ふらりと入った本屋で、最近耳にすることが多くなったクラウド・コンピューティングの本を見つけました。
題して「クラウド・コンピューティング」。西田宗千佳著、朝日新書154、副題が“ウェブ2.0の先にくるもの”です。 クラウド・コンピューティング・・・ この言葉の意味するところは、コンピュータのデータもソフトも全ては雲(クラウド)の向こうにあり、何時でもどこからでも手元のパソコンや携帯からアクセスするだけで全ての情報が雨のごとく舞い降りてくる。しかも手元のパソコンには極端に言うと大容量のハードディスクもいろんなアプリケーションソフトも入っていなくてもいいといったイメージなのでしょうか。 使用する技術やコンセプト自体は新しいものでは無いが、今まで何回となく提唱されては次期早尚で立ち消え。 しかしその後インターネットの高速化とサービスの多様化の中で、2006年、GoogleのCEOがネーミングも新たに再度提唱したのがクラウド・コンピューティング。 この本はクラウド・コンピューティングに関する将来性や期待、そして誤解や課題といったことが分かり易くまとめられています。 従来ネックであった操作性や反応速度は急速に改善されつつあり、小規模なプロジェクトなら仕事で使って全国に散らばる社員や客先がコラボレーションといったこともできそうなのですが・・・ その際問題になるのが、社内ネットにつながったパソコンはどこの会社でも外部のインターネットやサーバーにアクセスすることを禁止していることが多いこと。 となると、せっかくのクラウド・コンピューティングも当面は携帯を握り締めたりネットブックを持ち歩く個人用ということになるのでしょうか。 インターネット上のいろんなサービスや携帯がますます発達し、いよいよユビキタス社会が実現しそうなのに・・・残念ですよね。(2009.3.10)
by c_mann3
| 2008-08-14 00:00
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