◆追記コーナー《電力状況への雑感》

◆追記コーナー:電力状況への雑感◆

最新追記:2/9

 毎日流れてくるエネルギー関連のニュースを前にして思わずつぶやきたくなることもしばしば。そういう時はtwitterでとは思うのですが・・・中には140文字では呟ききれないものもあり、そうしたものを書き連ねて行ければと、この追記コーナーを設けてみました。【H28.5.20運用開始】


2018.2.9更新 ◆低圧・電灯、新電力へのスイッチング推移・・・

電力小売完全自由化の第2年次、新電力へのスイッチングは1月末で643万件、ついに全国トータルでも10%を超えました。またエリア別では中部電力エリアが急伸し8.5%となっています。
なお、この図表は電力広域的運営推進機関の公開情報に基づき、毎月更新しています。
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2018.1.29 ◆kWhベースのソーラー、新電力シェア統計を更新・・・

H29/10月度の統計値が公表されましたので、kWhベースのソーラー、新電力シェアの図表を更新しました。
▼ソーラーのkWhは季節変動が大きいものの、毎月の前年同月比を平均すると125%近辺であり、このまま推移すると今年は年間580億kWh、原発6.6基相当の発電電力量となりそうです。
▼kWhベースの新電力シェアについても特高・高圧部門では季節変動の影響があるため、前年同月の値を併記していますが、ほぼ前年差で4%ポイント増の安定増加傾向が見て取れます。
この季節変動は特高・高圧部門で空調負荷の大きい民生部門が新電力に移行する傾向が強いためと推察されます。このため7,8月や12,1月の新電力シェアは例年やや高めとなります。
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2017.12.21 ◆大飯原発1,2号機、延長せず廃炉に・・・

40年を間近に控えた大飯原発1,2号機を延長申請せず、廃炉にとのニュースが流れています。
原発が命の最大の強行再稼働派のはずの関電が決心したというのが画期的です。延長再稼働では安全対策費が大きく、しかも再稼働しても需要は新電力に奪われて細る一方・・・つまりは損得がらみの決断なのでしょが、これがきっかけになり各電力会社の廃炉決心が一挙に加速することを願いたいですね。

2017.12.10 ◆更新されなくなったFIT統計・・・

 この四月以降、エネ庁の「固定価格買取制度情報公表ウェブサイト」が全く更新されなくなってしまいました。従って今年に入ってのソーラーの新規導入容量や買取電力量は不明のままです。そこで同じエネ庁で昨年から始まった別の統計を組み合せて、ソーラーのここ数年の推移をグラフ化してみることに・・・
kWによる導入量の変化は不明のままですが、これでkWhの推移については掴めそうです。合わせて新電力のkWhシェアについても集計表を作りましたので、今後はこのページで毎月更新表示することとします。

2017.5.16  ◆我家でもやっとスマートメーターが・・・

 先月、我が家もやっとスマートメーターに切り替わりました。それを記念して?本日、電気料金のメニューを同じ電力会社内の自由料金メニューに切り替えました。これで3%強料金が安くなるとのことですが、この5~6年で25%を越えて値上がりしていたことを思うと、この程度の値下げではほんの申し訳程度といったところです。
 それよりもスマートメータになって毎日、前日の電力使用の1時間グラフが見えるのが面白い。数日家をあけたりすると我が家の待機電力が判明します。また寝付けない夜、諦めて夜中に起き出しパソコンを覗いたりすると、そうした不健康な生活の痕跡もばっちりグラフに残ります。

2017.4.7  ◆電力の小売自由化から一年が経過・・・

小口電力自由化が開始されて一年が経過しました。この間新電力へのスイッチングは順調に増加し、初年度の切り替え率は全国で5.5%、342万件となりました。

b0050634_23443361.jpgこの件数で契約電力を4kW(40Aブレーカー)として計算すると1370万kWとなります。地域別では東京が8%に迫り、関西も7%を超えました。
新年度からはガスも自由化され、電力会社は反転攻勢に出るとのニュースが流れていますが、反転攻勢で取り込むのはガス市場であり、失われた電力市場が帰ってくるわけではなく、流出はさらに続きそうです。

