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◆衝撃の“i Phone”、米国でデビュー

長蛇の列の中でアップルの“i Phone”がついに発売されたようです。いろんな会社が小さな携帯にフルキーボードを組み込むために四苦八苦している中で、キーボードはおろかキーレス。全面タッチパネルで表示画面に指先で触れるたびに、場面に応じていろんなメニューアイコン飛び出してくる。
ニュースでほんのちょっと写された操作風景を見ただけでも今までのものとは違う雰囲気が伝わってきます。

日本でもこの半年の間で携帯はがらりと様変わりしつつあるようです。ワンセグのために画面が横長対応になり、横型になったことでパソコン用のWeb画面がフルサイズで表示可能となり、そこまできたならとWindowsOSが内蔵され、Excel、Wordも編集可能に・・・もはやかなりのサラリーマンは事務所のノートパソコンの前に留まる理由を失う。

一時期パソコンテレビとかインターネツトテレビとかいってパソコンとテレビが接近戦を演じかけていましたが・・・携帯性と即時性という条件下では、突然割って入った携帯が何もかもをカッサラッてしまう時代が始まるのかもしれません。

こんな中で「i Phone 衝撃のビジネスモデル」と題した本が出ています。岡嶋裕史著、光文社新書302。帯広告の文面がすごい。“アマゾンがつき、グーグルがこねた天下餅、座して喰らうはアップルか”

Web2.0といいながらもパソコンインターネットでは課金性がネックで情報自体に対価を求めることには難があり、ひたすら広告収入に頼る無償サービスの世界を広げるだけ。携帯は持ち主の特定と課金性に優れるがサイズがらヒューマンインターフェースがネック。そのネックを破るには発想の転換が必要、その第一歩が今回の“i Phone”ということのようです。

ですがさらに、著者いわく。
アップルの魅力とは何か・・・“i Phone”という製品が優れていることなどはたいしたことではない。興味本位に自分がエキサイトできる製品を作ってしまうモチベーションと実現してしまうプロセスが優れているのだと。翻って日本にはこうしたモチベーションが不足、しかもそれ以上に不足しているのがこうした技術開発の方向性を示すグランドデザイナーだと・・・確かに何につけ、そうした感じはしますよね。

それにしてもこの“i Phone”、日本ではいつどういう形でデビューするのでしょうか。日本で“i Phone”を担ぐのは既存のキャリア?それとも既存キャリアが“携帯の形態”を古いままの世界に閉じ込めてきた時代が終焉し、真のユビキタスの時代に向かう突破口になる?・・・ますます面白くなってきたことは確かです。 (2007.7.1)
by c_mann3 | 2008-08-20 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆魔神が生み出すiPod、iPhone・・・

ひとつ上(にスクロールしたところ)の記事で紹介している本の中で、

“i Phone”という製品が優れていることなどはたいしたことではない。興味本位に自分がエキサイトできる製品を作ってしまうモチベーションと実現してしまうプロセスがアップルの魅力・・・

といったことが書かれていていったいどんな人が開発しているのかと思っていたのですが・・・それを垣間見ることができる一冊の本に出会いました。

題して「スティーブ・ジョブズ、神の交渉力」(竹内一正著、経済界の出版)ですが、この本はアップルを率いてMac、iPod、iPhoneを開発したCEO、スティーブ・ジョブズの壮絶な生き様を描いたもの。

この本によると彼は世界を変えうるおもしろい商品を開発することにしか興味を示ささず、それを高圧的な交渉、裏切り、横取り、追い落とし、あらゆる手段を使って実現させる。とにかく倣岸不遜な言動で超自己中心的な人だとか。

三分のプレゼンで100億円稼ぐと言われ一瞬にして新製品の発表会場をくぎ付けにし、世界を変える。だが半径10m以上離れている人を熱狂させる一方で、5m以内の人を恐怖に陥れるとか。あまりの言動に自身が創設したアップルから一度は追い出されてしまうのですが、再度復帰しiPod、iPhoneを世に送り出す。しかも一度は癌に冒されるのですがそこからも復帰。

日本にはあまりいそうに無い恐ろしい人ですが、本の目次をいくつか列記すると・・・
  ・言い方は言い分より交渉を支配する
  ・弱い味方は潜在的な敵方である
  ・和では勝てない、勝ってこそ和せる
  ・必要なら動け、可能ならではない
  ・最善の説得は棍棒でたたくこと
  ・楽観は考え無しだが、悲観は能無しだ
  ・それがダメでも、ほかの何かがうまくいく・・・

