◆追記コーナー:放送大、感動の講義編◆

◆追記コーナー:放送大、感動の講義編◆

最新追記:2/20

 放送大学ではこの4年間で受講する科目が53科目となりました。どの科目も教材は放送メディアの特徴を生かして映像資料やプロの手による図表等がふんだんに用意されていて、講師の講義も熱のこもったものが多く、感動的な構成となっています。
 よってこのあたりで、その中でも“特に印象に残った講義”を、復習を兼て短い印象記としてとりまとめていきたいと思います。
 とは言え科目数が多く分野も多岐にわたるので、思いつくままに少しずつ追記していくことになりそうです。【2015.9.10開始】
以下、講義名は◆で始まる太字で表記しています。その後のカッコ内の数値は講義の開始年度、"*"は科目申請をせずビデオ視聴のみ実施したもの、“#”は未受講のもの、そして"閉"はこの科目が残念ながら現在は閉講していることを示しています。

 最新追記の感動講義印象記 

◆財政と現代の経済社会('15)

日頃税金や社会保険料は言われるがままに徴収されているが、その先の使われ方や仕組みについてはよく分からないまま・・・そうした中で聞こえてくるのは、このままでは財政破たんだとか、運用の不祥事などのニュースのみ。
そんな中でこの科目では日本の財政の収入(徴税)と支出(予算配分)の仕組みや規模が、社会変化とともに変わってきた様子が、諸外国との対比をしながら詳しく紹介されています。特に年金の仕組みの変遷等はシニア世代の者にとってはまさに他人ごとではなく、諸外国との制度比較に思わず一喜一憂する始末でした。
また財政難の中でこれからの持続可能社会に対応していくための国家財政の在り方、グローバル経済で国境を越えて格差や自然破壊が進行するなかで、それに歯止めをかけて調整機能を果たす、新たな国境を越えた徴税への動き等の解説もあり興味深く味わえる科目です。

◆パレスチナ問題('16*)

この科目はユダヤ人が入植し始めた19世紀末から現代に至るパレスチナの苦難と紛争の歴史をあつかったものです。場所と期間を限定しているために内容は超濃密。高橋教授の感情を抑えているかの淡々とした語り口からはかえって教授の篤い思いが滲み出てくるようです。
第9章の「インティファーダ」の講義に至っては拝聴していて何度も目頭が熱くなる始末。BS放送なので放送大学の講義であることを越えて広く世間の方の目に届けばと願わずにはいられません。

ところで・・・高橋教授の科目は新旧ほぼ全てを感動しながら視聴しているのですが、実は一度も正規に科目申請したことがない。単位試験が資料持ち込み不可の記述式と云うので腰が引けているのですが、ぼつぼつこのあたりで、せめて1科目だけでも正規受講しないと教授に申し訳ないのかも・・・

◆社会技術概論('12)

BSE事件(いわゆる狂牛病)のように、社会に広範囲にわたって甚大な影響を及ぼす事柄であっても、その対応が閉鎖的な政・官・学の一方的な見解で決定されていくために事態への対応を遅らせ、被害をますます深刻なものとしていくが、異変に気が付いた市民の声はどこにも届かない。
そうした歴史を踏まえて欧州では少しずつ、社会的に影響のある先端技術や複雑システムの適用については(政・官・学との圧倒的な知識の非対称性の壁を乗り越えて)市民の声が反映される仕組みを構築しつつある・・・この科目はそうした欧州の趨勢を解説してくれている科目です。

時折しも3.11の原発事故の直後、まさしく原発阻止の市民の声が高まる中にあっても政・官・学のにべもない見解をよりどころに策は空回りし時間ばかりが過ぎていく・・・かろうじて開かれた全国行脚の市民の声を聴くはずの公聴会はどこへ行っても官・産の差し向けた桜ばかり。
この科目はそんな状況の真っただ中での受講となったため、講義内容と目の前の日本の状況のあまりの落差に、出るのはため息ばかりという印象深い科目受講となりました。これもまた、これからの日本の必須のアイテムとしてBSで広く市民に見て頂ければと願う科目の一つです。

▼組み合せ受講:遠近法、立体空間の認知・・・

放送大学でいろんな講義を渡り歩いていると、一つのテーマが驚くほど広範囲な科目で扱われていてびっくりすることがありますがその一つが「遠近法」です。
◆芸術史と芸術理論('10)で扱われるのは当然としても、◆心理臨床とイメージ('10)◆錯覚の科学('14)◆哲学への誘い('14)等と広範囲にわたり同じ遠近法がいろんな切り口で扱われていて、重ねあわせると「遠近法」よろしく、遠近法なるものの全容が立体的に浮かびあがっくる感じがするのも放送大学受講の面白い所かもしれません。

どうやら私たちが知っているいわゆる幾何学的な遠近法は科学主義が台頭したルネッサンスの時代になってやっと芽生えたものであり、それが唯一のファイナルアンザーというわけではない。それ以前にも太古の昔から人はいろんな形で立体空間を表現してきたし、ルネッサンス以降でも新しい立体表現としてのキュービズムは生まれてきた。
それらは時代時代の人の心のありよう、認知の様式を反映したものであり、人の認知プロセスが生理的要因と心理的要因が複合して成り立っていることの表れということのようです。

 
印象記は更に続きますが、後は区分別の別室で! 

現在の各室の収納状況は以下の通りです。

《心理学系の部屋》・・・ ◆交通心理学('12)、◆認知行動療法('14)、▼組み合せ受講:ユングとフロイト、◆乳幼児心理学('12)、▼組み合せ受講:ライフステージの臨床心理、◆錯覚の科学('14)

《社会・産業系の部屋》・・・ ▼建築、都市、環境デザイン論・・・、◆エネルギーと社会('15)

《自然科学・情報等の部屋》・・・◆生命分子と細胞の科学('13)

《その他歴史・文化等の部屋》・・・◆文化人類学('14)、 ◆ロシアの政治と外交('15)、▼組み合せ受講:ユーラシアの歴史・・・、▼組み合せ受講:宗教、芸術、経済・・・もうひとつの歴史

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by C_MANN3 | 2016-11-08 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)
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