしてロシア・・・・・(7件)
      ◆ペルソナと三位一体・・・・・・・(5件)
      ◆イスラームの世界・・・・・・・・(8件)
      ◆ユングと唯識・・・・・・・・・・(6件)
      ◆ヒンドゥーと四住期・・・・・・・(7件)  
      ◆多神教、一神教・・・・・・・・・(6件)  
      ◆建築とこころ・・・・・・・・・・(2件)
 

 《別 館》・・・ 《風にまかせて・・・》 や 《エナジー & カーボン》 の
          コーナーにもお立ち寄りください。

# by c_mann3 | 2017-12-16 00:30 | ◆《全 体 の 目 次 》◆ | Comments(0)

★★★ 《新着メッセージ》 ★★★

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実際の記事は関連カテゴリーの関連記事の前後に直接挿入しており、新着順には並んでいません。ですが以下の二つの方法で記事をお読みいただけます。

①一旦任意の最新記事に入り、記事末尾の“⇒新着記事渡り歩き⇒”をクリックしていただくと、新着順に辿っていくことができます。

②下記の一覧で任意の記事をクリックすると、飛び先ではスクロール操作のみで前後に配置した関連記事を合わせてみて頂けるようにしていたのですが・・・
ブログ管理会社のシステム変更の影響で、現在以下をクリックすると該当記事は出ますが、その後スクロールで前後の関連記事を読むことは出来なくなっています。しばらくの間、ご容赦のほどをお願い申し上げます。
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☆04/28☆ 《風に任せ》のカテの  “追記コーナー:「読書の履歴」”に新着です。
      小林登志子著◆シュメル-人類最古の文明
☆08/09☆ 《エナジー》のカテの  "追記コーナー:「エネルギーへのつぶやき」”に新着
☆02/20☆ 《風に任せ》のカテの  “追記コーナー:「放送大感動の講義」”に新着

★07/16★ 《風に任せ》のカテに  “このブログのアクセスが7万件に・・・”
★05/24★ 《エナジー》のカテに “五月の連休のソーラー・・・”
★04/19★ 《風に任せ》のカテに  “海辺の温泉・・・第三弾”
★04/16★ 《エナジー》のカテに “電力小売り完全自由化で変化は・・・”
★03/13★ 《風に任せ》のカテに  “ベイクルーズで潜水艦に遭遇 ・・・”
★03/11★ 《エナジー》のカテに “原発事故から丸六年の節目を迎えて・・・”
★02/13★ 《風に任せ》のカテに  “放送大学、再入学の第一年次終わる・・・”
★01/27★ 《風に任せ》のカテに  “海辺の温泉・・・第二弾”
★01/02★ 《風に任せ》のカテに  “映画:海賊とよばれた男・・・”

★以下は2016年★
★12/16★ 《風に任せ》のカテに  “通りすぎて行ったプーチン・・・”
★10/12★ 《風に任せ》のカテに  “豊洲市場、欲しいもう一つの議論”を 11/16追記
★09/08★ 《風に任せ》のカテに  “迷走台風の合間に・・・”
★08/20★ 《風に任せ》のカテに  “ローマ街道をも思わせる日本の古代の道”
★08/08★ 《風に任せ》のカテに “テュルク系遊牧民の帝国、突厥・・・”
★04/20★ 《風に任せ》のカテに  “ムスリムの世界旅行記、二編・・・”
★03/27★ 《風に任せ》のカテに  “放送大学、まずは無事に一旦卒業・・・”
★03/11★ 《エナジー》のカテに “原発事故発生から丸五年の節目・・・”で1件
★01/14★ 《風に任せ》のカテに  “映画「杉原千畝」そして「海難1890」・・・”
★01/03★ 《風に任せ》のカテに  “NHKの100分で「平和論」・・・”

★以下は2015年★
★12/20★ 《風に任せ》のカテに  “甦れ、わがロシアよ・・・”等で2件
★10/14★ 《風に任せ》のカテに  “小江戸の町並み・・・”
★06/11★ 《風に任せ》のカテに  “このブログのアクセスが6万超に・・・”
★05/08★ 《風に任せ》のカテに  “新緑に映える白い藤・・・”
★04/10★ 《風に任せ》のカテに  “巨大なキャンパスがご近所に・・・”
★04/01★ 《風に任せ》のカテに  “放送大学、第4年次に・・・”
★03/11★ 《エナジー》のカテに “原発事故発生から丸四年の節目・・・”で1件
★01/26★ 《組織心理》のカテの “中空構造日本の深層・・・”にアクセス集中で追記

★以下は2014年★
★11/14★ 《風に任せ》のカテに  “南無曹洞宗大本山永平寺・・・”
★10/23★ 《風に任せ》のカテに  “このブログがついに10周年に・・・”
★04/01★ 《風に任せ》のカテに  “放送大学、第3年次に・・・”
★03/28★ 《風に任せ》のカテに  “美しすぎるクリミアの検事総長・・・”
★03/19★ 《風に任せ》のカテに  “ロシア、クリミアを編入・・・”
★01/28★ 《風に任せ》のカテに  “大迫力の司馬遼太郎記念館・・・”

★以下は2013年★
★12/24★ 《風に任せ》のカテに  “クリスマスでキウイの威力・・・”
★06/06★ 《ユ ン グ》のカテに “なたいなださん、ご逝去・・・”で追記
★04/12★ 《組織心理》のカテに “組織の不祥事:東電とトヨタ・・・”で1件
★04/10★ 《風に任せ》のカテに  “そして今、遅咲きの桜が・・・”
★04/01★ 《風に任せ》のカテに  “放送大学、第2年次に・・・”
★03/28★ 《風に任せ》のカテに  “ミーソン聖域等、ベトナムへの旅”
★03/11★ 《エナジー》のカテに “原発事故発生から二年・・・”で1件
★02/23★ 《組織心理》のカテに “「孤高の出張カウンセラー」・・・”で1件

★以下は2012年★
★11/20★ 《エナジー》のカテに “日本の脱原発・・・その思い”等で3件
★10/23★ 《エナジー》のカテの “風力買取枠の限度・・・”に追記
★09/30★ 《ユ ン グ》のカテに “一神教、多神教、そして無神教”で2件
★09/17★ 《エナジー》のカテに “新エネルギー戦略、方針決定”で1件
★09/12★ ブログ会社のシステム変更に対応し本ブログの構成を抜本変更
★08/25★ 《組織心理》のカテに “新型うつ・・・素人の雑感”で1件
★08/12★ 《エナジー》のカテに “2030年の原発でパブコメを”等で2件

★06/19★ 何とこのブログのアクセスが40000件超に・・・感謝です!
★06/09★ 《エナジー》のカテに “原発、ついに再稼働に・・・”等で2件
★04/28★ 《エナジー》のカテに “日本を救うか・・・二つの地熱”で1件
★04/01★ 《風に任せ》のカテに “放送大学、選科履修生に・・・”
★03/12★ 《エナジー》のカテに “発電配電分離の危険・・・”で1件
★03/05★ 《ユ ン グ》のカテの “プーチン、大統領に・・・”で追記
★02/23★ 《エナジー》のカテに “環日本海ガスパイプライン網”で1件
★02/03★ 《エナジー》のカテに “スマートグリッド、ソーラー、LNG発電”等4件
★02/02★ 《ユ ン グ》のカテに “日本の神様・・・”について1件
★01/11★ 《ユ ン グ》のカテに “ふしぎなキリスト教・・・”で1件
★01/05★ 《エナジー》のカテに “原発事故とCO2、二つの脅威”

     “⇒新着記事渡り歩き⇒”でたどれるのはここまでと致します。

★以下は2011年★
★12/18★ 《エナジー》のカテに “今冬の節電が始まる・・・”
★12/01★ 《クオリア》のカテに “文明文化は多地域起源・・・”
★10/06★ 《組織心理》のカテの “スティーブ・ジョブズ氏死去”で追記
★09/20★ 《風に任せ》のカテに “日本企業にいま大切な…”
★08/25★ 《ユ ン グ》のカテに “ソルジェニーツィン・・・”
★08/20★ 《エナジー》のカテに “エネルギー論争の盲点”
★07/12★ 《エナジー & カーボン》をカテゴリーに設定しました。
★07/05★ 《風に任せ》のカテに “アドリア海沿岸への旅”

★06/30★ 《エナジー》のカテに “カーボンマネジメントセミナー修了”
★05/15★ 《エナジー》のカテに “浜岡原発停止・・・”
★05/12★ 《組織心理》のカテに “グーグル10の黄金律・・・”
★04/22★ 《クオリア》のカテに “さらに続く進化論・・・”
★04/18★ 《風に任せ》のカテに “TPP亡国論・・・”
★04/03★ 何とこのブログのアクセスが30000件超に・・・感謝です!
★04/03★ 《エナジー》のカテに “今夏の計画強制停電阻止”
★03/25★ 《エナジー》のカテに “余震、汚染、電力不足”で1件
★02/26★ 《クオリア》のカテに “再度、アフォーダンス理論”
★02/15★ 《組織心理》のカテに “電子出版の未来図”で1件
★02/13★ 《風に任せ》のカテに “叡智の源、地中海再び”で1件
★02/10★ 《組織心理》のカテに “ツイッター、始めて1年”で1件
★01/16★ 《ユ ン グ》のカテに “錬金術・・・その源流”で1件
★01/10★ 《組織心理》のカテに “ ツーボスシステム、狭間の風景”
★01/08★ 《組織心理》のカテに “マネジメント信仰が会社を滅ぼす”
★01/01★  TOPにtwitter設置、カテゴリーTOPにタイトル画像で模様替え

★以下は2010年★
★12/23★ 《風に任せ》のカテに “「ユーロ」の危機・・・”で1件
★11/27★ 《ユ ン グ》のカテに “ロシアの論理・・・”で1件
★10/27★ 《風に任せ》のカテに “変わる世界、遅れる日本”
★10/20★ 《風に任せ》のカテに “アンコールワット再訪・・・”
★10/15★ 《ユ ン グ》のカテに “イランはこれから・・・・”

★08/21★ 《風に任せ》のカテに “スエーデンはなぜ強いのか”
★07/31★ 《組織心理》のカテに “野生の思考・・・”を1件
★07/20★ 《クオリア》のカテに “再度、進化論あれこれ・・・”で2件
★06/30★ 《組織心理》のカテに “日本辺境論・・・”を1件
★06/30★ 《風に任せ》のカテに “増税で経済活性化?”を1件
★06/18★ 《ユ ン グ》のカテに “ユーラシア胎動・・・”を1件
★05/17★ 《組織心理》のカテに “クラウド、携帯端末戦争・・・”
★05/15★ 《組織心理》のカテに “中空構造日本の深層・・・”
★04/28★ 《ユ ン グ》のカテに “転移の心理学・・・”を1件
★04/26★ 《クオリア》のカテに “人類進化の700万年・・・”
★04/21★ 《風に任せ》のカテに “中国経済の正体・・・”で1件

★03/20★ 《ユ ン グ》のカテに “映画「Oceans」・・・”を1件
★03/17★ 《組織心理》のカテに “鬱との会話やロゴセラピー等”で2件
★03/14★ 《風に任せ》のカテに “世界を知る力・・・”で1件
★03/12★ 《クオリア》のカテに “環境が誘発するDNAの発現・・・”
★03/10★ 《クオリア》のカテに “発達アンバランス症候群・・・・”
★02/24★ 《組織心理》のカテに “ニクラス・ルーマン・・・・”
★02/22★ 《風に任せ》のカテに “映画「サロゲート」・・・”で1件
★02/15★ 《組織心理》のカテに “ツイッターの社会論・・・・”
★01/20★ 《風に任せ》のカテに “金融恐慌とユダヤ・キリスト教”

★以下は2009年★
★12/26★ 《ユ ン グ》のカテに “人は変われるものなのか”で2件
★12/18★ 《組織心理》のカテに “境界線で揺れるヤジロベー”
★12/12★ 《エナジー》のカテに “COP15・・・エネルギーの未来”
★11/10★ 《クオリア》のカテに “経済学もいろいろ、経済物理学”
★10/30★ 《風に任せ》のカテに “ロスチャイルド家の通貨強奪”
★10/06★ 何とこのブログのアクセスが20000件超に・・・感謝です!

