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◆テュルク系遊牧民の帝国、突厥・・・

【2016.8.1~8】 さる大学の公開講座に参加しました。題して「モンゴルのトルコ人」。ちょっと解りにくい題名ですが、ここで言うトルコ人とは“テュルク(トルコ)語を話す人たち”ということ。この講義はそのテュルク人が最初にモンゴルの地に作った帝国、突厥の世界を紐解く壮大な話でした。

うだるような暑さ真っ盛りの中、冷房の効いた講義室でモンゴルの大草原にポツポツと散在する碑文や石人像、そしてその調査風景のスライドが次々と紹介され、まさに暑さを忘れるひと時でした。

かつてモンゴルの地に現れた匈奴、柔然の後に突厥帝国が出現(552)。それはテュルク語を話す人たちが最初に作った広大な帝国であり、大草原の中に点々と残された突厥碑文にその様子が刻まれている。
この突厥帝国はその後いったんは唐帝国に支配される(582)のですが、やがて再度突厥第2帝国(682)として復活。その後この地はウイグル人の支配(745)する地となるのですが、追われた突厥の人たちは西に移動。行く先々の民族をテュルク化して行きついにはユーラシアの西端の今のトルコの地に至ったと・・・結果として現代の中央ユーラシアにはテュルク語系の言葉を使う民族や国家が広大なベルト地帯をなしているが、そうした1500年の歴史を踏まえ、現代のトルコ国はトルコ民族の発祥を552年の契丹帝国成立に求めて、モンゴルの地に博物館を設立。

ところで突厥碑文に残る突厥文字ですが、この文字は地中海東岸で生まれたフェニキア文字(それに続くアラム文字)に由来するらしく、由来を同じくする北欧のルーン文字にそっくり。
突厥に端を発したテュルク語はユーラシアの東から西に伝播したはずなのにその文字は東端から西端に伝わっている。奥深く壮大なユーラシアの西と東を繋ぐ草原ベルト地帯の歴史に思いをはせると炎天の暑さも暫し忘れそうです。

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by C_MANN3 | 2017-03-19 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

・・・ 風にまかせて ・・・

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《クオリアの風景》、《組織心理・・・》、《ユングの裾野の・・》の三つのカテゴリーを設け、全体として章節の構成になることを願っていろいろと書いてきましたが、このあたりでもうひとつ、章節の構成にこだわらずに雑感が書けるフリーな“別館”を設けてみることにしました。
風にまかせて・・・思いつくままに。意外とこのコーナーが本来の“クオリアの風景”になるのかもしれません。(2007.4.10開始)
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《 このコーナーの新しい追記・新着記事 》

        ☆12/15☆   “追記コーナー:「読書の履歴」”に新着です。
      村上春樹著◆職業としての小説家

        ★07/16★   “このブログのアクセスが7万件に・・・”
        ★04/19★  “海辺の温泉・・・第三弾”
        ★03/13★   “ベイクルーズで潜水艦に遭遇 ・・・”
        ★02/13★   “放送大学、再入学の第一年次終わる・・・”

《 後は記事をブロックごとに収納しています 》
▼以下のエリアでは類似の記事を集めたブロックとして収納しています。左端の
“ここから読む⇒⇒” をクリックすると類似の記事をスクロールのみで一気にお読みいただけます。(一旦記事一覧が出ますが、クリックはせずスクロールで)

▼各ブロックの終端の写真は我が家のアルバムから、ほっと一息の“水辺の風景”です。(クリックで拡大します)

・・・まずは私的な記事から・・・

 《放送大学編》 
ここから読む⇒⇒ ◆放送大学、再入学第一年次終わる  ◆放送大学、まずは無事に卒業・・・ 
         ◆放送大学、第4年次に・・・    ◆放送大学、第3年次に・・・
         ◆放送大学、第2年次に・・・    ◆放送大学、選科履修生に・・・
         ◆学を志す・・・卒業、中退、そして独学 ◆「放大感動の講義集」 ⇔2/20追記

 《閑話休題編》 
ここから読む⇒⇒ ◆海辺の温泉・・・第三弾      ◆ベイクルーズで潜水艦に遭遇    
         ◆海辺の温泉・・・第二弾      ◆迷走台風の合間に・・・
         ◆小江戸の町並み・・・       ◆新緑に映える白い藤・・・
         ◆巨大なキャンパスがご近所に・・・ 
ここから読む⇒⇒ ◆南無曹洞宗大本山永平寺・・・   ◆大迫力の司馬遼太郎記念館・・・  
         ◆クリスマスでキウイの威力・・・  ◆そして今、遅咲きの桜が・・・

 《旅の記録編》 
ここから読む⇒⇒ ◆ハロン湾、ミーソン西域への旅   ◆アドリア海沿岸諸国への旅・・・
         ◆アンコールワット再訪・・・    ◆中欧ヨーロッパへの旅・・・
         ◆バリ、インドネシアへの旅・・・