一つ一つのエピソードがあまりにも惨くて読んでいると気分が悪くなり、もしかしたらこの本はたちの悪い中傷本では?と思わず著者の経歴を見たのですが、松下とアップルに勤めていたコンサルタントとのことで中傷というよりは讃歌に近いのかも。結局強引に世界を変えていく様に惹かれて最後まで読んでしまいました。

この人、本のタイトルでは神と書かれていますが読み終わった印象ではむしろ魔神か悪魔に近い。

ですがこの魔神、ちょっと気になるニュースが・・・先日、スティーブ・ジョブズが“6月末まで医療休暇を取る”と全社員にメール発信したことが報じられていました。なんとメールの文章もそのまま紹介されていたのですが、体重を劇的に減少させるホルモン欠乏症にかかっているとのことです。

iPodやiPhoneクラスの商品ともなると“興味本位でエキサイトする自己中心的な魔神”にしか生み出せないものだとすると・・・社員宛メールの約束どおりふただび復活し、さらに世界を震撼させるような商品やサービスを生み出し続けてほしいですよね。

ところで、並外れて創造的な業績を生み出す人の特質については他にも類似の記事が・・・(2009.1.26)


[2009.9.10追記]アップルの魔神、復活・・・

病気療養を宣言していた魔神、スティーブ・ジョブズ氏が復活したとのニュースが流れています。
以前と変わらないスタイルでiPodの新製品発表会に姿を現したのですが・・・写真を見るとかなりスリムになってしまっていてちょっと心配。

ところでiPodに席巻されて低迷を余儀なくされていたwalkmanが盛り返しつつあるとのこと。カメラを搭載したりで機能拡張するiPodに、Walkmanは本来の機能である音質で勝負と自信を見せているようですが、復活した魔神との勝負の行方が楽しみですよね。

[2011.10.6追記]アップルの魔神、逝去・・・

再度の病によるこの夏の退任からわずか二か月、スティーブ・ジョブス氏(56才)逝去と衝撃のニュースが駆け巡っています。追放からも病からも何度でも甦りミラクルを生む、不死身の魔神だと信じていたのですが・・・残念です。
by c_mann3 | 2008-08-18 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆グーグル10の黄金律・・・

一冊の本が出ています。桑原晃弥著「グーグル10の黄金律」PHP新書727。さすがグーグル、感動的な本です。

本書はガレージに「グーグル世界本社」の看板を掲げて1998年誕生したグーグルの、ビジョンを示す10ヶ条を軸にその社風を解説したもの。
事業計画はないがビジョンがある。利益は目的ではなく“情報を整理しつくすことで世界を変える”ことにのみ邁進する。

天才肌で協調性のある人、働くのが好きな人、好奇心と熱意のある人のみを採用し、社員には科学者であり芸術家であることを求める。さらにはできないと口にすることを軽蔑する人材を求めるとも。

衣食足りて革命が起こると福利厚生は潤沢。秩序があり過ぎるとイノベーションが起こりにくいと、中間管理職の数を抑え、個室なし、数人のグループでわいわいがやがやと仕事をし、エンジニアの楽園といわれる環境で1日12時間、週6日働く。

勤務時間の20%は何をしてもよいという「20%ルール」があり、使い方は自由だが内容や状況はネット上で公開されており、ここから新しいものが生まれてくるとのこと。

ユーザーは常に正しい、邪悪になるな、クリーンでオープンに、徹底した合意形成・・・
技術的な風土はマイクロソフトではなくアップルに近いがカリスマや独裁者はいない。
それにしても従業員が二万人を超えてなお、ガレージ企業の雰囲気を保とうとする執念には敬服するしかありません。

読んでいるとため息の出る本です。でもなんか懐かしい雰囲気もある。そういえば私などにもあった、初めてマイコンに出会った感動から昼夜を忘れて働いて(遊んで)いたあの時代を思い出したりも・・・

日本でも初めてマイコンが使われ始めたころや、インターネットが動き始めたころといった変革期には街中でも企業の中でも出会い頭の感動からガレージに近い雰囲気の中で昼夜を忘れて働いていた時代はあったんですよね。でもガレージで強い志を持ってスタートし、それを決して崩そうとしないグーグルのような例は稀・・・

周りからは相手にもされずに従って結果的に勝手気ままに動けていたチームが多少なりとも成果を見せ始めると、少しずつ周りから人も資金も、そして旧来の価値観による親切なおせっかいも集まってくる。