★09/30★ 《組織心理》のカテに “温存される不適切・・・”を1件
★09/28★ 《ユ ン グ》のカテに “ある種の宗教進化論・・・”を1件
★09/15★ 《組織心理》のカテに “悪いのは私じゃない・・・・”
★07/31★ 《組織心理》のカテに “「説明責任」とは・・・・”で1件
★06/28★ 《組織心理》のカテに “「ビジネス・インサイト」・・・・”で1件
★06/24★ 《クオリア》のカテに “「実験進化学」・・・・”で2件
★06/23★ 《クオリア》のカテに “生物と無生物のあいだ”を1件
★04/30★ 《組織心理》のカテに “「思考停止社会」・・・・”で1件

★03/10★ 《組織心理》のカテに “クラウド・コンピューティング・・・・”で1件
★03/05★ 《組織心理》のカテに “創造性の源泉・・・・”で1件
★02/21★ 《クオリア》のカテに “サブリミナル、外在主義・・・・”で2件
★01/26★ 《組織心理》のカテに “魔神が生み出すiPod・・・”を1件
★01/08★ 《クオリア》のカテに “心の哲学、脳とこころ・・・”で2件を

★以下は2008年★
★12/31★ 《クオリア》のカテに “素朴心理学は消えるのか?”を1件
★12/23★ 《組織心理》のカテに “組織を変える「仕掛け」・・・”を1件
★12/21★ 《クオリア》のカテに “言語野の手前の「読字障害」・・・”
★10/28★ 《組織心理》のカテに “「テレワーク」の現実・・・”を1件

以下は、次ページに続きます・・・

# by C_MANN3 | 2017-12-16 00:00 | ◆《新着 メッセージ》◆ | Comments(2)

★《新着メッセージ》・・・続

★以下は2008年の続きです★

★08/26★ 《組織心理》のカテに “「私はうつ」と言いたがる・・・”
★07/21★ 《ユ ン グ》のカテに “井筒さんの「言語アラヤ識」”を1件
★07/20★ 《組織心理》のカテに “「うちのシステムはなぜ・・・」”を1件
★07/19★ 《組織心理》のカテに “「つっこみ力」・・・・・”を1件
★07/18★ 《クオリア》のカテに “粘菌ロボットの不思議・・・”で2件
★07/17★ 《ユ ン グ》のカテに “井筒さんの「意味の深みへ」”で2件
★07/16★ 《ユ ン グ》のカテに “「ゾロアスター教」・・・”を1件
★07/15★ 《組織心理》のカテに “「鬱のちから」・・・”を1件
★04/28★ 《組織心理》のカテに “「CIAのインテリジェンス」・・・”
★02/20★ 《組織心理》のカテに “「フリーズする脳」・・・”を1件
★02/18★ 擬似投稿日の設定を全面変更し、章節の構成を再調整。
★01/31★ 《クオリア》のカテの “「心の哲学」、ロボット篇”に《続》を
★01/10★ 《クオリア》のカテに “デカルトのあかちゃん・・・”

★以下は2007年★
★12/31★ 《組織心理》のカテに “ウェブ時代をゆく・・・”で1件
★11/01★ 何とこのブログのアクセスが10000件超に・・・感謝です!
★10/12★ 《組織心理》のカテに “マルチメディア、マクルーハン”で3件
★09/26★ 《組織心理》のカテに “言葉はなぜ通じないのか・・・”
★09/05★ 《クオリア》のカテに “アフォーダンスの心理学・・・”
★08/30★ 《組織心理》のカテに “可視化、見える化、感じるか”で4件
★08/15★ 《ユ ン グ》のカテに “能動夢、能動的想像、覚睡夢”で2件
★08/10★ 《組織心理》のカテに 山本七平の”日本人と組織”
★07/18★ 《クオリア》のカテに 難しい計算より難しい簡単な計算
★07/01★ 《組織心理》のカテに 米国で“i Phone”衝撃のデビュー

★06/07★ 《ユ ン グ》のカテに “ペルソナと三位一体・・・”等で3件
★05/30★ 《風に任せ》のカテに “中欧ヨーロッパへの旅”
★05/06★ 《組織心理》のカテに “「ものづくり経営学」・・・”を2件
★05/21★ 《ユ ン グ》のカテに “ロシア正教会再統一・・・”で1件
★04/28★ 《組織心理》のカテに “ギャラップQ12、これが答えだ!”
★04/18★ 《ユ ン グ》のカテに “「四住期」と「結廬在人境」”で3件
★04/14★ 《組織心理》のカテに “その思い出は、苦い?甘い?”
★04/10★ 《組織心理》のカテに “そもそも株式会社とは・・・”
        お蔭様でアクセスカウンターが7000を超え、記事数も200件に!
        これを機会にスキンをちょっと明るくカテも新たにもう一個

★03/05★ 《組織心理》のカテに グーグルを超える次世代ウェブ
★02/21★ 《組織心理》のカテに “深化する人、進化する人・・・”
★02/20★ 《ユ ン グ》のカテに “こころの三層構造・・・”
★02/10★ 《クオリア》のカテに 構造主義、知の一網打尽等で3件
★01/30★ 《組織心理》のカテに “プロフェッショナル原論・・・”
★01/28★ 《組織心理》のカテに “「うつ」とつきあう心理学・・・”

★以下は2006年★
★11/28★ 《クオリア》のカテに “ピンカーの「人間の本性を考える」”
★12/28★ 《クオリア》のカテに “中沢さんの「対称性人類学」・・・”
★11/25★  お蔭様で本日アクセスカウンターがなんと6000件に・・・
★11/18★ 《組織心理》のカテに “会社は誰のために・・・”を3件
★10/26★ 《クオリア》のカテの “赤ちゃんの言語野”に追加で2件に
★10/16★ 《クオリア》のカテに “認知科学+進化論・・・”等で3件

★09/30★ 《クオリア》のカテに “行動経済学・・・”を1件
★09/17★ 《組織心理》のカテに “「知」のソフトウェア”を1件
★08/25★ 《組織心理》のカテに “他者蔑視と・・・愛国心”を1件
★08/20★ 《ユ ン グ》のカテに “2003年4月のイラク・・・”を1件
★08/12★ 《ユ ン グ》のカテに “イスラーム戦争の時代”で3件
★08/03★  お蔭様で本日アクセスカウンターがなんと5000超に・・・
★07/31★ 《組織心理》のカテに “家庭のうつ、職場のうつ”で2件
★07/20★ 《組織心理》のカテに “パロマとクボタ・・・”を1件

★06/21★ 《組織心理》のカテに “Wikiとマス・コラボレーション”を1件
★06/20★ 《組織心理》のカテに “シンドラーの不思議”を1件
★06/15★ 《ユ ン グ》のカテに “ダ・ビンチコード・・・”を2件
★06/06★ 《組織心理》のカテに 会社はだれのものか・・・を1件
★06/01★ 《組織心理》のカテに 仮想的有能感や全能感を1件
★05/30★ 《クオリア》のカテに 立花さんの「脳科学」を1件
★05/26★ 《組織心理》のカテに Googleと「ウェブ進化論」を1件
★05/24★ 《組織心理》のカテに 意図、会話、収斂・・・を1件
★04/24★ 《組織心理》のカテに 意思決定の技術・・・を1件
        本日アクセスカウンターがなんと3000に!感謝です。
★04/02★ 《組織心理》のカテに “ストレスで伸びる人・・・”を1件

★03/14★ 《クオリア》のカテに 「情報学的転回」・・・を1件
★03/08★ 《組織心理》のカテに “成果主義・・・雑感”を1件
★03/01★ 《ユ ン グ》のカテに “サイコイド、共時性等・・・”で2件
★02/18★ 《組織心理》のカテに “弁証法、ハーバーマス論争”を2件
★02/10★ 《ユ ン グ》のカテに “建築とこころ・・・”を2件
★02/06★ 《ユ ン グ》のカテに “物理に見立てたユング”等を計3件
★02/01★ 《ユ ン グ》のカテに “日本版:意識の起源史”で1件

★以下は2005年★
★12/21★ 《組織心理》のカテに “ビタミンA欠乏症”を1件
★11/18★ 《組織心理》のカテに “図形、図表で考える”等で2件
 お蔭様で本日アクセスカウンターが2000、記事数が150件に。
★11/10★ 《ユ ン グ》のカテに “適応 VS 自己実現・・・”を3件
★11/05★ 《組織心理》のカテに “答えの形と居場所”を2件
★10/25★ 《組織心理》のカテに “若年性アルツハイマー・・・”を1件
★10/20★ 《組織心理》のカテに “うつ、自殺、ゆれる小舟・・・”を2件
★10/15★ 《クオリア》のカテに “爬虫類脳のリアリティ”を1件
★10/15★ 《組織心理》のカテに “すべてが否定されるあなた”を1件
★10/10★ 《組織心理》のカテに “プロジェクトXと隠れキリシタン”を2件

★08/25★ 《ユ ン グ》のカテに “個性化、自己超越”等で3件
★08/21★ 《ユ ン グ》のカテに ”ヒンドゥー、四住期”等を4件
★08/18★ 《組織心理》のカテに “情報システムの夢と現実”を4件
★08/16★ 擬似投稿日の設定を全面変更し、章節の構成を再調整。

★06/05★ 《組織心理》のカテに “組織と情報”について5件
★05/28★ 《組織心理》のカテに “社員の熱意と消沈・・・”等で5件
★05/21★ 《ユ ン グ》のカテに “ネオコン・・・”で1件。
 お陰さまで本日アクセスカウンターがなんと1000を越えました。
★05/03★ 《ユ ン グ》のカテに “ヨハネ・パウロⅡ”で1件。

★03/30★ 《風に任せ》のカテに “バリ、インドネシアへの旅”
★03/21★ 《クオリア》のカテの “質的研究法・・・”に追加で計4件に。
★03/05★ 《組織心理》のカテに “組織の不祥事”を3件。
★03/01★ 《クオリア》のカテに “科学思想の系譜?”を2件。
 おかげさまでこのブログの記事数が100件となりました。
★02/28★ 《ユ ン グ》のカテに “純粋善・グノーシス”を3件。
★02/26★ 《ユ ン グ》のカテに “ユ ン グに意図はない”等で2件。
★02/25★ 《ユ ン グ》のカテに “トロツキーと唯識”等を2件。
★02/24★ 《組織心理》のカテの “もつれとヒズミ”に、11件追加。
★02/21★ 《組織心理》のカテに “組織の文化と制度”を9件。
★02/20★ 《クオリア》のカテに “自己組織化”等で3件。
★02/18★ 《ユ ン グ》のカテに “無意識あれこれ”等を4件。
★02/17★ 《ユ ン グ》のカテに “アドラーの不思議”等を3件。
★02/16★ 《組織心理》のカテに “企業の存在意義”で6件。
★02/14★ 《ユ ン グ》のカテに “ユ ン グと唯識”について3件。
★02/12★ 《クオリア》のカテに 進化心理学等を3件。
★02/11★ 《ユ ン グ》のカテに “フロムとユング”で2件。
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★02/08★ 《組織心理》のカテに “組織と創造性”で2件。
★02/08★ 《組織心理》のカテに “癒し系、田中さん”で2件。
★02/06★ 《組織心理》のカテに “創造性”について9件。
★02/03★ 《組織心理》のカテに 組織のかたちを9件。
★02/01★ 《組織心理》のカテに 組織心理学への期待を3件。
★02/01★ 《組織心理の心象風景》のカテゴリーを開始しました。

★以下は2004年★
★10/23★ 《クオリア》のカテに クオリアとの出会いを3件。
★10/23★ 《クオリアとか進化論など》のカテゴリーを開始しました。


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# by c_mann3 | 2017-12-12 00:00 | ◆《新着 メッセージ》◆ | Comments(0)

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▼1940年代の中頃、消滅後の新京特別市で生まれる。

▼2011年 長年勤めたメーカーを無事に退職しました。
    在職中は夢見る研究開発系の技術者として、
    機械、電子、情報の境界領域で生息

▼現在は放送大学で勉学に勤しみ知識と気持ちを整理
  中です。



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# by c_mann3 | 2017-12-10 00:00 |  ・・お便り、ご意見は・・ | Comments(0)

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# by c_mann3 | 2017-12-08 00:00 | Comments(0)

◇シルクロードと唐帝国

◆シルクロードと唐帝国 H28/9読

森安孝夫著、講談社“興亡の世界史05”、2007年の刊。1千年紀の中央ユーラシア、そこでは北の草原から次々といろいろな遊牧騎馬民族が台頭し、それが南の農耕民族と遭遇することで対決や共存を繰り返えすとともに、シルクロードを支配する商いの民もまた東西の文化の交流や文物交易を担うことで影響力を強めていく・・・この本ではそうした様子がダイナミックに描かれています。

中央ユーラシアとはバイカル湖よりさらに東の大興安嶺からアラル海、カスピ海を経て黒海北岸のウクライナ平原までを貫く領域であり、その東西を貫くように草原と砂漠のベルト地帯が続いているが、そこは遊牧地帯、農耕地帯とその交雑地帯が層をなして連なる地帯でもある。そしてこの交雑地帯こそは北の遊牧騎馬民族と南の農耕民族が出会い、衝突と融合を繰り返す中で色々な民族や文化が入り混じった隋や唐のようなグローバルで世界帝国ともいうべきものが興亡を繰り返す国家揺籃の地であった。

そしてそこではシルクロードが大きな役割を果たしていた。シルクロードとは“天山山脈の近辺を数本走る西域への道”と言った程度のものではない。中央ユーラシアのほぼ全域にわたって東西のみならず南北にも枝を広げて多様な文物や文化が行きかう面的なシルクロードネットワークとでもいうべきものであった。そしてそこで縦横無尽の活躍をしていた最大の勢力がソグディアナを故郷とするソグド人であったが、シルクロードの隅々にまでコロニーを持ち、ただ商いに長けるだけではなく高度な情報力やキャラバン自衛由来の軍隊を有し、いろんな民族との交渉力を兼ね備えた集団であった。そのため自身で国を作り覇を競うことはなかったがあらゆる勢力の奥深くに浸透して影響力を発揮し、色々な国家が興亡を繰り返してもソグド人のみは影響を持ち続ける存在であり続けた。