            
・・・後は“風にまかせて”思うことをいろいろと・・・

 《日本の今、あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◆豊洲市場、欲しいもう一つの議論  ◆「日本企業にいま大切なこと」   
         ◆「TPP亡国論」と思考停止    ◆変わる世界、立ち遅れる日本 ・・・
         ◆増税による経済の活性化・・・?  ◆世界を知る力・・・知を志す覚悟
         ◆国家戦略・・・          ◆まぶしく輝いていた国、日本、米国
         ◆謝らなくなった日本人・・・
 《日本の昔、あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◇大阪アースダイバー        ◇平城京、そして飛鳥・・・
         ◆日本の古代の道・・・

 《ロシアあれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◆通りすぎて行ったプーチン・・・  ◆甦れ、わがロシアよ
         ◆連邦崩壊前後の経済政策
         ◆美しすぎるクリミアの検事総長!  ◆ロシア、クリミアを編入・・・
         ソルジェニーツィン・・・     ロシアの論理・・・

 《イスラムの国あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◇中東から世界が崩れる・・・    イスラム国の野望・・・
         ◆叡智の源、地中海世界ふたたび   イランはこれから・・・
         ◆「ドバイの憂鬱」・・・       ◆ムスリムの世界旅行記、二編

 《その他の国あれこれ》 
ここから読む⇒⇒ ◇物語 チェコの歴史        ◇物語 ウクライナの歴史
         ◆夢想:領空侵犯・・・
         ◆中国の「こども民主主義」・・・  ◆躁の時代、中国・・・ 
         ◆スエーデンはなぜ強いのか     ◆中国経済の正体・・・
         ◆仏教への旅、ブータン
 《経済史や文明史》 
ここから読む⇒⇒ 問題は英国ではない、EUなのだ  ◇資本主義の終焉と歴史の危機
         ◆歴史の終わり・・・        ◆100分で「平和論」・・・
         ◆「ユーロ」、危機の中の統一通貨  ユーラシア胎動・・・
         ◆金融恐慌とユダヤ・キリスト教   ◆ロスチャイルド、通貨強奪の歴史
         ◆市場は制御できるものなのか・・・ 

 《TVドラマや映画》 
ここから読む⇒⇒ ◆海賊とよばれた男・・・      ◆「杉原千畝」そして「海難1890」
         ◆映画「サロゲート」・・・     
         ◆「天地人」、母と子、そしてユング ◆ドラマ「ハケンの品格」、終わる。
         ◆ほかにも映画の記事はいくつか・・・

 《その他の記事》 
ここから読む⇒⇒ ◆ご冥福をお祈り申し上げます。  ◆時代のスクランブル交差点・・・

 《ブログの履歴》 
ここから読む⇒⇒ ◆アクセスがついに7万件に・・・ ◆アクセスがついに6万件に・・・ 
         ◆このブログがついに10周年に
         ◆ついにアクセスが40000に・・・ ◆アクセスカウントが30000に・・・
         ◆ついにアクセスが20000件に   ◆ついにアクセスが10000件に

by c_mann3 | 2016-12-30 01:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(1)

◆追記コーナー:読書の履歴編◆


◆追記コーナー:読書の履歴編◆

最新追記:12/15

【2015.9.8開始】 最近ブログへの記事アップが途絶えがちなこともあり、まとまった記事には至らずとも、ことある度に都度書き足していけるコーナーがあれば良いのかも・・・とこのコーナーを設けてみました。
題して“読書の履歴”、一冊読むごとに何がしかの思いを書き足していくこととしますが、いずれその中から独立した記事として仕立て直すものもあるかもしれません。
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新たな追記

 今年もあとわずかとなってしまいました。この半年間にたまった未処理の読書履歴を
年を越さずに順次遡及掲載を、と思ってはいるのですが・・・

◆職業としての小説家 H29/10読

 10/5、今年のノーベル賞はカズオ・イシグロさんに決まりました。今年も逃した村上春樹さんへの落胆の声は、イシグロさんが日系人だったため、歓喜の声にかき消されてしまった感があります。
その村上さんが興味深いエッセイを書いておられます。題して「職業としての小説家」、スイッチングパブリッシング社、2015年の刊。書き続け、読まれ続ける小説を書くための、職業人としての生きざまを色々な角度から書いておられます。

 例えば、何をどう書くか・・・テーマとそれを表現する文体の如何がその作家を特徴づけることになるが、深遠なテーマを重い文体で書こうとすると、作家はやがてその重みに耐えられなくなる。そこで村上さんは日常の中の何気ないテーマを繋ぎ合わせ、それを軽いタッチの文体で書く事を目指したと、そしてその文体は(かつてジャズ喫茶を経営していた村上さんらしく)ジャズの軽妙なフィーリングがベースになっているとのこと。

