◆ツイッターの社会論・・・

以前から気になっていたツイッターについて、一冊の本を見つけました。
「Twitter社会論」、津田大介著、洋泉社の新書227。すばらしい本です。

ツイッター(意味はさえずり、つぶやき)、米国生まれの新しいタイプのコミュニケーションネットワークで日本では2008年にサービスが開始され、以降爆発的に参加者が増えつつあるとのこと。

この本ではその実態、活用の仕方、このネットワークで繰り広げられ始めている社会の変化といったことが紹介されているのですが、読み進めるうちに確かに、社会やコミュニケーションのあり方を揺さぶるインパクトを持っていそうなことが窺えます。

一通の記事の文字数が140文字に制限されていることもあり、ブログのミニチュア版といえなくもないですが、情報伝達の即時性、コミュニケーションのリアルタイム性がまったく違う。

気になる人、賛同できる発言をしている人を挨拶抜きでフォロアに設定するとその人たちの発言がリアルタイムに自分の手元に並ぶ。そして自分の発言も即、フォローしてくれている人に届く。

さらに自分のフォロアーからそのまた次のフォロワーへと輪が広がるため、時としてちょっとしたつぶやきがとんでもない速さでとてつもなく広範囲にひろがり、かつその反響を自身で体感することができる。もちろん気になるキーワードでの検索も可能で最新の世間のつぶやきが一瞬にして集まる。

そしてこの即時性が反応しあうとき、時として大小のスタンディングウエーブが巻き起こり、このウエーブが思わぬところで商品をヒットさせ、イベントに人を結集し、社会運動になったりもする。
そんなこともあり政治家は日頃からの選挙キャンペーンに、そして企業もマーケティングやCSのツールとして導入し始めているとのこと。

携帯を使ってTwitterをするとまるで実況中継をしながら日々を生きているって感じになりそうですが・・・行動を中継しても、思いを中継しても新たな世界が広がっていく可能性はある。

読み終えて感動、さっそくアカウントをとってつぶやき始めては見たのですが・・・案の定、最初のしばらくは何をつぶやいても何の反応もない本当に独り言の世界・・・どうやらツイッターの世界を実感するにはしばらくの時間と修練が必要のようです。(2010.2.15)
by c_mann3 | 2008-08-08 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)
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