だがそのソグド人も1千年紀の終わりごろには姿を消していく・・・しかしそれは大河がやがてたどり着いた砂漠にしみこみ姿は消すが伏流水となって流れ続けるのに似て、滅亡ではなく中央ユーラシアの隅々に融解していった帰結である・・・一方唐帝国の方は安史の乱以降はもはやグローバル帝国の様相はなく、金で国家の輪郭と安寧を買うただの国家になりはててしまった・・・などといったことがたっぷりと描かれていて、中国視線のアジア史とは全く趣の異なる壮大で感動的な一冊でした。
# by C_MANN3 | 2017-03-20 00:00 | Comments(0)

◆テュルク系遊牧民の帝国、突厥・・・

【2016.8.1~8】 さる大学の公開講座に参加しました。題して「モンゴルのトルコ人」。ちょっと解りにくい題名ですが、ここで言うトルコ人とは“テュルク(トルコ)語を話す人たち”ということ。この講義はそのテュルク人が最初にモンゴルの地に作った帝国、突厥の世界を紐解く壮大な話でした。

うだるような暑さ真っ盛りの中、冷房の効いた講義室でモンゴルの大草原にポツポツと散在する碑文や石人像、そしてその調査風景のスライドが次々と紹介され、まさに暑さを忘れるひと時でした。

かつてモンゴルの地に現れた匈奴、柔然の後に突厥帝国が出現(552)。それはテュルク語を話す人たちが最初に作った広大な帝国であり、大草原の中に点々と残された突厥碑文にその様子が刻まれている。
この突厥帝国はその後いったんは唐帝国に支配される(582)のですが、やがて再度突厥第2帝国(682)として復活。その後この地はウイグル人の支配(745)する地となるのですが、追われた突厥の人たちは西に移動。行く先々の民族をテュルク化して行きついにはユーラシアの西端の今のトルコの地に至ったと・・・結果として現代の中央ユーラシアにはテュルク語系の言葉を使う民族や国家が広大なベルト地帯をなしているが、そうした1500年の歴史を踏まえ、現代のトルコ国はトルコ民族の発祥を552年の契丹帝国成立に求めて、モンゴルの地に博物館を設立。

ところで突厥碑文に残る突厥文字ですが、この文字は地中海東岸で生まれたフェニキア文字(それに続くアラム文字)に由来するらしく、由来を同じくする北欧のルーン文字にそっくり。
突厥に端を発したテュルク語はユーラシアの東から西に伝播したはずなのにその文字は東端から西端に伝わっている。奥深く壮大なユーラシアの西と東を繋ぐ草原ベルト地帯の歴史に思いをはせると炎天の暑さも暫し忘れそうです。

⇒⇒新着記事渡り歩き⇒⇒

# by C_MANN3 | 2017-03-19 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◇シルクロードの古代都市

◆シルクロードの古代都市 H28/6読

加藤九祚(きゅうぞう)著、岩波新書1444、2013年の刊。副題に“アムダリヤ遺跡の旅”とあり、この本ではネパール高原やヒマラヤ山脈に連なるアフガニスタンのヒンドゥークシュ山脈を源とし、中央アジアを西に2574kmにわたって流れてアラル海にそそぐアムダリヤ(アム川)と、その上流のバクトリアの遺跡について紹介してくれています。

まず序章としてアムダリヤとアラル海の地形や風土が紹介されるのですが、かつては世界第4位の広さを誇っていたアラル海が一大灌漑事業により1960年を境に一挙に干上がり、湖水面積が1/5まで激減してしまった経緯が紹介されています。川の上流で水量の1/4を分岐させ1100kmに及ぶ運河を作り広大なエリアを綿花畑に変える、100mも揚水して高地に運河を作り都市を潤す、だがその結果一方では湖水を干上がらせ広大な塩害の地も生み出してしまう・・・強大な計画経済国家だからこそできた、そしてしてしまった20世紀最大の大地改造、自然破壊の結果です。

で、本題のこの川の上流バクトリアの地は、ユーラシアの西とインドや中国をつなぐ要衝の地であり、それだけにアケメネス朝、アレキサンダー大王東征、クシャン朝といろいろな勢力の侵攻を受け、何重にも文化の融合を重ねてきた土地であり、その様子がうかがえる遺跡が次々と発見され調査が進んでいると。
いずれの遺跡もヘレニズムの影響は強いのですが、そのひとつ、アイハヌムはアレキサンダー大王東征の後、グレコ・バクトリア王国に入植したギリシャ人中心の都市であったらしく、街の姿は円形劇場、神殿とギリシャの街にそっくりの造りとなっているとのこと。
対してタフティ・サンギンはギリシャ人とバクトリア人が共存していた街であり、そこでの神殿の造りや推定される儀式からギリシャ神とゾロアスター教の風習が見事に融合している様子が明らかになってきたと。
そこでゾロアスター教についても1章を割いてくれていて、原ゾロアスター教、その一大改革者であるツァラトゥストラの生涯、そしてその後のゾロアスター教に続く変遷が詳しく解説してくれていて、これも読みごたえのある1章となっています。

それにしてもなじみのない地名のオンパレード。ならばと付図の地図を拡大コピーして横に置き、さらには地名の迷子になりながらもグーグル地図の衛星画像を拡大したり縮小したりしながら読み進めるうちに(一旦場所が特定できて超拡大すると遺跡の輪郭がくっきりと見えて感動です!)、あこがれの中央アジアに少しは足を踏み入れた気分がし始める、ありがたい一冊でした。
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ところでアラル海やゾロアスター教についてはこのブログでも以前に駄文を・・・
     アラル海、 ゾロアスター教
そしてこの本の著者、何と御年94才とのことなのですがその波乱万丈の経歴やご活躍のご様子を・・・
     岩波のサイト(この本の写真や地図も)、 そして新聞のインタビュー記事


▼2016.9.12追記 この本の著者、加藤九祚さんが調査の旅先のウズベキスタンでお亡くなりになったとのニュースが流れています。94歳とのこと、ご冥福をお祈り申し上げます。
    http://www.asahi.com/articles/ASJ9D6GZKJ9DPTFC01K.html


---------------このコーナーはここまでです-----------------
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# by C_MANN3 | 2017-03-18 00:00 | Comments(0)

◇通り過ぎて行ったプーチン

このコーナーではこのブログの記事から、日々流れてくるニュースの中でも特に大きな話題となったニュースにまつわる記事を集めてみました。
その後治まった話もあれば、今に尾を引く話も・・・話題はいろいろです。


【2016.12.16】 山口、東京と二日間の日程を終え最後は講道館で締めくくったプーチンは満面の笑みを浮かべて去って行きました。その後は息をつく暇もなく額に汗しながら「一定の成果はあった」と各テレビ局を説明に駆け巡る安倍首相の姿が印象的ではありました。

80項目3000億円に上る経済協力が合意されましたが、期待していた北方四島の返還に関しては一歩も前進できないままの結果となりました。
ただもともと島の返還はそう簡単な話ではなかったはず。国際世論の反対をものともせずクリミアを強引に併合し、シリアのアサド政権にも過激な肩入れする背景の一つは、それぞれにある(ひとつは黒海に、もう一つは地中海に面した)海軍基地の現状維持確保にあるとも言われる中、太平洋に出ようとするウラジオストックの海軍基地の前方をふさぎかねない島の返還には、たとえ二島といえどもOKするつもりはないということなのかもしれません。

歴史にifは無いのかもしれませんが物は考えようで、もしゴルバチョフかエリツィンの時代にたとえ二島でも返還を受けていたとしたら、その後国威を回復したロシアは今頃は、強気で東シナ海に勝手な線引きをする中国と同じように北方四島の付近に勝手な線引きをして日本に迫ってきているかもしれない・・・そう思うとそんな緊迫した事態よりは1mmも動かないほどに静まり返った今の四島の方がまだしもましではないかと考えることもできます。

ただ北方四島では墓参の自由と拡大のめどが立ち、しかも二島ではなく四島を対象にした「特別な制度のもと」での経済協力の協議を開始するということになったことは大きな前進かもしれません。
筋を通せば制度設計が山に乗り上げる懸念はありますが、とにもかくにも折り合いさえつけばまずは進出する。それは別項の80項目のプロジェクトも同じなのですが、とにかく機会さえ整えば進出する。そしてそこでじっくりと地元と共栄できる企業城下町を作る。中ロの国境線問題を解決した中国がその後一挙にシベリアに進出はしたがほとんど地元への利益還元が無い強引な経営で顰蹙を買っているとの話をよく聞きますが、日本ならそういうことにはならない。
資本と技術を持ち込み地元密着で事業を定着させていくなら、領土は増えないが日本の経済領域は拡大する。それが地元で愛されるものであるならば共存生活空間の拡大にもつながる・・・今回の2日間の会談がそうした未来につながることを願いたいですよね。 
# by C_MANN3 | 2017-01-20 00:00 | Comments(0)

◇問題は英国ではない、EUなのだ

【2016/12読】 題して「問題は英国ではない、EUなのだ」。エマニュエル・トッド著、文春新書1093、2016年の刊。
この本は英国がEU離脱を決定し、米国ではトランプ旋風が巻き起こる中で出版されたエマニュエル・トッドの新著です。

EU離脱については既にそれを予見していた著者にとって当然の帰結であり、強引に推し進められるグローバリゼーションに疲弊する世界の中で巻き起こったネイションへの回帰なのだと。
今回の英国のEU離脱、そして米国のトランプ旋風・・・それは世界中をグローバリゼーションの渦に巻きこみ込んだ火元の国でさえもが、人・物・金の見境のない流動による弊害が耐え難い状況に至ったことを示している。
そうしたこともあり今回EU離脱に至った要因については移民の急増や経済格差が言われているが、実はもっと重要な動機は英国議会のEUから主権を回復することにあったことが投票の出口調査からもうかがえ、それは英国が世界に先駆けて"近代”の扉を開いた“名誉革命”へ回帰とでも呼ぶべきものであると・・・

EU離脱を決めた英国はいま戸惑っているようにも見え、次は連合王国の分裂かともいわれているが、そんなことにはならず、時間はかかるかもしれないが広大な英語圏諸国との絆を深める中で英国は再び確固たる地位を再構築するに違いない。

では一方のEUはどうなるか・・・超国家を目指して突き進んできたEUは益々構成国の国家主権の垣根を低くしEUとしての官僚組織を肥大化させる傾向にあるが、そうした中で経済政策、移民政策等で益々理想主義を貫こうとするドイツに対して、今までは仏・英が歯止めの役割を果たす微妙なパワーバランスの上に成り立っていた。
だが今後は英国の援護射撃を失ったフランスがドイツの歯止めとなることは難しく、おそらくは益々ドイツ色の強いものとなる。そこでドイツが理性的にふるまわなければあちらこちらで超保守が台頭し、構成国のネイション回帰が始まり分裂する可能性もある・・・というのがトッドさんのお見立てのようです。

ところで著者のE.トッドさんは歴史人口学者で家族人類学者。この本の後半ではご自身の血筋やキャリアの中で一連の著作を世に問うに至った思索変遷の経緯が回顧され、併せて人口学や家族の形態比較の視点から見た歴史の様相が解説されていきます。

外婚制共同体家族を基盤とする国家とかつての共産圏は分布が重なる。ベトナムは共産主義化したがとなりのタイは母方同居を伴う核家族をベースにした社会だったために共産主義には染まらなかった。その共産圏が崩壊した際も核家族型のポーランドや直径家族型のチェコはスムーズに共産主義を脱したが、中国やロシアは今後も尾を引きずると。また直系家族の社会は国家機能を内包しているがゆえにとりたてて国家を必要としないとか、核家族の社会は個人主義を発達させるが実は個人主義ではみ出したものを補完するためにかえって確固たる国家を必要とする、はたまた内婚制共同体家族のアラブではもともと国家形成が困難なのだ等々・・・

そしてこうした見方の延長線として2030年代の世界を展望する章へと続くのですが、読み進めるうちにこれからもE.トッドさんの予見が現実のものとなる場面は種々出てきそうな気がし始める貴重な一冊でした。
# by C_MANN3 | 2017-01-18 00:00 | Comments(0)

◇豊洲市場、欲しいもう一つの議論・・・

【2016.10.12記】 新たに就任した小池知事が「いったん立ち止まって見直す」と宣言すると同時に露わになった、豊洲市場の水浸しの地下空間の写真。あまりにも奇妙で不気味な風景に以降、テレビではニュースも昼のワイドショーもこれ一色に染まってしまいました。

後は雪崩を打つようにあるはずの盛り土が無い、専門家会議や技術会議の勧告とは異なる、これで市場としての食品の安全性は保たれるのか、そしてこの地下空間は一体何なのかと・・・話は一挙にいつだれが専門家会議の勧告を捻じ曲げたのか、その際の報告はあったのか、あったとすれば承認したのは誰だと話は進み、こうした話が持ち上がった際にはお決まりの、ケシカラニズムに基づく犯人探しと責任追及の世界に突入してしまいました。

もちろん安全性に疑念が出た以上、専門家会議の勧告を受けて展開されたはずの推進の各段階で不適切な発注や指示、計画変更の協議や承認がなかったかとの経緯の究明は大事です。ですが責任の追及一色に染まってしまった都議会やマスコミの動きを見ていると・・・何かもう一つの大事な事柄がかき消されてしまっている。

それはこの一連の犯人探しが終わり、戦いすんで日が暮れて、夜が明けた後・・・経緯はともかく今目の前に横たわっている土壌、地盤、そして建造物は・・・使えるものなのか、何がしかの改造が必要なのか、はたまた市場としての利用は放棄すべきものなのかといった話に立ち戻る。そして何よりもこれが大事のはず。