 日常の執筆活動についても特異です。芸術作品を書く作家というとどうしても興に乗れば昼夜書き続けるが、行き詰ると悶々とした日を過ごす、仲間とのサロンを作り夜な夜な飲み歩く等といった勝手なイメージを持ってしまいますが、村上さんは異なる。
同業仲間とは群れず、毎日ランニングを欠かさず、決められたリズムで一定の時間量を書く。構想を組み立てながらひたすら書き、何度も練り直す。そのくだりを読んでいいるとまるで緻密な試行錯誤を繰り返して仕上げていく大工さんか何かの職人のようだと思っていたら、なんとご本人がその様を“とんかち仕事”と称していて思わずニンマリ。
そうして書き終わるとまず奥さんに見てもらう。そこで意見が出たヶ所は意にそう沿わないにかかわらず、必ず筆を加える。だがそうして脱稿し出版社に手渡した後は業界人などの論評には一切構わず、読者のみに身をゆだねるのだと。

 実はこの本、賞についても言及されていて、ノーベル賞を含めて賞を得た人、得なかった人の言を引き合いに出しながら、一過性の賞自体は問題ではない、永く読者に読まれ続けることがすべてなのだと・・・

随所に含蓄のある執筆姿勢や本を世に送り出す際の気遣いの話が並び、タイトルにわざわざ“職業としての~”と銘打っておられる理由がわかる気がする一冊でした。

◆ポヒュリズムとは何か H29/12読

トランプ政権の誕生や英国のEU離脱の背景にはポピュリズムの台頭があるなどといわれている中で、時を得た本が出ています。題して「ポピュリズムとは何か」。水島治郎著、中公新書2410、2016年の刊。

この名は19世紀のアメリカで一時期勢力を持った政党、人民党の別称が“ポピュリスト党”であったことに由来するとのこと。当時の米国では一過性の勢力として終わったのですが、その後炎は南米に波及。そこてはアルゼンチンで新たな大統領を生む等の盛り上がりを見せ、やがてヨーロッパ、そして再度米国にも燃え広がり今に至っているのだと。
発生する土壌としては資本主義の発展等により格差が拡大し、にもかかわらず既成の政党や官僚機構からはかまってもらえない“物言わぬ大衆”が急増する中で、そうした人たちに向かって組織に頼らず直接語りかけるカリスマ的なリーダーが火をつけることで燃え広がることが多い。

ポピュリズム勢力は、全圏一区の直接選挙や国民投票に強く、時として思わぬ人が大統領や知事として選ばれたり、国民投票では思わず息をのむかの結果を生んだりする。
だが過激な公約を掲げて勝利はしても、その歓喜の後が問題。大統領や知事の場合はその社会が三権分立等、成熟した政治社会の場合は身動きが取れない場合が多く、逆に未成熟な社会にあっては独裁権力につながる危険性をはらんでいる。国民投票の結果にしても結果の実行がままならないことは英国のEU離脱が示すとおりです。

とはいえ、一見過激に見えるポピュリズム勢力の主張には、大きな時代変化の中で既存の政党や官僚、社会組織が取り組もうとしない社会構造の根本に触れる課題も少なくないし、だからこそ大衆は動くのだと。
ポピュリスト勢力に勝たせてしまって(取り返しのつかない)オーバースイングをするか、その一歩手前で既成勢力がその主張を横取りし(程よいレベルでの)自身の身を切る改革をするか・・・その選択の事例は前述の19世紀の米国の場合にも見られ、大きなうねりのなかで民主党をはじめとする既成勢力がポピュリスト党の主張を大きく取り込みはじめたことで、社会の変化や制度の変革が始まり、それにつれてポピュリスト党は勢力を失っていったとのこと。
この本の副題、“(ポピュリズムは)民主主義の敵か、改革の希望か”は正に現代社会に向けられた大きな問いかけなのかもしれません。そしてそれを考えるきっかけをこの本は与えてくれているようです。

◆シュメルの世界 H29/4読

別掲の本、「善と悪の経済学」の冒頭でギルガメッシュの叙事詩が語られていたのがきっかけで手にしたシュメール文明の本2冊、なかなか読みごたえのある本でした。

まずは◆シュメル-人類最古の文明。小林登志子著、中公新書1818、2005年の刊。5千年の昔にメソポタミアのチグリス・ユーフラテス下流に姿を現したシュメル人の世界。それは繰り返す洪水がもたらす肥沃な土壌の中で灌漑農業を行う一方で交通の要衝にあって広範囲な世界との交易にも長け、競い合ういくつもの都市を形成して栄えた世界最古の文明であった。都市ごとに独自の神を抱き豊かな神話の世界を持ち、交易取引の記録に端を発して世界最古の文字の一つであるシュメル文字を発明。そしてこれらの都市文明は諸都市を束ねたアッカド国へとつながり集大成されていく。楔形表意文字であったシュメル文字から表音文字をも含んだアッカド文字が生まれ、シュメル神話のモチーフはアッカドでギルガメッシュ叙事詩として編集され、やがて旧約聖書にも引き継がれていく。

