◆ロシア正教会・・・輝けるロシアへの回帰

この記事は2つ上にスクロールしたところの「ヨハネ・パウロ・・・」の項から読み始めて頂きたいのですが・・・

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ロシア正教会と在外ロシア正教会が80年ぶりに再統一とのニュースが流れています。しかも和解の仲介をしたのがプーチン大統領だったとかで、和解再統一の調印式にはその姿が・・・

かつて政治によって引き裂かれた教団が、いま再び政治の力によって修復を果たそうとしています。

「無神論を唱えた共産主義はもうひとつの宗教だった」と言ったのはソビエト連邦最後の大統領ゴルバチョフでしたが・・・その共産主義を捨てた今、ロシアはそれに変わる宗教を必要としているということなのでしょうか。

b0050634_0101033.jpgクレムリンの奥深くで帝政ロシアの時代のままに温存され使われ続けている、勲章の間とか謁見の間といった眩いばかりの金色の空間も、これからは少しずつその意味合いが変わってくる・・・
共産政権の時代にあっては宗教的な威厳は排除され、ただ無機質に輝くだけの空間であったこの大広間にふただび宗教的荘厳さがよみがえる・・・

宗教にはいくつもの顔があるようです。宗教は国民にとっては素朴な心のよりどころであり、寄り添う連帯のシンボルですが・・・国家にとっては確実な威厳と威圧のよりどころとなる。

だからこそ政教分離に気遣い苦しむトルコや日本・・・対して宗教との復縁に向かうロシア・・・

ロシアは一方で他を圧倒するエネルギー資源を押さえて富を蓄積し国際的な支配力を強め、もう一方では今、宗教をグリップしある種の威厳、荘厳をも手に入れようとしている。

確実に何かを目指して進んでいるかに見えるロシア。

「品格」を持った「美しい国」を目指しているどこかの国がそうなりうるのかどうかは定かではありませんが、いまロシアは輝ける国を目指し、確実にそれを手にしつつある・・・
ふとそんな感じが心をよぎるニュースですが、この変化が世界に与える影響が吉と出るか凶と出るか、それが気がかりですよね。(2007.5.21)
by C_MANN3 | 2006-12-12 00:00 | ユングのすそ野の 風景 | Comments(0)
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