つまり手続きの適合性とは別の次元の話としての、今目の前に横たわっている“物”の妥当性の吟味ということなのですが・・・そのためには各プロセスに関わった人の設計意図、専門家会議の勧告とは異なるが、あえて実施設計の段階で変えていった理由と、それが将来の市場の安全な運営にとって可なのか否なのかを再検証することが必要、そしてそのためにはそれに直接かかわった人たちからの意図の表明が必要なはずなのにそうしたことはほとんど話題になってこない。

例えば建造物の下に盛り土が無いことがケシカランということになっていますが、盛り土を完全に残すことが金科玉条なら建物は高床式にでもすべきだったということなのでしょうか。建物の下には基礎があり、何がしかの設備空間が必要な事は当たり前のことなので改めて会議体に(承認願いといった)手続きが必要な事項とは思っていなかったといった話も出ています。

公開されている専門家会議の報告概要を見てもそこには、土壌や地下水の事前除染、そのための仕上げとしての盛り土、そして運用開始後も汚染状況をモニタリングできる設備を有すること、地震の際の液状化防止として地盤の改良と地下水位を一定に制御するための揚水設備を有すること、といったことは規定されていますが、そこに建物を造る際の基礎や構造についての言及があるわけではない。
よって関係者はその技術的見識と、それを担う組織のブライトにかけても一歩前に出て、今作られているものがなぜこうした形になっているのかを説明すべきです。

例えば建築物の下の盛り土についてはプロポーザルの技術提案をした日建設計からの見解書が出ていますが、一旦こうした疑念を持たれてしまった以上、各部署がこうした見解を市民に分かる形で表明し、都はそれを束ねて世間に問うことが必要であり、それを責任究明とは別に、並行して早急に行うべきです。

実はこの地下空間はまだ未完成で、雨水等の排水処理システム、地下水位を制御する揚水システム等が稼働し始めれば地下空間にたまった水は消えてなくなるという話もあり・・・もしそうならば今回の騒ぎはその大半が、未完成な建造物の地下に土足で踏み込んで引っ掻き回し、本当に確かめるべき関係者からの意見聴取もせずに巻き起こしたカラ騒ぎということになるのですから・・・

▼2016.10.20追記
地下水制御システムが稼働し始めれば・・・などと書いていたのですが、10/14地下水制御システムが本格稼働を開始し、地下水位観測値の推移がホームページで公開され始めました。

で、早速その値をよく見てみると多少下がりかかってはいるようなのですが、数値だけが公開されても理解は難しいですよね。21か所の観測点で地下水位が2.5mから4.5mと大きくばらついている・・・どうやら野原のため池の水位を測って高ければ排水ポンプで一挙に排出するといったイメージとは様子が異なる。

そもそも地下水位とは何を表しているのか、地下水を排出するとはどういうことなのか(もしかして排出井戸に少しずつにじみ出てきたものを排出しているだけなのだとか・・・)、そしてその下がり具合は設計で想定していたものと比べてどうなのかといったことを解説付きで公開して頂かないと、またしても的外れなコメントが流布しかねない。

せっかくの情報公開ですからこうした技術的に込み入ったものについては(池上先生並みの分かり易さとまではいかなくても)それなりの解説を添えて公開して頂くのが“市民との情報共有”のあるべき姿ではないかと・・・ともあれ本件はもうしばらく要経過観察ということのようです。

▼2016.10.31追記
地下水管理システムが本格稼働し始めて半月が経過しました。公開されている21ヶ所の地下水水位の記録をグラフ化しながら様子を見ているのですが・・・+1.8~2mの管理目標にスムーズに接近しているとは言い難い状況が続いています。
b0050634_23141784.jpg地下水管理の制御目標ラインの近辺に敷設されている砕石層が通路となって、その下から湧き上がってくる地下水や、上から滲み落ちてくる地下水を集めて排水井戸に導くはずなのでしょうが、それがうまく機能していない感じがします。

そもそもこの砕石層は、建物の地下空間の内外とつながっているのでしょうか。外部とつながっているのならこれを通路として外部の地下水が地下空間に流れ込んでくるでしょうし、つながっていないのなら地下空間に一旦たまった水を排水井戸に導く事はできない・・・なぜ地下空間があるのかだけでなく、地下水管理システムの設計意図についても当事者の説明が欲しい所です。

▼2016.11.16追記
地下水管理システムが本格稼働し始めて一ヶ月が経過しても管理水準の1.8mには届きそうにない中、気長に発表される数値をグラフに足しこんできたのですが、ここにきてとんでもないことに・・・
グラフ中の赤◆印は日量10mmを超える雨量があった日を示しているのですが、先週末の11/11、日量40mmを超える雨が降った際に地下水位は一挙にリバウンドしてしまいました。これではいつまでたっても管理水準には到達しないのではないか・・・やはり地下水管理システムについても設計者がどういう目論見で設計施工したものなのか、説明して頂くことか必要のようです。(もうしばらくはグラフを更新しながら様子を見ることにはしますが・・・)
# by C_MANN3 | 2017-01-16 00:00 | Comments(0)

◇ イスラム国の野望・・・

【2016.10.20記】 IS、イスラム国のニュースが毎日のように流れる中で読んだ本なのですが・・・
◆イスラム国の野望 H28/10読

高橋和夫著、幻冬舎、2015年の刊。著者は中東で何か事が起こると決まってコメンテイターとしてテレビに現れる放送大学の教授。その教授による「イスラム国の野望」と題した講演会を拝聴したことをきっかけに、同じタイトルのこの本にも目を通すことに・・・

この本では残虐極まりない人質の殺戮で恐怖心をあおる一方で、巧妙なネットメディアによるプロパガンダで広範囲な諸国から妄信的な若者を引き寄せ、ついにはシリア、イラクの両国にまたがる領域を支配するに至っているイスラム国(IS)が、実に分かりやすく解説されていきます。

その母体は米軍が引き上げ一挙に不安定化したイラクで排除されたスンニ派で、かつてフセインを支えたバース党の官僚や軍人の面々。従って単なる過激派集団ではなく緻密な官僚機構を持ち、軍隊は最新兵器を扱う連度も高い。あちらこちらの富豪からの寄付、石油資源、身代金、支配地域からの徴税と資金源も豊富なのが特徴。
それを率いるバグダディはカリフの象徴である黒いターバンをまとい、7世紀のムハンマドの世界を理想として、なりふり構わぬ戦闘とイメージ戦略ですべてのイスラム世界の支配を目指して国家を宣言するに至っている・・・

それを殲滅すべく周辺国やEU、ロシア、米国は躍起になってはいるがそれぞれに思惑や事情があり、その真剣さには温度差がある。
例えばアラブの春の流れを自国民に銃を向けることで止めてしまった独裁政権のシリアは、取って代られると世界がほっとして認めそうな国内の穏健勢力を潰すことに忙しく、自国を1/3も支配されているのにイスラム国つぶしには熱心ではない。むしろまず自国の穏健勢力を殲滅することで“アサド政権が崩壊するとシリアはイスラム国になってしまいますよ”と各国を脅迫できる構図を望んでいるかのようでさえあると。

ところがイスラム国をたたく手前に立ちはだかるシリア独裁政権への思惑もまた国により異なり、たぶんもうしばらくはイスラム国は壊滅しそうにない。そんな中で、イスラム国の支配地域と直接対峙するクルド人勢力が奮戦しており、高橋教授はクルド人の動きに注目したいと・・・

クルド人はシリア、イラク、トルコ、イランに分断されて暮らし、国家を持てない民族としては最大の人口を有する人たち。
実は私もこのイスラム国が殲滅した跡地には、奮戦の成果として念願のクルド人国家ができるなんてことは無いものだろうか(それが無理ならたとえ国境を挟んだ自治領連合国であってもと・・・)、もとはと言えばサイクス・ピコ協定で分断された民族なのだから、百年の苦難を強いた今、仏・英・ロは罪滅ぼしとしてクルド人国家の樹立に協力してもいいんじゃないか・・・などと夢想しているのですが・・・

ともあれ、日頃断片的に流れるニュースだけでは良く理解できない中東、そしてイスラム国の実情が多少なりとも理解できたような気がする有難い講演と一冊の本でした。
# by C_MANN3 | 2017-01-14 00:00 | Comments(0)

◇原発事故から丸五年の節目を迎えて

【2016.3.11】 今日で原発事故から丸五年が経過しました。日本のエネルギー事情はこの五年間で年を追うごとに大きく変化してきましたが、それは原発がほぼ動かない中でも社会は回っていけるということを実証し続けた、日本の誇るべき適応力の姿でもあります。
必要とする発電設備の容量は年間のピークを迎える7~8月の最大電力によって決まりますが、下の図表に示すようにその値を7月の最大電力の年次推移で見ると、震災前のH22年を基準にして既に15%(東京電力に至っては20%強)も低減されていることが解ります。

b0050634_21453745.jpg最大電力の低減は日内のピークを直接下げる手段と、ベースを下げる間接的な手段によって達成されますが、自家消費分のソーラー、ピークカット自家発電、ガスヒーポン空調等の普及が日内のピークを下げることに貢献しているようであり、昼下がりのピークは以前に比べると格段になめらかになっています。また大口需要を中心とした新電力への乗り換えの加速もベースを下げる形で旧電力会社の必要最大電力を下げることに寄与してるはずです。
そうしたことの結果として震災前を基準にすると比率で15%、絶対値としては10電力合計で2600万kWの最大電力減となるに至っているのですが、これは既に原発26基(点検停止の稼働率を考慮すると30基)分に相当する発電設備が削減可能な(というか余力になっている)ところまで来ていることを示すものです。

b0050634_1441750.jpgなおFITで全量買い取りとなる大規模ソーラーがついに2000万kWを越えましたが、これは電力需要の削減には寄与せずFITを介して電力会社の供給力となり、日中の最大電力への対応力を増大させています。

このソーラーの2000万kWという値は前述の夏の最大電力の13%に相当するものです。上の図はとある電力会社の7月の電力の日内負荷パターンにその13%相当のソーラー発電の効果を組み合わせた概念図ですが、青線の見かけ上の日内電力負荷に対して、ソーラー分を減じた赤鎖線のラインが実際に電力会社が火力、水力等で確保しなければならない電力であることを示したものです。結果として、日内の最大値はかつてのように青マルの午後の2~4時ではなく、赤マルの夕刻の19~20時に一段低い値となって移動しており、この青マルと赤マルの落差分が電力会社が確保すべき最大設備を削減できるソーラー効果となりますが、これを全電力会社で合計すると800~1000万kW、すなわち原発8~10基分程度になっていることが窺えます。

いずれにせよ大手(旧)電力の実質的な日負荷パターンは絶対値もプロポーションも様変わりし、もはや原発が無いとピークか乗り切れないといった状況ではなくなりました。また火力代替では燃料コスト増で経営が成り立たないといった話も降って湧いた燃料価格の暴落で大きく軽減され、各電力会社がそろって黒字になる有様です。

にもかかわらずここにきて、安全審査の終わった原発が川内、高浜と動き始めています。このまま20基を超える審査待ちの原発が次々と動き始めれば日本の原発依存はもとの黙阿弥ではないか・・・そんな暗澹たる気分になりかけていたところにこのタイミングで出てきた高浜原発の稼働停止の仮処分決定で、なんと一旦動き始めていたものを含めて2基が停止に。こんなこともあり得るんだ、諦めるのはまだ早い・・・そんなことを思いつつ迎えた5年目の節目となりました。

確かに安全審査には20基を超える原発がその合格を待っている。しかし一方でそれを上回る稼働差し止めの訴訟も判決を待っていて、たとえ一時だとしても都度ブレーキはかかる。審査が進むにつれ、その安全対策費も巨額な物として立ちはだかっている・・・やはりこの数年でバタバタと10基を大きく上回って再稼働し始めるといったことには多分ならない。
そしてそのタイムラグの1年1年で日本のエネルギー事情はさらに変わる。4月からはついに小口電力の自由化が始まり、その先には2020年の発送電分離が迫っている。この5年間で地道に仕込まれてきたLNGや石炭の大規模高効率火力発電所が発電を開始し、シェールガスを始めとする低価格の燃料調達も動き始め、その多くが新電力の戦力となっていくことで、旧電力への依存は大きく減じ始める・・・一部の原発再稼働ありきの電力会社を除けば、もはや原発はコストカットの切り札というよりは足手まといになりつつあるのかもしれない。

ともあれ急速に変化するエネルギー事情を背景に原発再稼働の圧力と阻止のせめぎ合いの中で、いずれは脱原発に向かうのだとしても、その途中の過渡期最大稼働数が10基を大きくは超えないことを願うばかりです。そしてそれが、後始末もままならない未曽有の大惨事を引き起こし、幾多の先進国を脱原発に舵を切らせてしまった日本の自省を込めた節度、矜持というものです。 (6/1 ソーラーに関して一部訂正)
# by C_MANN3 | 2017-01-10 00:00 | Comments(0)

◇ロシア、クリミアを編入・・・そしてユーラシア主義

【2014.3.19記】 米国やEUの非難、制裁決議の中、ロシアがまさかのクリミア編入に突入しました。

強い軍事的威圧の中とはいえ、クリミア自治共和国内限定の国民投票、クリミアの共和国としての独立宣言、それを受けてのロシアの国家承認と編入への手続き開始・・・ことは一挙に、白昼堂々と、しかもほとんど流血も伴わず進んでしまいました。