世界最古の表意文字であるシュメル文字が形を変え、表意から表音へと機能も変えながら色々な言語に使われていく歴史には興味深いものがありますが、この本では一章をさいてその様子が解説されています。
その中で意外だったのは、現在のアルファベットのもとになったと言われているフェニキア文字はその形からしてシュメルの楔形文字の系統だと思っていたのですが、それはもう一つの表意文字であるエジプトのヒエログリフから派生した表音文字だとのこと。実はシュメル文字から派生した表音文字もあったのだが(ウガリト文字)、フェニキア文字の方が交易を通してギリシャ・ローマに伝わり今のアルファベットに・・・

そしてもう一つの本は◆シュメル神話の世界。岡田明子、小林登志子著、中公新書1977、2008年の刊。こちらは神話の世界をさらに詳しく一冊にまとめた本なのですが・・・
シュメルの神話は洪水を繰り返す沖積平野の自然を色濃く反映している。人は神々の代わりに労働をするものとして堆積する土を捏ねて形作られたとする創世神話、そうして命を得た人たちも神の怒りに触れれば繰り返して襲う洪水に押し流され、その中で一握りの人たちが生き延びるという洪水神話・・・こうしたシュメル語で書かれた数々の神話のモチーフは時を経てアッカド人の手によりギルガメッシュ叙事詩としてアッカド語に翻訳編集され、さらには旧約聖書の土(アダマ)から造られた人(アダム)の話やノアの方舟の話の原型として引き継がれているのだと。

しかしそうして人類最古の文明を生み出したシュメル人自体は無常観が漂う数々の神話の中に、琵琶法師の平家物語をも思わせるシュメル人国家滅亡の物語をも残して紀元前2千年にはメソポタミアの地から姿を消していく・・・なんとも魅惑的なシュメルの世界ですが、その魅力をたった二冊の新書版に要約してくれている著者に感謝です。

◆ブレイクアウト・ネーションズ H29/3読

ルチル・シャルマ著、早川書房、2013年の刊。今年の正月の1/3に放映されたBS1スペシャル「欲望の資本主義2017」は味わい深い番組でした。エマニュエル・トッド を始めそうそうたるメンバーのインタビューで構成されていたのですが、その中でとりわけ印象に残ったのがルチル・シャルマとトーマス・セドラチェクの対談でした。

そんなタイミングで友人に勧められたこともあり手にしたのがこの本なのですが、ルチル・シャルマはモルガン・スタンレー・インベストメントマネージメントの チーフストラテジストで新興国への投資を専門としているとのこと。
よく言われるBRICsの時代だとか次はアフリカがフロンティアだとかいうおしなべた見方や、10年20年先といった長期の見通しでなどで投資はできない。個々の国の今を肌で感じることが肝心と、この15年間1ヶ月のうち1週間はどこかの国に出かけていてその対象国は新興国、フロンティア諸国と全世界にわたっている。この本はそうした投資家の目利きで次にブレイクアウトする国はどこかと分析してくれている本であり、日頃はあまり耳にする機会のないアフリカ、南米、東欧圏、アジア諸国といった世界中の国々の社会・政治・経済の状況が軽妙な語り口で解説されていき、読み始めると目が離せなくなります。

結果として期待が持てるのは2011年のお見立てとして韓国、チェコ、トルコ、中国等、逆に冷ややかな印象をお持ちなのはロシア、ベトナム、サウジ等。そしてその解説として個々の国を見立てる際の著者の目の付け所を繋ぎ合わせていくと、なにやら新興国やフロンティア諸国がブレイクアウトしていくための条件といったものが薄っすらと浮かび上がってくる気がするのですが・・・一国の経済はそうした法則めいたものだけで動くわけではなく、それにトップやエリート層の資質、さらには政変、他国の変動の余波といった個々の事情が重なって思わぬ様相を見せるものでもあり、3年先、5年先に何が起こるかはだれにも分からないとも。とにかく面白いお勧めの一冊です。

◆善と悪の経済学 H29/3読

トーマス・セドラチェク著、東洋経済新報社、2015年の刊。著者は前掲の記事にも書いているようにBS1スペシャル「欲望の資本主義2017」でルチル・シャルマと対談していた方でチェコ総合銀行のマクロ経済チーフストラテジスト。

この本は格調が高い。何とまえがきがチェコ共和国初代大統領によるもので、紐解くと続く序章の後はギルガメシュ叙事詩、旧約聖書の章から始まります。
落ち着いて読むのはこれからなのですが、パラパラと捲っていて、以前から気になっていたことが一つスッキリしました。

それは・・・アダム・スミスが言ったといわれている「神の見えざる手」、それが実はアダム・スミスは"神の"とは言っていないと。えっ!と気になりながらも原本に当たるでもなくもやもやしていたのですが、この本ではこの"見えざる手"がどんな場面でどんな意味合いにおいて使われているかが詳しく解説されています。
個々人が私利私欲をめざして勝手にふるまっても神はうまく全体利益につながるように調整してくれる・・・まるでそのよりどころの免罪符の如く「アダム・スミスも言った神の見えざる手」のフレーズはあちらこちらで使われているのですが、やはりそれはアダム・スミス理論の誤用、悪用ということのようです。