だかそれが成功を加速させる側面もあり、気が付くと旧来の価値観にどっぷりと同化してしまってベンチャーが面白くもおかしくもないただの集団に成長していく・・・同じガレージ起業でも社内のガレージからスタートした場合はさらにこの傾向が顕著・・・などと思ったりも・・・(2011.5.12)
by c_mann3 | 2008-08-16 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆クラウド・コンピューティング・・・

ふらりと入った本屋で、最近耳にすることが多くなったクラウド・コンピューティングの本を見つけました。
題して「クラウド・コンピューティング」。西田宗千佳著、朝日新書154、副題が“ウェブ2.0の先にくるもの”です。

クラウド・コンピューティング・・・

この言葉の意味するところは、コンピュータのデータもソフトも全ては雲(クラウド)の向こうにあり、何時でもどこからでも手元のパソコンや携帯からアクセスするだけで全ての情報が雨のごとく舞い降りてくる。しかも手元のパソコンには極端に言うと大容量のハードディスクもいろんなアプリケーションソフトも入っていなくてもいいといったイメージなのでしょうか。

使用する技術やコンセプト自体は新しいものでは無いが、今まで何回となく提唱されては次期早尚で立ち消え。
しかしその後インターネットの高速化とサービスの多様化の中で、2006年、GoogleのCEOがネーミングも新たに再度提唱したのがクラウド・コンピューティング。

この本はクラウド・コンピューティングに関する将来性や期待、そして誤解や課題といったことが分かり易くまとめられています。

従来ネックであった操作性や反応速度は急速に改善されつつあり、小規模なプロジェクトなら仕事で使って全国に散らばる社員や客先がコラボレーションといったこともできそうなのですが・・・
その際問題になるのが、社内ネットにつながったパソコンはどこの会社でも外部のインターネットやサーバーにアクセスすることを禁止していることが多いこと。

となると、せっかくのクラウド・コンピューティングも当面は携帯を握り締めたりネットブックを持ち歩く個人用ということになるのでしょうか。
インターネット上のいろんなサービスや携帯がますます発達し、いよいよユビキタス社会が実現しそうなのに・・・残念ですよね。(2009.3.10)
by c_mann3 | 2008-08-14 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆クラウド、携帯端末戦争のゆくえ・・・

クラウドについての続編です・・・

時代はまさにクラウド一色の感がありますが、こうした中で色んな企業がこれをチャンスに一挙に世界制覇を狙ってはいてもその戦略は一様ではない・・・タイムリーにそうしたことを解説してくれる本が出ています。
題して「アップル、グーグル、マイクロソフト」。岡嶋祐史著の光文社新書449です。

副題に“クラウド、携帯端末戦争のゆくえ”とあるのですが、クラウドと一口に言っても業態としてはIaaS(ハードウェアのみのクラウド化)、PaaS(ハード+OS等のプラットホームを含めたクラウド化)、そしてアプリケーションを含めて根こそぎのクラウド化を図るSaaSに区分されとのこと。

まずはグーグル・・・集め尽くした情報と検索を軸としたアプリケーションをクラウドに集約しその勢いは止まらない。さらに最近はクロームOSで手元のパソコン側のプラットホームをクラウドに都合のよいものに換えるマイクロソフト潰しの戦略もみえる。

対してマイクロソフト・・・OSとアプリケーションを手持ちする世界を制覇した既得権を無にする戦略は取りにくいのか、ソフトは手持ちのメリットを強調しつつクラウドにも対応するといったところ。

特異なのがアマゾン・・・実はパソコンインターネットの情報は無料が常識化した今、ネット上の情報やモノへの課金システムが最大の課題。そうした中でネット上のマーケットプレイスを持ち、コンテンツの集積と課金で先行するアマゾンは、クラウドビジネスを金に替えるための必須のプラットホームを持っている。

そしてアップル・・・一見クラウドとは無関係に見えるが実はiPod、iPhone、iPadといった機器でクラウド世界の入り口を押さえていて今のところ他を圧倒。しかもiTune、アップストアといったマーケットプレイスと課金システムも併せ持っていることも強みだとか。

グーグルとマイクロソフト対決の行方、アップルを追撃する端末戦争・・・何れも興味津々ですが、この業界は個性を剥き出しにした“ハングリーで馬鹿な企業や個人”が世界を制覇するといわれる中、ルール内で頑張り優等生的な製品を追求する生真面目な日本企業の行方も気がかりですよね。(2010.5.17)
by c_mann3 | 2008-08-12 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆電子出版の未来図・・・