米国やEUは制裁強化を進めようとはしていますが足並みはそろわず、ロシアがウクライナ本体への侵攻でもしない限り、ことはこのまま既成事実となってしまいそうです。

時代はもう21世紀だというのに、今もなお、こんなことが起こり得るんですね。“圧倒的な強い力と強い意志”が機を見て動けばこれからもこんなことは起こり得る・・・

クリミアでもモスクワでも国民が沸きかえる中、プーチンは“クリミア住民とロシア国民の強い支持に応えた”と高らかに宣言。

ただ、“民族の民意に応える”という言葉は気高いですが…それはロシアに回帰する場合にのみであり、チェチェンのように離反しようとする民意には容赦なく厳しい。そうした矛盾を平然と抱えて突き進む限り、まだまだいろんなことが起こりそうですよね。

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【2014.4.9追記】・・・「ユーラシア主義とは何か」・・・

 
クリミアのニュースが下火になったのでこれで小康状態かと思ったら、ウクライナ東部が騒然としてきました。
そんな中、「読むなら今でしょ」と、以前から気になっていながら手つかずだった一冊の本を読み始めています。

題して「ユーラシア主義とは何か」、浜由樹子著、成文社で2010年の刊。
ユーラシア主義とは1920年代、ヨーロッパ由来の共産主義により樹立したソビエト政権を逃れてロシアからヨーロッパに亡命した知識人たちの間で沸き起こったムーブメントなのですが、その主題は“ロシアはヨーロッパなのかアジアなのか”、広大な版図と多民族で構成されるがゆえに“多様性と一体性”が望まれる本来のロシアは、何をよりどころに、何を目指して、どうふるまうべきなのかが篤い争点に。

だがその運動は祖国の大勢に影響を及ぼすことも無く、やがて第二次大戦への突入でいったんは消滅していたのですが、ソ連邦の崩壊で再び自問自答せざるを得ない時代になったのだと・・・


以下はそんな本を眺めながら思うたわごとですが・・・

ゴルバチョフの意向を越えて一挙に崩壊したソ連邦、歯止めになるはずだったCISも機能しないまま雪崩を打つようにヨーロッパになびいて行く連邦構成諸国を、只々見送るしかなかったロシア。以来20年余を経て国力を取り戻したロシアが今うごめき始めている。

b0050634_14313831.jpg大国の強引な覇権主義のようにも見えるが、プーチンの胸中にうごめくものはそれだけでもない、ユーラシア主義の自問自答から生まれる新たな精神的支柱を持ったロシアの再構築なのかもしれません。
ですがユーラシア主義の命題の一つ“民族の多様性(の尊重)と一体性(の確保)”は本来矛盾も抱え込んでいる概念。ひとつには多民族の精神的支柱であったいろんな宗教を一旦カッコでくくり、“新たな新興宗教であった共産主義”を押し付けることでソ連邦は成り立っていた面があるが、それが崩壊した今、その新たな精神的な支柱としてロシア正教色を強めるならイスラム色の強い地域との軋轢が強まるのは自然なこと。そして何より多様性は尊重はするが離反は許せないとなると軋轢はさらに強まる。

そして一方のヨーロッパも次々と増えるEU加盟申請国を前に抱え込む経済格差だけでなく、さらにはトルコのようなイスラム圏の国迄もが加入するとなると・・・“ヨーロッパとは何か”を考えざるを得ない状況にあり、ここでも命題は域内の“民族の多様性(の尊重)と一体性(の確保)”、そしてそれをなしうる限界はということになりそうです。

“民族の多様性(の尊重)と一体性(の確保)”・・・そういえばそれは中国にも当てはまる悩みのはず。21世紀は同じ悩みを背後に抱えながら同病相哀れむはずの勢力圏同士が角を突き合わせる、奇妙な世紀なのかもしれません。
# by C_MANN3 | 2017-01-08 00:00 | Comments(0)

◇余震、汚染、電力不足・・・

[2011.3.25掲載]  大地震から2週間たってなお、先ほどもM6を超える余震のニュースが流れていましたが、被災地の皆様の大変な状況に追い打ちをかけるかのように繰り返す寒波、広がる放射能汚染・・・せめて天候だけでも早く穏やかになればとお祈りするばかりです。


▼出口の見えない福島第一発電所・・・

今回の大地震では原発のダメージが困難をさらに深刻なものにしていますが、原子炉の冷却停止は一進一退。やっと峠を越えたかに見えていたのですが復旧作業での被ばく、野菜汚染、飲料水汚染、そして土壌汚染と益々思わしくない状況となりつつあります。

それにしても福島第一発電所では、効き目のない対策が1個ずつ小出しにされている感じでどんどん状況が悪くなっていく感じも。

いろんな展開を想定して第2弾、3弾の策が並行手配されているといった“司令塔存在”の気配がない。
海外を含めて心配する周りからの技術支援や機材の提供を断ったという話は論外ですが、刻々とあらわになる事態を前にして明日あさっての状態を推し量り、必要な機材や投入のタイミングを想起する人、それに合意する人、執行する人・・・そうした人たちの連携の歯車が回っている感じがしない。

ことの発端は自然災害だったとしても、どうやらこの不可思議な展開の顛末は人災の様相が濃くなりつつある・・・
天災のようでいて人災、高度な技術マターのようでいて組織心理の問題が潜んでいそう。これでは危険を冒して奮戦している現場の人にも、広がる放射能汚染の中で逃げ場のない市民にも展望が開けない。

こうした背後に隠れていそうなものは、いずれ腕利きのルポライターやドキュメンタリー作家によってその経緯が露わになる日が来る。奥の院の当事者の方達にはそうしたドキュメントで名前が出されても恥じることの無い判断や采配をお願いしたいですよね。

市民の側は二転三転する記者会見と表に出る現象だけをただひたすら見守り、一日も早く事態が好転することを祈るしかないのですから・・・


▼加えて繰り返される東京電力の計画停電・・・

「明日の朝から実施します」と通告されて突然始まった計画輪番停電・・・交通信号、IP電話、自宅救命医療器・・・すべてを強制停止させる今回の方式は数日間はやもう得ないとしてもまずいですよね。こんなことは続けられないし方法は他にもあるはず。

とは言うものの繰り返して襲う寒波、立ち上がらない発電所を背景に計画輪番停電はスタートし、日一日と回を重ねるごとに予想通りの弊害が浮き彫りに・・・

だったらせめて東京電力は需給のひっ迫具合をリアルタイムでWeb公開してほしい・・・などとTwitterで咆えていたらなんとそれが始まりました。

30分刻みで刻々の需要と発電余力、そして前週同曜日の推移のグラフを期待していたのですが、結果は一時間刻みで対比のグラフは昨日分と前年相当日。
気温も何曜日かも判らない前年相当日では参考にはなりにくいのですが、それでも眺めていると本当に節電が必要なタイミングなどが掴める。 (そのグラフはこちらに

そして案の定、朝6時から始める不必要性も顕になり開始時間は9時から、そしてやがて昼からへと変更に。やはり「見える化」は見るほう、見せるほう双方に合理性を促すといった効果があるようです。(2011.3.25)
# by C_MANN3 | 2017-01-06 19:53 | Comments(0)

◇叡智の源、地中海世界ふたたび・・・

[2011.2.13掲載] 別掲の記事でも触れているように、 ユング著「錬金術と無意識の心理学」やフォン・フランツの「ユング思想と錬金術」を拾い読みしていると、ユングの共時性や錬金術といった概念が遠く古代の地中海世界にまで遡る叡智の流れであることがうかがえます。

天文学、錬金術、グノーシス・・・古代地中海世界のギリシャやエジプトに端を発したこれらの叡智がイスラム世界を経て中世のヨーロッパに伝わり、そこでルネッサンスとも大きく関わったのち、ユングの世界に流れ込んでいる。


その叡智の源、地中海世界が今、大きく揺らいでいます。

チュニジアに端を発した民衆の蜂起は遂にエジプトの大統領を辞任に追い込みました。
首都カイロのタハリール広場に集まった群衆の雰囲気は大統領の辞任で一変、険悪で一触即発だった群衆が、子供連れが目立つ歓喜の群衆に・・・
なんか、ベルリンの壁崩壊前後を思わせる風景です。そしてその火の手は中近東にも広がろうとしています。ほんとうにドミノ現象は起こるのかも知れない…

そんな中で先日、とあるテレビ番組では姜尚中(カン サンジュン)さんがこの火の手はさらに中央アジアまで広がり広大なイスラム圏全域が生まれ変わる可能性すらあると・・・そしてそうなったとしてもどの民族も叡智に富み、歴史と誇りを持った民族であり単純にイスラム過激派が席巻することにはならないだろうとも。

数千年の時を経て再びよみがえる気配の地中海、中近東、中央アジア。壮大な歴史のうねりを感じさせてくれます。

ですが、壁崩壊後の東欧がそうであったように、歓喜の後には混沌と困難がまっている。人も国家も民族も・・・変容のプロセスは容易ではないですよね。

変わらなければ未来がない、でも思うように進展しないと揺り戻しが起こる。変わりたい自分と変わりたくない自分、変わりたい勢力と変わりたくない勢力がせめぎ合う時代が10年、20年と続くこともある・・・(2011.2.13)
# by C_MANN3 | 2017-01-04 00:00 | Comments(0)

◇「ユーロ」、危機の中の統一通貨・・・

[2010.12.23掲載] ギリシャやアイルランドの財政危機が言われる中、一冊の本が出ています。題して「ユーロ」、副題が“危機の中の統一通貨”、田中素香著の岩波新書1282。

国家主権を尊重し、従って性善説にたった最低限度のルールと制度で統一通貨を擁しているEU。
そのため舵取りは難しく、たとえば統一通貨で統一公定歩合の制度下ではデフレ懸念のドイツを気遣い低めの金利を設定すると物価上昇率の高い南欧諸国では実質マイナス金利となってさらにバブルを誘発する。かといって地域間格差是正の政策や緊急危機対応の融資は国家間の調整に手間取り遅れ気味となる・・・

そんな中、リーマンショックの余波がやっと収まりかけたところで出てきた放漫経営国家ギリシャの財政危機でユーロは危機に瀕していて、学者や評論家からは統一国家無き統一通貨の当然の帰結でありユーロを分断し為替調整機能を復活させるしか出口は無いとの意見も出始めている。

だがこの本の著者は言う。ドイツが飛び出せばマルクは急騰し輸出競争力を失い、南欧が分離すれば通貨は下落し国丸ごとが投機資本の餌食になる。それがわかっているメンバー国は一国として分離を考えている国など無い。

EUはそんな柔な連合体ではない。この数十年間、危機があるたびに結束を強め制度を見直し今に至っている。今回の危機をきっかけにさらに新たな国家財政危機への対応や地域間格差解消の仕組みを身につけるならEUは更に確固たるEUになっていく(そういえば先日、EU版IMFの設立が合意)・・・
そしてロシアや中国が台頭し益々利害の対立があらわになる中ではEUのまとまりは益々重要なのだとも。

ユーロの仕組みや金融危機解説の章は難解ですが、無理やり読み進めるうちに著者の熱気が伝わってくるEU賛歌の本でした。(2010.12.23)

---------------このコーナーはここまでです-----------------
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# by C_MANN3 | 2017-01-02 00:00 | Comments(0)

・・・ 風にまかせて ・・・

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《クオリアの風景》、《組織心理・・・》、《ユングの裾野の・・》の三つのカテゴリーを設け、全体として章節の構成になることを願っていろいろと書いてきましたが、このあたりでもうひとつ、章節の構成にこだわらずに雑感が書けるフリーな“別館”を設けてみることにしました。
風にまかせて・・・思いつくままに。意外とこのコーナーが本来の“クオリアの風景”になるのかもしれません。(2007.4.10開始)
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《 このコーナーの新しい追記・新着記事 》

        ☆04/28☆   “追記コーナー:「読書の履歴」”に新着です。
      小林登志子著◆シュメル-人類最古の文明
        ☆02/20☆   “追記コーナー:「放送大感動の講義」”に新着

        ★04/19★  “海辺の温泉・・・第三弾”
        ★03/13★   “ベイクルーズで潜水艦に遭遇 ・・・”
        ★02/13★   “放送大学、再入学の第一年次終わる・・・”
        ★01/27★   “海辺の温泉・・・第二弾”
        ★01/02★   “映画:海賊とよばれた男・・・”
        ★10/12★   “豊洲市場・・・欲しいもう一つの議論”(11/16追記)

《 後は記事をブロックごとに収納しています 》
▼以下のエリアでは類似の記事を集めたブロックとして収納しています。左端の
“ここから読む⇒⇒” をクリックすると類似の記事をスクロールのみで一気にお読みいただけます。(一旦記事一覧が出ますが、クリックはせずスクロールで)

▼各ブロックの終端の写真は我が家のアルバムから、ほっと一息の“水辺の風景”です。(クリックで拡大します)

・・・まずは私的な記事から・・・

 《放送大学編》 
ここから読む⇒⇒ ◆放送大学、再入学第一年次終わる  ◆放送大学、まずは無事に卒業・・・ 
         ◆放送大学、第4年次に・・・    ◆放送大学、第3年次に・・・
         ◆放送大学、第2年次に・・・    ◆放送大学、選科履修生に・・・
         ◆学を志す・・・卒業、中退、そして独学 ◆追記コーナー:放大感動の講義編