そういえばBS1の番組のルチル・シャルマとの対談では"ケインズ学説の悪用”といったことが話題になっていました。巨匠の学説を捻じ曲げ隠れ蓑にしてまでも暴走する現代経済・・・やはり“善と悪の経済学”はじっくり読む必要がありそうです。

◆物語 チェコの歴史 H29/2読

薩摩秀登著、中公新書1838、2006年の刊。首都プラハの静かなたたずまいと共に、ルターよりも100年も早く宗教改革の嵐を巻き起こした国、どうやらキリル文字の原形を生み出したらしい国と歴史的にも興味をそそることの多い国ですが、この本ではその歴史を10個の物語でくっきりと浮かび上がらせてくれています。

9~10世紀の頃、この地にはモラヴィア国が隆盛を極め、東ローマ帝国に懇願し招請した修道士キュリロスが考案したグラゴル文字(これが後にブルガリアにわたってキリル文字となり、広くスラブ正教圏の国々に)で表わしたスラブの言葉で神に祈るキリスト教国を目指していたとか。だがマジャール人の進入を受け、対抗のために東フランク王国と手を組んだものの力及ばすチェコ、ハンガリー、ポーランドの三国に分裂。そのいずれもがラテン・カトリック圏となってしまい、独自の文字を使いスラブ語による典礼を行うキリスト教国へとの夢はついえることに。

b0050634_22411446.jpgそうして生まれたチェコ王国はカレル4世の時代に最盛期を迎えカレルはチェコ王冠諸邦の王、ドイツ王、神聖ローマ帝国皇帝を兼ね、首都プラハは中央ヨーロッパの要となる。ところでチェコの国名“チェコ王冠諸邦”というのは不思議な名称ですが、その心は国王の上に聖バーツラフの王冠を置き、国王もチェコを構成する諸邦の候と共に王冠を支えるということのよう。
同じくこの時代に設けられた制度が“選帝侯”。こちらは神聖ローマ帝国の皇帝がチェコ王を始めとする7名の国王により選定されるということのようであり、諸侯、諸国の主権を強く残したうえで(余計な戦争を避け大人の話し合いで)さらに大きな単位で纏まろうとするこうした制度は今の連邦共和国、EC等にもつながるヨーロッパの生活の知恵なのかもしれません。

ところでルターを先がけること100年の宗教改革の話は・・・1420年ごろプラハ大学の神学部を拠点にヤン・フスなる人物が贅を極める教会に異を唱えた神学論争がその発端。市民や諸侯にその支持が燃え広がり、フス自身は教会により処刑の憂き目にあうのですが、支持者の動きは収まらず何と15年にわたるフス戦争につながっていく。最終的にはカトリック教会のもとに収まってしまうのですが、この運動とフスの歴史は今もチェコの人々の誇りとして語り継がれることに。

ですがその後のチェコはハプスブルク家の率いるオーストリア帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の構成国となり、やがてチェコスロバキアとしてソ連邦の影響下に組み込まれるといった激動の時代を経ながらも、その輝きは失われることなく現在のチェコに至る・・・
この本はそうした壮大なチェコの歴史を読みやすい新書版にまとめてくれた感動の一冊です。多少なりともこうした知識を仕込んだうえで訪れていたならば、以前足早に駆け巡りただただ景観に圧倒されるばかりであった中央ヨーロッパの観光旅行も、さらに味わい深かったのかもしれないと思うとちょっと残念です。
それにしてもヨーロッパ史に出てくる地名や人名はややこしい。“チェコ王冠諸邦”はラテン語式に“ボヘミア王冠諸邦”と称されることが多い。また“カレル”は仏語ではシャルル、独語でカール、チェコ語でカレル。よって神聖ローマ帝国の皇帝としてはカール四世と言われることが一般的ですがチェコ語ではカレル四世に。さらにこの四世は皇帝としてであり、チェコ王としてはカレル一世だとか。ついでにシャルルというのはカレルが少年期にパリの宮殿で育ったため、尊敬する育父シャルル王にあやかって名乗ったものとのこと。

◆その島のひとたちは、ひとの話をきかない H29/2読

森川すいめい著、青土社、2016年の刊。この本は精神科医でホームレス支援などの活動もされている著者が“生きやすさとは何か”を求めて全国五ヶ所の“自殺希少地域”を旅した印象記です。
その地は海辺や山あいの小さな町とか島だったりするのですが、なぜか自殺の少ないその地は何処も事前に期待していた癒しの空間ではなかった。ただ特徴らしきものは浮かび上がってきたと・・・

人間関係は(緊密過ぎると交流範囲が狭くなり排他性が生じやすいためか)意外に密ではない。だが疎にして広く、いわゆる緩やかな紐帯で結ばれている。
目の前で困っていると必ず、即助ける。しかも相手の要請の有無にはかかわらず、自分の気持ちからできることをする。できないことがあっても手は引かず誰かにつないで相談し、かつ解決を見るまで関わり続ける。その際上手くいかなくても何かのせいにして終わらせず、相談や工夫で事に当たることに長けている。

