「脳幹」・・・少し前のことですが、“ジュラシック・コード”と題したテレビの番組で脳幹について面白い解説がありました。
脳幹は地球上の生命体が進化の過程で恐竜等の爬虫類まで進化した時点で手に入れた脳とのこと。 そのあと発生した哺乳類も霊長類も爬虫類時代の脳を機能も形もそのまま継承していてそれが脳幹とのことでした。で、つけられた別名がなんと「爬虫類脳」。 人類の脳はその脳幹の周りを大脳辺縁系とか新皮質でオーバーレイして成り立っている。 番組によると爬虫類脳(脳幹)は本能をつかさどり生命の源であるが何をしでかすかわからないところもあり、大脳の意識作用によるコントロールとの勢力バランスが大事とのこと・・・ ところで・・・意識が大脳の働きだとすると脳幹が担うものは無意識ということになるのでしょうか。 意識作用との勢力バランスが大事というのもなんとなく無意識を感じさせます。 無意識が太古を継承した脳幹の作用だとすると・・・“ユングの普遍的無意識”に太古に通じるものがたっぷり含まれているのも無理からぬことなのかも・・・などと冗談めいたことを思ったりもするのですが。 もっともユングの元型に出てくる太古はせいぜい神々の棲む神話の時代・・・爬虫類が闊歩するジュラ期まで遡るとなると・・・ちょっと古代過ぎますよね。 それにしても「爬虫類脳」、これって面白いネーミングですよね。中身も面白くて、いろいろと話を聞いていると、どんどん引き込まれていきます。心が荒れ狂い意識とのバランスを失いかけたとき・・・人の表情は口元も目元も釣りあがり・・・なんとなく爬虫類そっくりに見え始めるのも不思議です。 ところで最近、脳科学とかいったジャンルに興味を持ち始め、いろいろと本を眺めたりしているのですが・・・・前掲のブルームの本のように、カラフルな図説入りの脳科学の本を読んでいると奇妙な感覚に襲われます。 目の前のイラストに出ている脳細胞やもつれきったシナプスが実は自分の脳の中にある。で、目の前のイラストを理解しているのがその図そっくりの構造をした自分自身の脳・・・ まるで四方が鏡の部屋に紛れ込み、自身の姿を何重にも見ているような不思議な感覚です。 ついで、決まっておぼえる不安が・・・やがて自身の脳が壊れ始める日が来ると、目の前の脳のイラストも理解できなくなる・・・・ せめて脳の本だけは、まだ脳がそれなりにしっかりしている間に読んで脳裏に焼き付けておかなければ・・・なんていうほとんど意味不明の妄想にかられたりするのは私だけなんでしょうか?(2005.10.15) --------------- (2007.7.4追記)どうやらこの爬虫類脳の話は「ポール・マクリーンの脳の三層構造説」の中の一層ということのようです。詳しくは下記のサイトに・・・ http://charm.at.webry.info/200506/article_5.html
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