 《閑話休題編》 
ここから読む⇒⇒ ◆海辺の温泉・・・第三弾      ◆ベイクルーズで潜水艦に遭遇    
         ◆海辺の温泉・・・第二弾      ◆迷走台風の合間に・・・
         ◆小江戸の町並み・・・       ◆新緑に映える白い藤・・・
         ◆巨大なキャンパスがご近所に・・・ 
ここから読む⇒⇒ ◆南無曹洞宗大本山永平寺・・・   ◆大迫力の司馬遼太郎記念館・・・  
         ◆クリスマスでキウイの威力・・・  ◆そして今、遅咲きの桜が・・・

 《旅の記録編》 
ここから読む⇒⇒ ◆ハロン湾、ミーソン西域への旅   ◆アドリア海沿岸諸国への旅・・・
         ◆アンコールワット再訪・・・    ◆中欧ヨーロッパへの旅・・・
         ◆バリ、インドネシアへの旅・・・

            
・・・後は“風にまかせて”思うことをいろいろと・・・

 《日本の今昔あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◆豊洲市場、欲しいもう一つの議論  ◆日本の古代の道・・・
         ◆「日本企業にいま大切なこと」   ◆「TPP亡国論」と思考停止
ここから読む⇒⇒ ◆変わる世界、立ち遅れる日本 ・・・ ◆増税による経済の活性化・・・?
         ◆世界を知る力・・・知を志す覚悟  ◆国家戦略・・・
         ◆まぶしく輝いていた国、日本、米国 ◆謝らなくなった日本人・・・

 《ロシアあれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◆通りすぎて行ったプーチン・・・  ◆甦れ、わがロシアよ
         ◆連邦崩壊前後の経済政策
         ◆美しすぎるクリミアの検事総長!  ◆ロシア、クリミアを編入・・・
         ソルジェニーツィン・・・     ロシアの論理・・・

 《イスラムの国あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◇中東から世界が崩れる・・・    イスラム国の野望・・・
         ◆叡智の源、地中海世界ふたたび   イランはこれから・・・
         ◆「ドバイの憂鬱」・・・       ◆ムスリムの世界旅行記、二編

 《その他の国あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◆夢想:領空侵犯・・・       ◆中国の「こども民主主義」・・・
         ◆躁の時代、中国・・・ 
         ◆スエーデンはなぜ強いのか     ◆中国経済の正体・・・
         ◆仏教への旅、ブータン
 《経済史や文明史》 
ここから読む⇒⇒ 問題は英国ではない、EUなのだ  ◇資本主義の終焉と歴史の危機
         ◆歴史の終わり・・・        ◆100分で「平和論」・・・
         ◆「ユーロ」、危機の中の統一通貨  ユーラシア胎動・・・
         ◆金融恐慌とユダヤ・キリスト教   ◆ロスチャイルド、通貨強奪の歴史
         ◆市場は制御できるものなのか・・・ 

 《TVドラマや映画》 
ここから読む⇒⇒ ◆海賊とよばれた男・・・      ◆「杉原千畝」そして「海難1890」
         ◆映画「サロゲート」・・・     
         ◆「天地人」、母と子、そしてユング ◆ドラマ「ハケンの品格」、終わる。
         ◆ほかにも映画の記事はいくつか・・・

 《その他の記事》 
ここから読む⇒⇒ ◆ご冥福をお祈り申し上げます。  ◆時代のスクランブル交差点・・・

 《ブログの履歴》 
ここから読む⇒⇒ ◆アクセスがついに6万件に・・・ ◆このブログがついに10周年に
         ◆ついにアクセスが40000に・・・ ◆アクセスカウントが30000に・・・
         ◆ついにアクセスが20000件に   ◆ついにアクセスが10000件に

# by c_mann3 | 2016-12-30 01:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(1)

◆追記コーナー:読書の履歴編◆


◆追記コーナー:読書の履歴編◆

最新追記:4/28

【2015.9.8開始】 最近ブログへの記事アップが途絶えがちなこともあり、まとまった記事には至らずとも、ことある度に都度書き足していけるコーナーがあれば良いのかも・・・とこのコーナーを設けてみました。
題して“読書の履歴”、一冊読むごとに何がしかの思いを書き足していくこととしますが、いずれその中から独立した記事として仕立て直すものもあるかもしれません。
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新たな追記

◆シュメルの世界 H29/4読

別掲の本、「善と悪の経済学」の冒頭でギルガメッシュの叙事詩が語られていたのがきっかけで手にしたシュメール文明の本2冊、なかなか読みごたえのある本でした。

まずは◆シュメル-人類最古の文明。小林登志子著、中公新書1818、2005年の刊。5千年の昔にメソポタミアのチグリス・ユーフラテス下流に姿を現したシュメル人の世界。それは繰り返す洪水がもたらす肥沃な土壌の中で灌漑農業を行う一方で交通の要衝にあって広範囲な世界との交易にも長け、競い合ういくつもの都市を形成して栄えた世界最古の文明であった。都市ごとに独自の神を抱き豊かな神話の世界を持ち、交易取引の記録に端を発して世界最古の文字の一つであるシュメル文字を発明。そしてこれらの都市文明は諸都市を束ねたアッカド国へとつながり集大成されていく。楔形表意文字であったシュメル文字から表音文字をも含んだアッカド文字が生まれ、シュメル神話のモチーフはアッカドでギルガメッシュ叙事詩として編集され、やがて旧約聖書にも引き継がれていく。

世界最古の表意文字であるシュメル文字が形を変え、表意から表音へと機能も変えながら色々な言語に使われていく歴史には興味深いものがありますが、この本では一章をさいてその様子が解説されています。
その中で意外だったのは、現在のアルファベットのもとになったと言われているフェニキア文字はその形からしてシュメルの楔形文字の系統だと思っていたのですが、それはもう一つの表意文字であるエジプトのヒエログリフから派生した表音文字だとのこと。実はシュメル文字から派生した表音文字もあったのだが(ウガリト文字)、フェニキア文字の方が交易を通してギリシャ・ローマに伝わり今のアルファベットに・・・

そしてもう一つの本は◆シュメル神話の世界。岡田明子、小林登志子著、中公新書1977、2008年の刊。こちらは神話の世界をさらに詳しく一冊にまとめた本なのですが・・・
シュメルの神話は洪水を繰り返す沖積平野の自然を色濃く反映している。人は神々の代わりに労働をするものとして堆積する土を捏ねて形作られたとする創世神話、そうして命を得た人たちも神の怒りに触れれば繰り返して襲う洪水に押し流され、その中で一握りの人たちが生き延びるという洪水神話・・・こうしたシュメル語で書かれた数々の神話のモチーフは時を経てアッカド人の手によりギルガメッシュ叙事詩としてアッカド語に翻訳編集され、さらには旧約聖書の土(アダマ)から造られた人(アダム)の話やノアの方舟の話の原型として引き継がれているのだと。

しかしそうして人類最古の文明を生み出したシュメル人自体は無常観が漂う数々の神話の中に、琵琶法師の平家物語をも思わせるシュメル人国家滅亡の物語をも残して紀元前2千年にはメソポタミアの地から姿を消していく・・・なんとも魅惑的なシュメルの世界ですが、その魅力をたった二冊の新書版に要約してくれている著者に感謝です。

◆ブレイクアウト・ネーションズ H29/3読

ルチル・シャルマ著、早川書房、2013年の刊。今年の正月の1/3に放映されたBS1スペシャル「欲望の資本主義2017」は味わい深い番組でした。エマニュエル・トッド を始めそうそうたるメンバーのインタビューで構成されていたのですが、その中でとりわけ印象に残ったのがルチル・シャルマとトーマス・セドラチェクの対談でした。

そんなタイミングで友人に勧められたこともあり手にしたのがこの本なのですが、ルチル・シャルマはモルガン・スタンレー・インベストメントマネージメントの チーフストラテジストで新興国への投資を専門としているとのこと。
よく言われるBRICsの時代だとか次はアフリカがフロンティアだとかいうおしなべた見方や、10年20年先といった長期の見通しでなどで投資はできない。個々の国の今を肌で感じることが肝心と、この15年間1ヶ月のうち1週間はどこかの国に出かけていてその対象国は新興国、フロンティア諸国と全世界にわたっている。この本はそうした投資家の目利きで次にブレイクアウトする国はどこかと分析してくれている本であり、日頃はあまり耳にする機会のないアフリカ、南米、東欧圏、アジア諸国といった世界中の国々の社会・政治・経済の状況が軽妙な語り口で解説されていき、読み始めると目が離せなくなります。

結果として期待が持てるのは2011年のお見立てとして韓国、チェコ、トルコ、中国等、逆に冷ややかな印象をお持ちなのはロシア、ベトナム、サウジ等。そしてその解説として個々の国を見立てる際の著者の目の付け所を繋ぎ合わせていくと、なにやら新興国やフロンティア諸国がブレイクアウトしていくための条件といったものが薄っすらと浮かび上がってくる気がするのですが・・・一国の経済はそうした法則めいたものだけで動くわけではなく、それにトップやエリート層の資質、さらには政変、他国の変動の余波といった個々の事情が重なって思わぬ様相を見せるものでもあり、3年先、5年先に何が起こるかはだれにも分からないとも。とにかく面白いお勧めの一冊です。

◆善と悪の経済学 H29/3読

トーマス・セドラチェク著、東洋経済新報社、2015年の刊。著者は前掲の記事にも書いているようにBS1スペシャル「欲望の資本主義2017」でルチル・シャルマと対談していた方でチェコ総合銀行のマクロ経済チーフストラテジスト。

この本は格調が高い。何とまえがきがチェコ共和国初代大統領によるもので、紐解くと続く序章の後はギルガメシュ叙事詩、旧約聖書の章から始まります。
落ち着いて読むのはこれからなのですが、パラパラと捲っていて、以前から気になっていたことが一つスッキリしました。

それは・・・アダム・スミスが言ったといわれている「神の見えざる手」、それが実はアダム・スミスは"神の"とは言っていないと。えっ!と気になりながらも原本に当たるでもなくもやもやしていたのですが、この本ではこの"見えざる手"がどんな場面でどんな意味合いにおいて使われているかが詳しく解説されています。
個々人が私利私欲をめざして勝手にふるまっても神はうまく全体利益につながるように調整してくれる・・・まるでそのよりどころの免罪符の如く「アダム・スミスも言った神の見えざる手」のフレーズはあちらこちらで使われているのですが、やはりそれはアダム・スミス理論の誤用、悪用ということのようです。

そういえばBS1の番組のルチル・シャルマとの対談では"ケインズ学説の悪用”といったことが話題になっていました。巨匠の学説を捻じ曲げ隠れ蓑にしてまでも暴走する現代経済・・・やはり“善と悪の経済学”はじっくり読む必要がありそうです。

◆物語 チェコの歴史 H29/2読

薩摩秀登著、中公新書1838、2006年の刊。首都プラハの静かなたたずまいと共に、ルターよりも100年も早く宗教改革の嵐を巻き起こした国、どうやらキリル文字の原形を生み出したらしい国と歴史的にも興味をそそることの多い国ですが、この本ではその歴史を10個の物語でくっきりと浮かび上がらせてくれています。

9~10世紀の頃、この地にはモラヴィア国が隆盛を極め、東ローマ帝国に懇願し招請した修道士キュリロスが考案したグラゴル文字(これが後にブルガリアにわたってキリル文字となり、広くスラブ正教圏の国々に)で表わしたスラブの言葉で神に祈るキリスト教国を目指していたとか。だがマジャール人の進入を受け、対抗のために東フランク王国と手を組んだものの力及ばすチェコ、ハンガリー、ポーランドの三国に分裂。そのいずれもがラテン・カトリック圏となってしまい、独自の文字を使いスラブ語による典礼を行うキリスト教国へとの夢はついえることに。

b0050634_22411446.jpgそうして生まれたチェコ王国はカレル4世の時代に最盛期を迎えカレルはチェコ王冠諸邦の王、ドイツ王、神聖ローマ帝国皇帝を兼ね、首都プラハは中央ヨーロッパの要となる。ところでチェコの国名“チェコ王冠諸邦”というのは不思議な名称ですが、その心は国王の上に聖バーツラフの王冠を置き、国王もチェコを構成する諸邦の候と共に王冠を支えるということのよう。
同じくこの時代に設けられた制度が“選帝侯”。こちらは神聖ローマ帝国の皇帝がチェコ王を始めとする7名の国王により選定されるということのようであり、諸侯、諸国の主権を強く残したうえで(余計な戦争を避け大人の話し合いで)さらに大きな単位で纏まろうとするこうした制度は今の連邦共和国、EC等にもつながるヨーロッパの生活の知恵なのかもしれません。

ところでルターを先がけること100年の宗教改革の話は・・・1420年ごろプラハ大学の神学部を拠点にヤン・フスなる人物が贅を極める教会に異を唱えた神学論争がその発端。市民や諸侯にその支持が燃え広がり、フス自身は教会により処刑の憂き目にあうのですが、支持者の動きは収まらず何と15年にわたるフス戦争につながっていく。最終的にはカトリック教会のもとに収まってしまうのですが、この運動とフスの歴史は今もチェコの人々の誇りとして語り継がれることに。