この半年で日本でもiPhone、iPad、kindle、ガラパゴスと本を読める携帯端末が出揃ったこともあり「電子出版」の機運が急速に盛り上がっていますが、そうした中で一冊の本が出ています。

題して「電子出版の未来図」、立入勝義著 PHP新書708。
この本は電子出版の背景にある課題や近未来を端末ハードの側ではなく、出版やコンテンツの側から展望したもの。

▼電子出版の時代では出版社も取次ぎも書店も不要となり中抜きが始まる。
▼アマゾンなどのプラットホームを使うと誰でもが直接電子出版できるため、既存の業界に顔の利く著名人でなくとも作家やクリエイタの感性如何でデビューが可能。
▼しかもコストが激減し著者の印税が増えたため、ヒット一発で一攫千金を手にする可能性さえ出てきた。

無邪気に考えるとそうなるが、そこには落とし穴も困難も横たわっている。

中抜きとはいっても素人の文章にはプロの校正や編集は必須、海外まで販路を求めると出てくる言語や文化の壁、しかもWebに閉じ込められた世界では広告宣伝プロモーションの手法もおのずと違ってくる等々・・・そして逆に今業界が気にしている著作権やデータ規格の話はいずれ壁が崩れて無意味になるとも。

そして電子出版は今後とも大きく二つの方向に大別される。

▼従来の書籍を踏襲するもの・・・目に優しい白黒画面のアマゾンのkindleに馴染む世界であり、既存の書籍の広範囲な電子化を含めて真っ当な活字人間の欲求をどこまで満たせるかが勝負。
▼書籍に動画や音楽を連動させたアプリに近いもの・・・まさしくiPadやガラパゴスの世界であり、カラーの雑誌、アニメなどを基点に今後何が出てくるか予想もつかない世界。

著者が米国に在住し一歩先行する米国の電子出版業界で活躍されている方だということもあり、話はリアルで説得力がある一冊でした。(2011.2.15)
by c_mann3 | 2008-08-10 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(1)

◆ツイッターの社会論・・・

以前から気になっていたツイッターについて、一冊の本を見つけました。
「Twitter社会論」、津田大介著、洋泉社の新書227。すばらしい本です。

ツイッター(意味はさえずり、つぶやき)、米国生まれの新しいタイプのコミュニケーションネットワークで日本では2008年にサービスが開始され、以降爆発的に参加者が増えつつあるとのこと。

この本ではその実態、活用の仕方、このネットワークで繰り広げられ始めている社会の変化といったことが紹介されているのですが、読み進めるうちに確かに、社会やコミュニケーションのあり方を揺さぶるインパクトを持っていそうなことが窺えます。

一通の記事の文字数が140文字に制限されていることもあり、ブログのミニチュア版といえなくもないですが、情報伝達の即時性、コミュニケーションのリアルタイム性がまったく違う。

気になる人、賛同できる発言をしている人を挨拶抜きでフォロアに設定するとその人たちの発言がリアルタイムに自分の手元に並ぶ。そして自分の発言も即、フォローしてくれている人に届く。

さらに自分のフォロアーからそのまた次のフォロワーへと輪が広がるため、時としてちょっとしたつぶやきがとんでもない速さでとてつもなく広範囲にひろがり、かつその反響を自身で体感することができる。もちろん気になるキーワードでの検索も可能で最新の世間のつぶやきが一瞬にして集まる。

そしてこの即時性が反応しあうとき、時として大小のスタンディングウエーブが巻き起こり、このウエーブが思わぬところで商品をヒットさせ、イベントに人を結集し、社会運動になったりもする。
そんなこともあり政治家は日頃からの選挙キャンペーンに、そして企業もマーケティングやCSのツールとして導入し始めているとのこと。

携帯を使ってTwitterをするとまるで実況中継をしながら日々を生きているって感じになりそうですが・・・行動を中継しても、思いを中継しても新たな世界が広がっていく可能性はある。

読み終えて感動、さっそくアカウントをとってつぶやき始めては見たのですが・・・案の定、最初のしばらくは何をつぶやいても何の反応もない本当に独り言の世界・・・どうやらツイッターの世界を実感するにはしばらくの時間と修練が必要のようです。(2010.2.15)
by c_mann3 | 2008-08-08 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆ツイッター・・・始めて一年