助けはしても見返りは求めていない。助けっぱなし、助けられっぱなしで世間は回っていく。だから助けられることに負い目は無く、“病は市(いち)に出せ”とばかりに自然に弱音を口にする。
老いて痴呆が始まったり、障がいがあったりしても(やもうえず施設を利用したとはしても)人間関係としては隔離せず、そうした人たちのペースに合わせて寄り添い続ける。

この本ではこんな話が含蓄のあるフレーズと共に全編にちりばめられているのですが、今は都会に住む私などが読んでいると、遠い昔の記憶がうっすらとよみがえってくるような、そして環境は違っても今の自分の生き方にも参考になるものが多いような気がし始める、なんとも味わい深い一冊です。

著者は国内の自殺希少地域のみならず、45か国もの世界中を旅をしていて、日本の自殺希少地域の様子が、最近日本でも紹介され始めたフィンランドのオープンダイアローグの世界にも見事に重なっているとも・・・
なお、オープンダイアローグについては別掲記事をご参照ください。

また著者のインタビュー記事がネット上にありましたので、宜しければ下記を。
     http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/04/morikawa-suimei1_n_11862926.html
     http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/05/morikawa-suimei2_n_11867888.html


 
読書の履歴は更に続きますが、後は区分別の別室で! 

現在の各室の収納状況は以下の通りです。

《心理・認知系の部屋》・・・ ◆「無境界」・・・自己成長のセラピー論、 ◆レキシコンに潜む文法とダイナミズム、 ◆オープンダイアローグとは何か、 ◆ユングの「哲学の木」、 ◆ユングの「赤の書」

《進化・生命系の部屋》・・・ ◆生命 最初の30億年、 ◆エピジェネティクス、 ◆破壊する創造者

《経済・経済史の部屋》・・・ ◆資本主義の終焉と歴史の危機、 ◆問題は英国ではない、EUなのだ、 ◆ウォーラーステイン、 ◆世界システム論講義

《歴史等その他の部屋》・・・ ◆大阪アースダイバー、 ◆中東から世界が崩れる、 ◆イスラム国の野望、 ◆民族という名の宗教、 ◆シルクロードと唐帝国、 ◆多神教と一神教、 ◆古代都市平城京の世界、 ◆道が語る日本古代史/古代道路の謎、 ◆道路の日本史/完全踏査古代の道、 ◆古代飛鳥を歩く、 ◆シルクロードの古代都市、 ◆ジャポンヤ --イブラヒムの明治日本探訪記--、 ◆イブン・バットゥータの世界大旅行、 ◆甦れ、わがロシアよ、 ◆ロシア人しか知らない本当のロシア、 ◆物語 ウクライナの歴史、 ◆歴史の終わり 上・下、 ◆中世シチリア王国、 ◆NHK さかのぼり日本史 ⑦~⑩
全ての部屋をスクロールで一気に見る

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by C_MANN3 | 2016-12-28 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、再入学第二年次の近況

【2017.11.30】  本日、第2学期の中間レポートを提出しました。といっても今回は期末の単位試験の頃に(慶事ではありますが)身辺が慌ただしくなりそうなため、絞り込んで科目は1科目のみ。一方スクーリング授業は幾つか受けたかったのですが、こちらも抽選で1科目に止まりました。結果として今年は正規科目が3科目、スクーリングも3科目ということに。
とはいえ科目数を減らして気が緩んでいますので、気を付けないとたった1科目の期末試験さえ、あっという間に日が迫りいつものように一夜漬け受験になりかねません。

b0050634_20502092.jpgところでもう来年度の授業科目が発表されていて、新設科目も全容が明らかになりました。目を通してみると今回も「グローバル経済」とか「考古学」といった興味をそそるものも散見。
受講科目数は最初の4年間に比べると激減していますが、こうして次々現れる新設科目のめぼしいものを追っかけて行くと、放送大学の学生生活は果てしなく続きそうです。

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by C_MANN3 | 2016-11-24 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、再入学第一年次終わる

【2017.2.13】 昨年の春放送大学をいったん(心理と教育で)卒業し、この後専攻コースを(産業と社会に)変えて再入学していたのですが、本日第2学期の単位試験の結果が判明し、無事終了しました。

とは言っても今年は1、2学期合わせてたった3科目の履修。昨年までの1/4のペースで、これではちょっと物足りない感じがしないでもない。
もっとも科目申請しなくても講義の視聴は勝手なので、新設科目を中心に種々目を通していたのですが、院の科目にも面白そうなものがあったりして結構楽しめました。

一方スクーリング授業の受講はあちらこちらの近隣府県にも足を延ばして気ままに楽しめればと思っていたのですが、こちらは抽選の壁があり思うようにはいかない。それでも通年で4件の受講ができたのは上出来だったのかもしれません。ともあれ、これから次年度の科目申請の準備に入ります。