ですがその後のチェコはハプスブルク家の率いるオーストリア帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の構成国となり、やがてチェコスロバキアとしてソ連邦の影響下に組み込まれるといった激動の時代を経ながらも、その輝きは失われることなく現在のチェコに至る・・・
この本はそうした壮大なチェコの歴史を読みやすい新書版にまとめてくれた感動の一冊です。多少なりともこうした知識を仕込んだうえで訪れていたならば、以前足早に駆け巡りただただ景観に圧倒されるばかりであった中央ヨーロッパの観光旅行も、さらに味わい深かったのかもしれないと思うとちょっと残念です。
それにしてもヨーロッパ史に出てくる地名や人名はややこしい。“チェコ王冠諸邦”はラテン語式に“ボヘミア王冠諸邦”と称されることが多い。また“カレル”は仏語ではシャルル、独語でカール、チェコ語でカレル。よって神聖ローマ帝国の皇帝としてはカール四世と言われることが一般的ですがチェコ語ではカレル四世に。さらにこの四世は皇帝としてであり、チェコ王としてはカレル一世だとか。ついでにシャルルというのはカレルが少年期にパリの宮殿で育ったため、尊敬する育父シャルル王にあやかって名乗ったものとのこと。

◆その島のひとたちは、ひとの話をきかない H29/2読

森川すいめい著、青土社、2016年の刊。この本は精神科医でホームレス支援などの活動もされている著者が“生きやすさとは何か”を求めて全国五ヶ所の“自殺希少地域”を旅した印象記です。
その地は海辺や山あいの小さな町とか島だったりするのですが、なぜか自殺の少ないその地は何処も事前に期待していた癒しの空間ではなかった。ただ特徴らしきものは浮かび上がってきたと・・・

人間関係は(緊密過ぎると交流範囲が狭くなり排他性が生じやすいためか)意外に密ではない。だが疎にして広く、いわゆる緩やかな紐帯で結ばれている。
目の前で困っていると必ず、即助ける。しかも相手の要請の有無にはかかわらず、自分の気持ちからできることをする。できないことがあっても手は引かず誰かにつないで相談し、かつ解決を見るまで関わり続ける。その際上手くいかなくても何かのせいにして終わらせず、相談や工夫で事に当たることに長けている。

助けはしても見返りは求めていない。助けっぱなし、助けられっぱなしで世間は回っていく。だから助けられることに負い目は無く、“病は市(いち)に出せ”とばかりに自然に弱音を口にする。
老いて痴呆が始まったり、障がいがあったりしても(やもうえず施設を利用したとはしても)人間関係としては隔離せず、そうした人たちのペースに合わせて寄り添い続ける。

この本ではこんな話が含蓄のあるフレーズと共に全編にちりばめられているのですが、今は都会に住む私などが読んでいると、遠い昔の記憶がうっすらとよみがえってくるような、そして環境は違っても今の自分の生き方にも参考になるものが多いような気がし始める、なんとも味わい深い一冊です。

著者は国内の自殺希少地域のみならず、45か国もの世界中を旅をしていて、日本の自殺希少地域の様子が、最近日本でも紹介され始めたフィンランドのオープンダイアローグの世界にも見事に重なっているとも・・・
なお、オープンダイアローグについては別掲記事をご参照ください。

また著者のインタビュー記事がネット上にありましたので、宜しければ下記を。
     http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/04/morikawa-suimei1_n_11862926.html
     http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/05/morikawa-suimei2_n_11867888.html

◆大阪アースダイバー H29/2読

中沢新一著、講談社、2012年の刊。5千年の昔、大阪の地はほぼ全域が河内潟の底にあり、そのほとりには縄文人が住む世界であった。以来数千年、川が押し出す土砂は洲を広げそこをめがけて色々な由来と文化を持つ渡来人たちが層をなして住み着き、大阪の地は都市と文化を形成していく・・・
この本はその5千年にわたる都市形成のプロセスを神話、考古学、人類学、歴史学、民俗学とあらゆるものを駆使して語り上げた壮大な歴史物語です。

都市の形成にはいろいろなタイプがある。京都は中国由来の思想で人工的な南北軸を中心に形成されたが、東京は皇居を権力の中心として円環状に発達してきた都市。対して大阪は河内潟の縁の東西線上に自然発生的に形成されてきたことに特徴がある。それは太陽の運行、生命の生と死を基本とする自然観に基づく軸であり、軸上には太陽や生死にかかわる墳墓や社が配置されていった。
だがやがて5~6世紀の頃になると潟に突き出し南北に延びる上町大地の上に王権に纏わる南北軸が現れる。その両軸の和合を願って作られたのが四天王寺であり、そこにそびえる仏塔は両軸の交点で天に向かって伸びる垂直軸なのだと・・・

この本では漫才や浄瑠璃といった芸能、商人の町、墳墓、はては歓楽街やラブホテルの特異な集中スポットの由来といったことが次々と民俗学風の語り口で解説されていきますが、その一つの難波資本主義の由来も面白い。
古代の社会ではモノは全て贈与の形で取引され、モノと共に人格や相手への思いが重なって取引されることで深まっていく“縁”の世界であった。そこに現れたのが遅れて渡来してきた海人。当初は神社へ供え物を取り仕切っていたがやがてその余剰を市を開いてさばくようになった。このモノは神様への供え物が由来のため、人格や思いとは無縁で無機質な貨幣価値だけを持ったものとして交換されていく。これが商業、さらには資本主義の発端でありそこでは縁は断ち切られている。だが縁に変わるものとして生み出されたのが信用、暖簾であり、取り立てには厳しいが利益を社会に還元する(無縁を超える)超縁の世界なのだと。そしてこの話が現代の疲弊した資本主義にもおよび、超縁を結ぶことを忘れてただの無縁に終始しするのは本来の姿ではないと・・・

ところでこの本、読んでいてどことなくNHKの番組のブラタモリを思わせる雰囲気が漂っているのが気になり、調べているとありました。なんと「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井さん、タモリさん、そして著者の中沢さんがアースダイバーを話題に延々と盛り上がっている様子が掲載されていましたので、そのリンクを下記に。
    https://www.1101.com/nakazawa/2005-09-20.html

 
読書の履歴は更に続きますが、後は区分別の別室で! 

現在の各室の収納状況は以下の通りです。

《心理・認知系の部屋》・・・ ◆「無境界」・・・自己成長のセラピー論、 ◆レキシコンに潜む文法とダイナミズム、 ◆オープンダイアローグとは何か、 ◆ユングの「哲学の木」、 ◆ユングの「赤の書」

《進化・生命系の部屋》・・・ ◆生命 最初の30億年、 ◆エピジェネティクス、 ◆破壊する創造者

《経済・経済史の部屋》・・・ ◆資本主義の終焉と歴史の危機、 ◆問題は英国ではない、EUなのだ、 ◆ウォーラーステイン、 ◆世界システム論講義

《歴史等その他の部屋》・・・ ◆中東から世界が崩れる、 ◆イスラム国の野望、 ◆民族という名の宗教、 ◆シルクロードと唐帝国、 ◆多神教と一神教、 ◆古代都市平城京の世界、 ◆道が語る日本古代史/古代道路の謎、 ◆道路の日本史/完全踏査古代の道、 ◆古代飛鳥を歩く、 ◆シルクロードの古代都市、 ◆ジャポンヤ --イブラヒムの明治日本探訪記--、 ◆イブン・バットゥータの世界大旅行、 ◆甦れ、わがロシアよ、 ◆ロシア人しか知らない本当のロシア、 ◆物語 ウクライナの歴史、 ◆歴史の終わり 上・下、 ◆中世シチリア王国、 ◆NHK さかのぼり日本史 ⑦~⑩
全ての部屋をスクロールで一気に見る

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# by C_MANN3 | 2016-12-28 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、再入学第一年次終わる

【2017.2.13】 昨年の春放送大学をいったん(心理と教育で)卒業し、この後専攻コースを(産業と社会に)変えて再入学していたのですが、本日第2学期の単位試験の結果が判明し、無事終了しました。

とは言っても今年は1、2学期合わせてたった3科目の履修。昨年までの1/4のペースで、これではちょっと物足りない感じがしないでもない。
もっとも科目申請しなくても講義の視聴は勝手なので、新設科目を中心に種々目を通していたのですが、院の科目にも面白そうなものがあったりして結構楽しめました。

一方スクーリング授業の受講はあちらこちらの近隣府県にも足を延ばして気ままに楽しめればと思っていたのですが、こちらは抽選の壁があり思うようにはいかない。それでも通年で4件の受講ができたのは上出来だったのかもしれません。ともあれ、これから次年度の科目申請の準備に入ります。

下の写真左は隣の府県の学習センターで受講の際、お世話になっている学食に面した某大学の中庭。静かなたたずまいで安らげる、お気に入りの空間です。

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# by C_MANN3 | 2016-11-22 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大、まずは無事に一旦卒業です。

【2016.3.27】 放送大学、まずは無事に一旦卒業できました。今年の卒業式は東京本部の全国版が3/26、翌3/27に各地の学習センターでの卒業式が行われ、私は地元のセンターで学位記を受領したのですが、独りずつ名前を呼ばれて前に出て証書を頂くなどは久しくなかったことで、それなりに緊張感を覚えて思わず苦笑したりも。

さて若い方が学部を卒業すれば院に進むか就活ですが・・・よせばいいのに放送大学院試の過去問を覗いてはみたものの一瞬にして試合放棄!
ならば就活はというと、この年では就活は文字違いの“終活”の時期。ですがそれも気が進まず、結局コースを変えて再入学することといたしました。放送大学の特にシニア層の方は卒業しても再入学を繰り返す方が多いとか・・・私もそうした先輩の後を追っかけて仲間入りをさせて頂きます。

放送大学では時代を追っかけて次々と新しい科目が新設されていますので、そうした科目を渡り歩くだけでも楽しめそうです。
ただ、今後は2年で再度卒業などとは言わずにペースを落とし、健康第一のスローライフを楽しめればと思います。
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# by C_MANN3 | 2016-11-20 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第4年次に・・・

【2015.4.1記】 放送大学もついに4年次に。順調に進めばこの1年で一応、学部を終了の予定です。

さて今年の科目選択について・・・
実は放送大学では教材はほぼ5年でがらりと再編集されます。科目としては継続される場合でも教材は再編集されるのですが、一部の講義については(残しておいてほしい名講義でも容赦なく)まるで賞味期限切れでもあるかのように廃止となる一方、時代に合わせた新しい内容の新規科目が出現し、カリキュラムが新陳代謝しつづけるのが特徴のようです。
したがってこの3年間で心理系(教育系を除く基礎、臨床)の科目はほぼ取りつくしていたつもりだったのですが、ここにきてこの分野でも何とも興味をそそる新規科目が出現、これは見過ごせないとその科目を取ることにしました。
題して「認知行動療法」、「錯覚の科学」そして「中高年の心理臨床」・・・いずれも楽しみな科目となりそうです。もちろんそれ以外にも学部終了に必要な科目数を確保するためにもう数科目をとることになります。
またスクーリング授業では懸案だった「心理学実験」の3つ目の受講が運よく確定。これで認定心理士の要件はすべて揃うことに。

◆2015.9.26追記  いよいよ最後の半期を迎えることに・・・

後期受講科目の教科書も届き、10月からは卒業に向かう最後の半期を迎えることになります。卒業要件の充足には後3科目なのですが、まさかの単位落とし等、不測の事態に備えて念のためもう1科目を追加し4科目の申請でラストスパートに。今回も「ロシアの政治と外交」、「文化人類学」、「エネルギーと社会」といった新設科目を優先に選択しました。
一方面接授業(スクーリング)は相変わらず抽選漏れが多く、今回は5科目申請してOKとなったのが2科目、これでは卒業要件ギリギリなので、10月中旬の空席再抽選でもう1科目はゲットしておきたいところです。

なおこのあたりでこの三年半の振り返りを兼ねて、“感動科目の印象記” なるものをまとめ始めてみました。

◆2015.12.6追記  面接授業、すべて完了!

学部卒業要件の面接授業(スクーリング)20単位40日をすべて完了しました。面接授業は各都道府県にある学習センターで独自の講座(ご当地ならではの講義も多々)を競って開かれているのですが、近隣のセンターへの越境を含めて面白そうな科目を選んで受講。お陰さまで40日間例外なく興味深い講義を楽しむことができました。
これも一重に、何れの講座も2日間を立ちっぱなし、しゃべりっぱなしで熱のこもった講義をして頂いた講師の諸先生のお蔭であり、深く感謝申し上げたいと思います。

◆2016.1.30追記  最後(?)の単位試験が終了!