2017.2.14 ◆思わぬ形で脱原発が進展するかも・・・

東芝が昨年末の時点で債務超過に・・・”とのニュースが流れています。常に先進的な技術で時代を切り開く、日本が世界に誇れる企業だと尊敬の念を持って眺めていた東芝が、原発事業の不振とその損失隠しでついに会長が辞任。このまま推移すれはこの期末は債務超過が濃厚とのこと。
残念なニュースではありますが・・・これがきっかけで思わぬ形での脱原発が進展する可能性も・・・メーカーと言わず、電力会社も含めて、原発にこだわれば窮する。あちらこちらの企業の経営判断の場で、脱原発の話が通り易くなるのではないかなどと・・・ふと。

2016.6.8 ◆各地の“でんき予報”雑感・・・

暑い日や寒い日、折に触れて電力会社の“でんき予報”でリアルタイムの日内変動を眺めるのが習慣になっているのですが、数年前から全国9電力の“でんき予報”をまとめて一覧できるサイトができていて重宝しています。

b0050634_12373590.jpgエレクトリカル・ジャパンと称するこのサイトでは右図のデザインでまとめてくれているのですが、眺めているといろんなことが解ります。例えは四国、中国、北陸の各電力では早朝の3~4時頃に突出した山があります。もしかしたらと思って全国のオール電化の普及率を調べてみるといずれも飛びぬけて普及率が高いエリア。どうやら一斉に湯沸しのお時間のようです。他にも季節や天候により1日の最大電力点がどう動くかといったことがよく判ります。

◆エレクトリカル・ジャパンのサイトはこちらに ・・・飛び先で少し下にスクロール

ところでこのサイトの情報源は各電力会社の“でんき予報”であり、もちろん各電力会社のサイトでも見えます。ただ昨年あたりから気になっていたことが・・・
実はこの情報、電力自由化で新電力が扱う電力は含まれていないとのこと。つまり各電力会社が直接販売しているもののみの日電力量推移ということで、それでは今後新電力のシェアが大きくなると、客離れして細った各電力会社の販売量を表すのみで、エリアの需要の全容とはかけ離れてくるんじゃないかと。
ところが最近久しぶりに各電力会社のサイトを見ると、何とこの4/1以降、一斉に“エリアのでんき予報”として模様替えし、新電力分を含めてエリアの送配電網を通る全需要を表すものに一新されていました。つまり各電力会社の発送配電分離で言うと以前は“発電会社”の販売電力量(自社発電+仕入た電力)を示していましたが、今後は“送配電会社”の需要家末端への通過量を示すということのようで、さすが経産省のご指導、これならこれからも情報として役に立つというものです。

◆大手各電力会社の新しい“エリアでんき予報”は・・・
九州  中国  四国  関西  中部  北陸  東京  東北  北海道

2016.5.20 ◆電力の全面小売自由化で進む切り替え・・・

4/1より電力の全面小売り自由化が開始され、その切り替え情報が新聞をにぎわすことが多くなりました。数値に添えられた論調は、切り替えの立ち上がりが想定していたほどの勢いがないとか、特定地域に偏っているとか様々ですが、電力広域的運営推進機関から発表される最新のスイッチング状況では5/13日現在で90万件。これは1件当たりの電力を控えめに3kW(30Aブレーカ)として計算しても、これに対応する発電設備の容量は270万kWで、すでに原発3基分に相当しています。

旧電力会社から電力を仕入れる携帯電話会社等の新電力はエネルギ生産のシェアには無影響ですが、大手ガス、石油等の自前で発電所を持つ勢力がシェアを伸ばすとエネルギー市場には大きく影響してきます。この勢いならこの1年で1000万kWに迫る可能性もあり、そうなると旧大手電力では原発10基分のはけ口を失う(というか備えとしての設備容量が不要になる)ということになります。
いや来年4月にはガスも自由化され電力会社の反撃が始まるとは言っても、その反撃はガス市場へのカウンター浸食であって、スイッチングされた電力需要が取り戻せるというわけではありませんよね。

▼なお最新の状況は下記リンクの電力広域的運営推進機関のホームページのお知らせ欄で“スイッチング支援システムの利用状況について”と題して定期的に追加掲載されています。ですが表形式で全国合計さえ記載のない不親切なものなので、分かり易く図表化したものをこのページで定期的に更新掲載していきたいと思います。
https://www.occto.or.jp/oshirase/hoka/


雑感コーナーはここで終わりです。
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by C_MANN3 | 2014-12-20 00:00 |  エナジー & カーボン | Comments(0)
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