下の写真左は隣の府県の学習センターで受講の際、お世話になっている学食に面した某大学の中庭。静かなたたずまいで安らげる、お気に入りの空間です。

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by C_MANN3 | 2016-11-22 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大、まずは無事に一旦卒業です。

【2016.3.27】 放送大学、まずは無事に一旦卒業できました。今年の卒業式は東京本部の全国版が3/26、翌3/27に各地の学習センターでの卒業式が行われ、私は地元のセンターで学位記を受領したのですが、独りずつ名前を呼ばれて前に出て証書を頂くなどは久しくなかったことで、それなりに緊張感を覚えて思わず苦笑したりも。

さて若い方が学部を卒業すれば院に進むか就活ですが・・・よせばいいのに放送大学院試の過去問を覗いてはみたものの一瞬にして試合放棄!
ならば就活はというと、この年では就活は文字違いの“終活”の時期。ですがそれも気が進まず、結局コースを変えて再入学することといたしました。放送大学の特にシニア層の方は卒業しても再入学を繰り返す方が多いとか・・・私もそうした先輩の後を追っかけて仲間入りをさせて頂きます。

放送大学では時代を追っかけて次々と新しい科目が新設されていますので、そうした科目を渡り歩くだけでも楽しめそうです。
ただ、今後は2年で再度卒業などとは言わずにペースを落とし、健康第一のスローライフを楽しめればと思います。
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by C_MANN3 | 2016-11-20 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第4年次に・・・

【2015.4.1記】 放送大学もついに4年次に。順調に進めばこの1年で一応、学部を終了の予定です。

さて今年の科目選択について・・・
実は放送大学では教材はほぼ5年でがらりと再編集されます。科目としては継続される場合でも教材は再編集されるのですが、一部の講義については(残しておいてほしい名講義でも容赦なく)まるで賞味期限切れでもあるかのように廃止となる一方、時代に合わせた新しい内容の新規科目が出現し、カリキュラムが新陳代謝しつづけるのが特徴のようです。
したがってこの3年間で心理系(教育系を除く基礎、臨床)の科目はほぼ取りつくしていたつもりだったのですが、ここにきてこの分野でも何とも興味をそそる新規科目が出現、これは見過ごせないとその科目を取ることにしました。
題して「認知行動療法」、「錯覚の科学」そして「中高年の心理臨床」・・・いずれも楽しみな科目となりそうです。もちろんそれ以外にも学部終了に必要な科目数を確保するためにもう数科目をとることになります。
またスクーリング授業では懸案だった「心理学実験」の3つ目の受講が運よく確定。これで認定心理士の要件はすべて揃うことに。

◆2015.9.26追記  いよいよ最後の半期を迎えることに・・・

後期受講科目の教科書も届き、10月からは卒業に向かう最後の半期を迎えることになります。卒業要件の充足には後3科目なのですが、まさかの単位落とし等、不測の事態に備えて念のためもう1科目を追加し4科目の申請でラストスパートに。今回も「ロシアの政治と外交」、「文化人類学」、「エネルギーと社会」といった新設科目を優先に選択しました。
一方面接授業(スクーリング)は相変わらず抽選漏れが多く、今回は5科目申請してOKとなったのが2科目、これでは卒業要件ギリギリなので、10月中旬の空席再抽選でもう1科目はゲットしておきたいところです。

なおこのあたりでこの三年半の振り返りを兼ねて、“感動科目の印象記” なるものをまとめ始めてみました。

◆2015.12.6追記  面接授業、すべて完了!

学部卒業要件の面接授業(スクーリング)20単位40日をすべて完了しました。面接授業は各都道府県にある学習センターで独自の講座(ご当地ならではの講義も多々)を競って開かれているのですが、近隣のセンターへの越境を含めて面白そうな科目を選んで受講。お陰さまで40日間例外なく興味深い講義を楽しむことができました。
これも一重に、何れの講座も2日間を立ちっぱなし、しゃべりっぱなしで熱のこもった講義をして頂いた講師の諸先生のお蔭であり、深く感謝申し上げたいと思います。

◆2016.1.30追記  最後(?)の単位試験が終了!

本日、学部最後の単位試験がすべて終了しました。これで無事卒業となればいいのですが・・・判定は2~3週間後に。
2/13 全科目の合格が判明しました。これで卒業です。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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by C_MANN3 | 2016-11-18 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第3年次に

【2014.4.1記】 放送大学が2年を経過。そして“認定心理士”の申請要件として必要な科目群も“心理学実験”以外は全て履修を完了です。
実はこの“心理学実験”は機材や試験者・被試験者が必要なため、スクーリング授業として実施されるのですが、希望者が多くて受講申請しても抽選の壁が立ちはだかる難物。全3回の受講が必須ですが、まずは昨年1科目を受講完。そして今年の前期で2つ目の受講がOKに・・・これならまずは運の良いペースなのかも。
ところで《認定心理士》の申請要件とは・・・広範囲な心理学科目群から指定 9 ゾーンの内、少なくとも 7 ゾーンを網羅して18科目(36単位)以上を履修すること。ただし大学によって科目内容にばらつきがあるため、シラバスの中身がチェックされます。
さて3年次ですが、心理学は最近開設された新しい科目“認知心理学”の1課目にとどめ、生命分子(DNA)、歴史、経済、宗教へと領域を拡大することといたしました。実は心理学だけでなく、進化論やDNAといった領域も興味津々の領域なんですよね。

