◆ロスチャイルド、通貨強奪の歴史・・・

[2009.10.30掲載]リーマンショックから始まった金融恐慌も一年を経過。ですが実体経済はいまだ出口が見えない中、投機筋には再び資金が集まり始めているといったニュースもあり、しばらく落ち着いていた重油や金が上昇し始めていることが気がかりですよね。

そうした中で、にわかには信じがたい話がぎっしり詰まった一冊の本が出ています。題して「ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ」。宋鴻兵著、ランダムハウス講談社刊なのですが、リーマンショックの半年前に発行され、今回の恐慌を予言していたとして有名になったとのこと・・・

この本によると、日本の日銀に相当するアメリカの連邦準備制度理事会とその傘下の中央銀行は実は民間資本の民間組織。しかもその資本の過半は直接間接にロスチャイルド家の息のかかった欧州資本が占めている。つまり米国は通貨発行権、公定歩合の操作権をロスチャイルドを頂点とした国際銀行団にゆだねている状況であり、その主権を取り戻そうとした大統領は次々と不自然な倒れ方をして今に至っているのだと・・・

ロスチャイルド家は18世紀の頃より戦費調達に苦しむ欧州各国の王家に取り入り、王家の徴税権を担保に取ることで紙幣発行の形で巨額の融資を繰り返す。この融資、2~3割と利息は高いが元金の返済は不要。そうした抜き差しなら無い状況を作った上で大小の戦争、インフレやデフレの経済恐慌を演出し、余すことなく世界中の富を吸い上げてきた。

そして今、世界の経済はとんでもなく巨大で複雑に・・・巷に溢れる証券やローンは一種の擬似貨幣。今や紙幣発行権などは無くとも不動産や株価指数を担保にした証券を頂点まであおり、一挙にクラッシュさせることで富の収奪は可能に。こうして一時は世界の富が集中した日本が狙われてクラッシュ。
だとすると次に狙われるは中国、ということで著者はその対抗手段として戦術的には日本の失敗に学んだ策をとりつつも、戦略としては元を金銀本位制にすることで元の信頼性を確保し国際通貨に仕立て上げることを提案しているのですが・・・

この本、理解するには根気が、そして信じるには勇気が必要ですが、それでも無理に読み進めると通貨とは何ぞやといったことがうっすらわかるような気がしないでもない一冊でした。
by c_mann3 | 2015-12-18 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)
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