津田大介さんの「Twitter社会論」を読ませて頂いたことをきっかけに twitterを書き始めて今日で1年。
ですがおっかなびっくり始めてはみたものの18個ほどつぶやいたところで息切れ。そして気が付くと沈黙したまま半年が経過…それではまずいと気を取り直して今、つぶやきの数は100個あまり。


ここにきて思うことはいろいろですが実感として分かったこと・・・

まずはTL(タイムライン)が流れるのが速いこと。現在フォローさせて頂いているのは100人余りなのですが、次々と降り注ぐ新たなツイットに押し流されて手元のTLはには直近数十分の記事しか残っていない。はりきって書いたコメントもリツィートされることもなくあっという間に流れ去って跡形もなくなる不思議な世界・・・

twitterはやはり著名人が実名で携帯を離さず“なう”を発信し続けてこそ盛り上がるもの。名も無い者が世界の片隅で愛を叫んでも、それは唯の呟きにしかならないのかも・・・
津田さんの「Twitter社会論」にある“Twitterは「10億人を束ねて地球の鼓動になる」”といった表現には魅力もあり、それに近い現象が起こっている場面があったとしても、それはどこかの遠い世界の話・・・ん、ちょっと悲観的過ぎる?


そんな今の私にとってTwitterはふっと浮かんだ心の断片を記した備忘録。それをブログに連動させてからは、ともすれば更新が途絶えがちなブログのサイドで速報版コーナーといった役割を果たしてくれています。

ただ140文字制限というのはおもしろい。あと何文字と四苦八苦しながら調整を重ねるごとに文章がすっきりしてくることも確か。俳句も短歌も文字数制限があればこそ思いのエキスの抽出力や表現力が磨かれ独自の文化が発達した。Twitterは140文字だからこそTwitter、早い話、相撲でも土俵の枠を取っ払えばあっという間に似て非なるモンゴル相撲に変質しそうですよね。(2011.2.10)
by c_mann3 | 2008-08-06 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

◆「テレワーク」、未来型労働の現実・・・

「テレワーク」とはITを駆使して正規の職場以外で働くこと。

ITがここまで発達し、ホワイトカラーのオフィスワークの大半がネットワーク上のOA機器を相手に進められるようになった現在、律儀に満員電車にのって毎日会社に行かずとも仕事は進むんじゃないか、現に私なども仕事の1~2割は深夜の自宅でやっている・・・

そうした中で「テレワーク」と題した本が目にとまりました。副題が“「未来型労働」の現実”。佐藤彰男著、岩波新書1133です。

テレワークというと知的生産に適した自由度の高い勤務体系といった未来型のイメージを描いてしまいますが、この本ではそれとは裏腹のテレワークの厳しい現実もあわせて生々しく描かれていて、テレワークには大きく分けて三つのタイプがあるのだと・・・

▼在宅勤務型
政府も推奨しいろんな大手企業が制度化している方式で、週のうち何日間かを自宅で勤務するもの。大々的な実験がPRされてはいるが、現実には一部の高級研究・企画系社員か幼児を抱えたキャリアウーマンが活用しているにとどまっている。

▼モバイルワーク型
典型的な例としては毎日が直行直帰の営業マンがこれに相当する。オフィスの机はおろか場合によってはオフィス(営業所)さえ廃止され、ホテルの貸会議室に月1~2回集まるのが出社の代わり。事務的なデスクワークは喫茶店か深夜の自宅ということになります。

▼在宅ワーク型
子供を抱えた主婦の手内職の現代版ともいえるものであり、業務内容はWebデザインやプログラミングといった高度なものから単なるデータ入力まで広範囲にわたる。請負契約の形を取るため最低賃金の規制は適用されず、収入は時給に換算して2500円から100円と大きくばらついているのが特徴。

共通する問題点はコミュニケーションが取りにくい、勤務実態が見えにくく過重労働になりやすいといったことですが当事者たちは不思議に納得しているとか・・・
情報漏えい対策、健康管理など数々の運用上の困難はあるにしても、職種や部門によっては取り組んでみる価値のある労働の一形態なのかもしれません。

なおこの本では今や2~3割のホワイトカラーの習性となっている持帰り残業についても一章を割いています。まさしくこれもテレワークの一種であり,過重労働の隠れた温床なのだと・・・ (2008.10.28)
by c_mann3 | 2008-08-04 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)

  ・・・次は・・・

      ◆次は「組織の不祥事」について・・・⇒⇒


by C_MANN3 | 2008-08-01 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)