◆人と情報:ビタミンA欠乏症

ビタミンA欠乏症・・・ほうれん草の摂取が少ないとビタミンA欠乏症となり、視力が低下して周りがよく見えなくなり、皮膚にも潤いがなくなりかさかさしてくる。
職場でも同じように、“ホウレンソウ”が少ないと組織の中での風景が見通せなくなり、人間関係にも潤いがなくなってくる。

ホウレンソウ・・・この言葉、私は最初に接したとき耳から入ったためどこかの外来のビジネス用語だと勝手に思い込み、長い間漢字の“報告連絡相談”をつめたものだということに気が付きませんでした。お恥ずかしい限りです。

“報連相”、意味するところはちょっとした報告や連絡、挨拶がてらの相談・・・立ち話程度の軽いコミュニケーションの総称といったニュアンスなんでしょうか。

メールやネットワーク上の掲示板といったITが発達した現在、改まった報告といったコミュニケーションはIT化していくのかもしれませんが、ハイカロリーなメインディシュとともにビタミンやミネラルの健康補助食品が欠かせないように、ホウレンソウの役割は今後も減ることは無いのかもしれません。

改まった規定の様式での報告書や会議案内、承認手続き・・・それとは別にちょっと廊下ですれ違ったとき「来週会議をしますのでよろしく」、「先週出張に行ってきましたが・・・」、ほんの15秒程度のワンポイントコミュニケーションを重ねるだけで雰囲気はずいぶん変わってくる。

あらゆるコミュニケーションがネット上で行われるようになり、顔を突き合わせての肉声のコミュニケーションが極端に少なくなりつつある現在、こうしたワンポイントコミュニケーションはますます大事になっているのかも知れません。

なのにそれが苦手な人が増えつつあるような気がします。もしかするとITがそれを助長し悪循環を起こしつつあるのかもしれません。(2005.12.21)
by c_mann3 | 2008-11-10 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)
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