◆ついに原発再稼働の首相記者会見・・・

[2012.6.8記] ついに今日、大飯原発再稼働の総理宣言が出てしまいました。

私はもともと今夏の電力危機を思うと基数、期間限定の再稼働はやむなしと思っているのですが、今日の記者会見を聞いていても安堵の念はなく、ますます出口が見えなくなる手詰まり感を感じてしまいました。

今なお出口が見えない福島原発が横たわっている以上、私の暫定再稼働論はあくまでも脱原発がベース。かくなる上はは官民挙げてLNG火力発電の立ち上げを急ぎ、それが動き始めるまでの数年間の基数を最小に限絞っての再稼働容認だったのですが…

粘り強く繰り広げられた周辺地域の首長と関電のやり取りの中ではついに火力発電建設の話も、原発40年厳守の確約もとれず、脱原発はおろか減原発の意思すら感じられないままです。

今日の総理の会見でも安全の確保は確認できたというがなぜ安全なのかの根拠は不明。脱原発の方針は変わらないというがその方策は相変わらず再生エネルギー任せです。

脱原発が本心でかつ少しでも急ぐなら一旦LNG火力へのシフトは避けられないはずのもの。会見の弁舌はさわやかでしたが、結局は脱原発への工程表も、それを加速する手立ての表明もないままの後味の悪い、空しさだけが残る会見となってしまいました。
 

ただ・・・橋下市長のいう3ヵ月の暫定稼働は叶わなくとも13ヵ月後には再度止まる。国も電力会社も大型LNG火力には言及さえしたくないようですが大手ガス、石油会社や有力自治体の建設計画は動く。そして遅かれ早かれシェールガスも日本に届く。

何回再稼働しても13ヵ月ごとに訪れる仕切り直しの中で、1年を経るごとに電力不足や燃料高の料金値上げの口実は通りにくくなり、原発温存と脱原発のパワーバランスは変わっていく。その日まで、気持ちを風化させないことが肝要・・・そんなことを改めて思った今日の総理会見でした。


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by C_MANN3 | 2005-08-20 00:00 |  エナジー & カーボン | Comments(0)
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