◆原発事故から丸二年の節目を迎えて・・・

[2013.3.11記] あの日から丸二年・・・TVでは連日のように事故関連の特集番組が流れています。再放送を含めて見ればみる程、あらためて惨事の大きさがうかがえますが、事故の発端は地震と津波であったとしてもその後の安全装置や対策となるはずの壁がことごとく機能せずに破られていった様子にはあらためて愕然とします。

そんな中で惨事を最悪の大参事の一歩手前でかろうじて食い止めた第一線の方たちの現場力、そしてその後ろ(というか上)にいた人たちの従前からの備えの軽さが益々際立って浮かび上がってくる感じがします。

二年たった今も現場は崩れたがれきのままの様相であり、廃炉に40年、除染は進まず、使用済みの燃料や廃炉廃棄物の最終処分に至ってはめどさえついていない・・・そんな状況の中で政権が変わり“脱原発は見直し”、“安全を確認すれば即再稼働”といわれても、もう一度“後ろ(というか上)にいる人たち”の安全の言を信じて未来を託す気にはなれないですよね。

▼ただ、先は見えなくもない・・・

多分、今もこの先をどうするかという政策論争をすれば極論と極論の愚にもつかない論争になる。だがそんな議論にはお構いなしに、現実の目の前では少しずつ、そして黙々と新たな均衡点に向かっての答えが出始めているような気がするのが救いです。

“安全を確認すれば即再稼働が方針”というが現実は(あえて反対するまでもなく)規制委員会の繰り出すハードルが再稼働を少しずつ向こうに押しやっています。

その結果“いつまでも稼働が無ければ需給は破たん”というがこの冬も原発は2基のみで乗り切れてしまいました。

そして“たとえ乗り越えられても燃料費負担で電力費は高騰”というが、人件費抑制や資産売却の条件の付く料金改定はそう簡単には進まない。そうこうしている内にシェールガスも入り始め、新たな高効率発電所も稼働をしはじめて・・・多分耐えられないほど極端な事にはならない。

今年は束の間のソーラーブームに明け暮れました。そんな中で“不安定なソーラーでは量を確保できず固定買取制度はドイツのように破綻”と言われていますが多少なりとも買取価格の調整が始まればやがてブームは去り、これもそれほど極端な事には多分ならない・・・

歴史は人智を超えて動く・・・あれやこれやの不毛の議論やその場しのぎの政策をよそに淡々と滲み出てくる新たな均衡点・・・3~5年後に結果として姿をみせる新たなエネルギーのポートフォリオを是と信じ、それが新しい日本の姿なのだと期待したい・・・ふとそんなことを思った事故から二年経過の今日一日でした。

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by C_MANN3 | 2005-09-21 00:00 |  エナジー & カーボン | Comments(0)
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