ところで放送大学はいろんな楽しみ方があるようですが、例えば歴史・・・
いわゆる通史としての歴史に、併せて経済史、宗教史、芸術史を同時進行で履修すると、モノトーンだった歴史が何とも多彩な色合いを帯びた感動の世界として浮かび上がってきます。
あるいはヨーロッパ史、地中海史、イスラム圏の歴史、中国史を一斉履修というのも何となく壮大な気分が味わえそうで面白いですよね。

こうした科目の無茶取りができるのも、科目数が多く、履修の順序やエリアに制限のない放送大学ならではの味わいです。
ただこうした科目をすべて正規に科目申請してしまうと期末の単位試験がとんでもないことになってしまいます。よって主な科目のみを正規申請し、後の科目はBS講義放送見放題、さらにネットではいつでもどれでも見放題のメリットを活用して楽しむにとどめるのが穏当ではないかと・・・ともあれ、今年も楽しい1年となりそうです。

◆2014.10.1追記 後期の開始です。

後期受講科目の教科書も届き、いよいよ後期の開始です。実はスクーリングで申請した3つ目の“心理学実験”は残念ながら抽選漏れで、来年に持ち越しです。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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by c_mann3 | 2016-11-16 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、第2年次に

【2013.4.1記】 放送大学に入学して1年が経過しました。まずは選科履修生として基礎心理学の科目を集中履修したのですが、当初の目標通り“心理学基礎”分野における放送大学エキスパート(科目群履修証明制度)の必要科目を全て終了しました。
ところで《心理学基礎エキスパート》の認定には・・・臨床系を除く基礎的な心理学科目から選定された科目群の中から 10 科目以上を履修することが要件となります。
そしてこの1年間で放送大学の科目の豊富さ、選択の自由さ、好きな時間帯に勝手なペースで勉強できること、そして何より講義内容の良さ等に接し・・・こうなればコースを切り替え、本科履修生として学部のフルセット終了を目指そうと本日より新たに再出発することといたしました。

で、まずは今年もさらに残された心理学系科目の履修を上積みし、いわゆる“認定心理士”の要件確保を目指したいと思います。そして余力で産業、経済分野の科目にも挑戦できればと思っています。

◆2013.10.1追記 後期の開始です。

本科履修生となると専門科目もさることながら語学も3科目が必須ということで、前期に取った“中国語入門Ⅰ”に続き後期で“中国語入門Ⅱ”を取ることにしたのですが・・・果たしてどうなることやら。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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by c_mann3 | 2016-11-14 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)

◆放送大学、選科履修生に・・・

[2012.4.1記] 4/1、新年度開始です。そして私は今日から放送大学の、まずは一年間の選科履修生になりました。

放送大学は便利です。わがまま放題に好き勝手な科目を選択できますので、まずは基礎心理学系の科目を集中選択することに致します。
実はこのブログでは心理学などと言いながらも、好奇心の趣くまま出会える限りの本を読みあさり、足らざるところは我流の妄想でつなぎ合わせて(当たらずと言えども遠からずとは願いつつも)勝手な記事を書き連ねてきた感がありますが、このあたりで罪滅ぼしを兼ねて知識と思いの整理ということで・・・

◆(2012.9.20追記) そして半年が経過しました・・・

この半年間、とりあえず臨床系は後回しにして基礎心理学系の8科目を一斉同時進行で履修してきましたが思っていた以上におもしろく、そして改めていろんなことが見えてきた感じです。

そのひとつは認知心理学と認知神経科学(脳科学)。これを同時に勉強していると現代の心理学はこの両者が車の両輪となってとんでもなく強固な岩盤の上に再構築されつつあることが窺え、思っていた以上に脳科学の裏付けが取れつつある様はまさに感動的でした。

そして発達心理学・・・こちらは勉強するにつれ、自分が随所で発達のし残しを抱えながら歳を重ねてしまったことを改めて認識させられ・・・なんか妙に考え込んでしまったりもして、やはり心理学は学んでいると刃が己に突き刺さってくる学問のようです。

そして迎えた炎天下の8月の単位認定試験、ちょっと心配な科目もありましたが結果は一応全てクリアに・・・10月から始まる後期ではいよいよ臨床心理系にも枠を拡大、“精神分析とユング心理学”なんて科目もあり、たのしみです。

下の写真は左が前期、右が後期の受講科目です。画像をクリックすると2段階で拡大します。
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by C_MANN3 | 2016-11-12 00:00 |  ・・・風にまかせて・・・ | Comments(0)