本日、学部最後の単位試験がすべて終了しました。これで無事卒業となればいいのですが・・・判定は2~3週間後に。
2/13 全科目の合格が判明しました。これで卒業です。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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# by C_MANN3 | 2016-11-18 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第3年次に

【2014.4.1記】 放送大学が2年を経過。そして“認定心理士”の申請要件として必要な科目群も“心理学実験”以外は全て履修を完了です。
実はこの“心理学実験”は機材や試験者・被試験者が必要なため、スクーリング授業として実施されるのですが、希望者が多くて受講申請しても抽選の壁が立ちはだかる難物。全3回の受講が必須ですが、まずは昨年1科目を受講完。そして今年の前期で2つ目の受講がOKに・・・これならまずは運の良いペースなのかも。
ところで《認定心理士》の申請要件とは・・・広範囲な心理学科目群から指定 9 ゾーンの内、少なくとも 7 ゾーンを網羅して18科目(36単位)以上を履修すること。ただし大学によって科目内容にばらつきがあるため、シラバスの中身がチェックされます。
さて3年次ですが、心理学は最近開設された新しい科目“認知心理学”の1課目にとどめ、生命分子(DNA)、歴史、経済、宗教へと領域を拡大することといたしました。実は心理学だけでなく、進化論やDNAといった領域も興味津々の領域なんですよね。

ところで放送大学はいろんな楽しみ方があるようですが、例えば歴史・・・
いわゆる通史としての歴史に、併せて経済史、宗教史、芸術史を同時進行で履修すると、モノトーンだった歴史が何とも多彩な色合いを帯びた感動の世界として浮かび上がってきます。
あるいはヨーロッパ史、地中海史、イスラム圏の歴史、中国史を一斉履修というのも何となく壮大な気分が味わえそうで面白いですよね。

こうした科目の無茶取りができるのも、科目数が多く、履修の順序やエリアに制限のない放送大学ならではの味わいです。
ただこうした科目をすべて正規に科目申請してしまうと期末の単位試験がとんでもないことになってしまいます。よって主な科目のみを正規申請し、後の科目はBS講義放送見放題、さらにネットではいつでもどれでも見放題のメリットを活用して楽しむにとどめるのが穏当ではないかと・・・ともあれ、今年も楽しい1年となりそうです。

◆2014.10.1追記 後期の開始です。

後期受講科目の教科書も届き、いよいよ後期の開始です。実はスクーリングで申請した3つ目の“心理学実験”は残念ながら抽選漏れで、来年に持ち越しです。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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# by c_mann3 | 2016-11-16 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第2年次に

【2013.4.1記】 放送大学に入学して1年が経過しました。まずは選科履修生として基礎心理学の科目を集中履修したのですが、当初の目標通り“心理学基礎”分野における放送大学エキスパート(科目群履修証明制度)の必要科目を全て終了しました。
ところで《心理学基礎エキスパート》の認定には・・・臨床系を除く基礎的な心理学科目から選定された科目群の中から 10 科目以上を履修することが要件となります。
そしてこの1年間で放送大学の科目の豊富さ、選択の自由さ、好きな時間帯に勝手なペースで勉強できること、そして何より講義内容の良さ等に接し・・・こうなればコースを切り替え、本科履修生として学部のフルセット終了を目指そうと本日より新たに再出発することといたしました。

で、まずは今年もさらに残された心理学系科目の履修を上積みし、いわゆる“認定心理士”の要件確保を目指したいと思います。そして余力で産業、経済分野の科目にも挑戦できればと思っています。

◆2013.10.1追記 後期の開始です。

本科履修生となると専門科目もさることながら語学も3科目が必須ということで、前期に取った“中国語入門Ⅰ”に続き後期で“中国語入門Ⅱ”を取ることにしたのですが・・・果たしてどうなることやら。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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# by c_mann3 | 2016-11-14 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、選科履修生に・・・

[2012.4.1記] 4/1、新年度開始です。そして私は今日から放送大学の、まずは一年間の選科履修生になりました。

放送大学は便利です。わがまま放題に好き勝手な科目を選択できますので、まずは基礎心理学系の科目を集中選択することに致します。
実はこのブログでは心理学などと言いながらも、好奇心の趣くまま出会える限りの本を読みあさり、足らざるところは我流の妄想でつなぎ合わせて(当たらずと言えども遠からずとは願いつつも)勝手な記事を書き連ねてきた感がありますが、このあたりで罪滅ぼしを兼ねて知識と思いの整理ということで・・・

◆(2012.9.20追記) そして半年が経過しました・・・

この半年間、とりあえず臨床系は後回しにして基礎心理学系の8科目を一斉同時進行で履修してきましたが思っていた以上におもしろく、そして改めていろんなことが見えてきた感じです。

そのひとつは認知心理学と認知神経科学(脳科学)。これを同時に勉強していると現代の心理学はこの両者が車の両輪となってとんでもなく強固な岩盤の上に再構築されつつあることが窺え、思っていた以上に脳科学の裏付けが取れつつある様はまさに感動的でした。

そして発達心理学・・・こちらは勉強するにつれ、自分が随所で発達のし残しを抱えながら歳を重ねてしまったことを改めて認識させられ・・・なんか妙に考え込んでしまったりもして、やはり心理学は学んでいると刃が己に突き刺さってくる学問のようです。

そして迎えた炎天下の8月の単位認定試験、ちょっと心配な科目もありましたが結果は一応全てクリアに・・・10月から始まる後期ではいよいよ臨床心理系にも枠を拡大、“精神分析とユング心理学”なんて科目もあり、たのしみです。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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# by C_MANN3 | 2016-11-12 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆学を志す・・・卒業、中退、そして独学

 
【2007.04.14載】 学を志し、道を極める・・・その過程は人により、時代により様々なのかもしれません。

かつてのバンカラだけれども強い向学心があったと言われる旧制高校の時代、学園のアミューズメント化が言われてモラトリアムな学生が徘徊した時代、そして就職難の時代に入り実用的なキャリアを目指してダブルスクールの手段に訴えてでもスキルを身につけようとする人達が話題になる現代。


◆中退の魅力
講義にも出ず単位も落とし・・・でもその一方でお気に入りの怪しげな本は手放さず、夜な夜な青臭い議論に花を咲かせているうちに、途中で何かを見つけてしまってのめり込む・・・そしてやがて中退にいたる。

真っ当なサラリーマンや官庁にはいそうにもないキャラクターでしょうが、文化芸術の分野や、ビジネスでも自身が起業した人達の中には少なくない。
卒業よりも中退の文字がキャリアの中で輝いている人達・・・例えば小説家なら五木寛之、ビジネス界ではビル・ゲーツ。

◆卒業の弊害
例えば理系の職場の風景・・・
解けそうにもない方程式を立ておきながらこの問題は解けないなどと平然という人。混沌とした事象にシンプルな理論を当てはめてそれに乗らないものは平然と誤差項とか言って切り捨てる人・・・こうした人たちの自信はいったい何に根ざしたものなのか。どこかで学び、卒業というお墨付きを手にしたことでその知識や切り口がファイナルアンサーと思ってしまっているような人がいなくもない。

◆そして卒業のない独学の道
たまたま選んで今読んでいる本は真っ当なものなのか、今の自分の理解や解釈ははたしてまとを得ているものなのか・・・指導者も判定の機会も無い中では常にこうした不安が付きまとう。
テキストを与えられたり理解力がテスト認定されることがないこうした人たちは自身の裏付けを求めてさらに周辺の情報を集めることで突き合わせていくしかない。ですがこうした生活を続けるうちに学に対する自主性や嗅覚が発達し、方向性が見えてくる。
「ごくろうさん、これで卒業ですよ」と肩をたたいてくれる人がいないため旅路は果てしなく続く。
そして気がつくと・・・とんでもない山の頂に到達しているなんてことがありえる・・・


もちろん・・・とりたてて理由もなく中退をするような人の大半はただただ漂うのみの人生を送りそう。立派に卒業した人のほとんどはその後も勉学は続く。そして独学の道を挫折せず極める人はまれ・・・でもそうしたことは分かったうえで、身近な人や遠くの人を眺めていて、ふと思うことがある心象風景のひとつです。
# by c_mann3 | 2016-11-10 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆追記コーナー:放送大、感動の講義編◆

◆追記コーナー:放送大、感動の講義編◆

最新追記:2/20

 放送大学ではこの4年間で受講する科目が53科目となりました。どの科目も教材は放送メディアの特徴を生かして映像資料やプロの手による図表等がふんだんに用意されていて、講師の講義も熱のこもったものが多く、感動的な構成となっています。
 よってこのあたりで、その中でも“特に印象に残った講義”を、復習を兼て短い印象記としてとりまとめていきたいと思います。
 とは言え科目数が多く分野も多岐にわたるので、思いつくままに少しずつ追記していくことになりそうです。【2015.9.10開始】
以下、講義名は◆で始まる太字で表記しています。その後のカッコ内の数値は講義の開始年度、"*"は科目申請をせずビデオ視聴のみ実施したもの、“#”は未受講のもの、そして"閉"はこの科目が残念ながら現在は閉講していることを示しています。

 最新追記の感動講義印象記 

◆財政と現代の経済社会('15)

日頃税金や社会保険料は言われるがままに徴収されているが、その先の使われ方や仕組みについてはよく分からないまま・・・そうした中で聞こえてくるのは、このままでは財政破たんだとか、運用の不祥事などのニュースのみ。
そんな中でこの科目では日本の財政の収入(徴税)と支出(予算配分)の仕組みや規模が、社会変化とともに変わってきた様子が、諸外国との対比をしながら詳しく紹介されています。特に年金の仕組みの変遷等はシニア世代の者にとってはまさに他人ごとではなく、諸外国との制度比較に思わず一喜一憂する始末でした。
また財政難の中でこれからの持続可能社会に対応していくための国家財政の在り方、グローバル経済で国境を越えて格差や自然破壊が進行するなかで、それに歯止めをかけて調整機能を果たす、新たな国境を越えた徴税への動き等の解説もあり興味深く味わえる科目です。

◆パレスチナ問題('16*)

この科目はユダヤ人が入植し始めた19世紀末から現代に至るパレスチナの苦難と紛争の歴史をあつかったものです。場所と期間を限定しているために内容は超濃密。高橋教授の感情を抑えているかの淡々とした語り口からはかえって教授の篤い思いが滲み出てくるようです。
第9章の「インティファーダ」の講義に至っては拝聴していて何度も目頭が熱くなる始末。BS放送なので放送大学の講義であることを越えて広く世間の方の目に届けばと願わずにはいられません。

ところで・・・高橋教授の科目は新旧ほぼ全てを感動しながら視聴しているのですが、実は一度も正規に科目申請したことがない。単位試験が資料持ち込み不可の記述式と云うので腰が引けているのですが、ぼつぼつこのあたりで、せめて1科目だけでも正規受講しないと教授に申し訳ないのかも・・・

◆社会技術概論('12)

BSE事件(いわゆる狂牛病)のように、社会に広範囲にわたって甚大な影響を及ぼす事柄であっても、その対応が閉鎖的な政・官・学の一方的な見解で決定されていくために事態への対応を遅らせ、被害をますます深刻なものとしていくが、異変に気が付いた市民の声はどこにも届かない。
そうした歴史を踏まえて欧州では少しずつ、社会的に影響のある先端技術や複雑システムの適用については(政・官・学との圧倒的な知識の非対称性の壁を乗り越えて)市民の声が反映される仕組みを構築しつつある・・・この科目はそうした欧州の趨勢を解説してくれている科目です。

時折しも3.11の原発事故の直後、まさしく原発阻止の市民の声が高まる中にあっても政・官・学のにべもない見解をよりどころに策は空回りし時間ばかりが過ぎていく・・・かろうじて開かれた全国行脚の市民の声を聴くはずの公聴会はどこへ行っても官・産の差し向けた桜ばかり。
この科目はそんな状況の真っただ中での受講となったため、講義内容と目の前の日本の状況のあまりの落差に、出るのはため息ばかりという印象深い科目受講となりました。これもまた、これからの日本の必須のアイテムとしてBSで広く市民に見て頂ければと願う科目の一つです。

▼組み合せ受講:遠近法、立体空間の認知・・・

放送大学でいろんな講義を渡り歩いていると、一つのテーマが驚くほど広範囲な科目で扱われていてびっくりすることがありますがその一つが「遠近法」です。
◆芸術史と芸術理論('10)で扱われるのは当然としても、◆心理臨床とイメージ('10)◆錯覚の科学('14)◆哲学への誘い('14)等と広範囲にわたり同じ遠近法がいろんな切り口で扱われていて、重ねあわせると「遠近法」よろしく、遠近法なるものの全容が立体的に浮かびあがっくる感じがするのも放送大学受講の面白い所かもしれません。

どうやら私たちが知っているいわゆる幾何学的な遠近法は科学主義が台頭したルネッサンスの時代になってやっと芽生えたものであり、それが唯一のファイナルアンザーというわけではない。それ以前にも太古の昔から人はいろんな形で立体空間を表現してきたし、ルネッサンス以降でも新しい立体表現としてのキュービズムは生まれてきた。
それらは時代時代の人の心のありよう、認知の様式を反映したものであり、人の認知プロセスが生理的要因と心理的要因が複合して成り立っていることの表れということのようです。

 
印象記は更に続きますが、後は区分別の別室で! 

現在の各室の収納状況は以下の通りです。

《心理学系の部屋》・・・ ◆交通心理学('12)、◆認知行動療法('14)、▼組み合せ受講:ユングとフロイト、◆乳幼児心理学('12)、▼組み合せ受講:ライフステージの臨床心理、◆錯覚の科学('14)

《社会・産業系の部屋》・・・ ▼建築、都市、環境デザイン論・・・、◆エネルギーと社会('15)

《自然科学・情報等の部屋》・・・◆生命分子と細胞の科学('13)

《その他歴史・文化等の部屋》・・・◆文化人類学('14)、 ◆ロシアの政治と外交('15)、▼組み合せ受講:ユーラシアの歴史・・・、▼組み合せ受講:宗教、芸術、経済・・・もうひとつの歴史

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# by C_MANN3 | 2016-11-08 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

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# by c_mann3 | 2016-11-01 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)