◆情報スキル:人とコンピュータ、役割の境界線

確かにコンピュータに向いた得意な仕事というものがあります。途方もない計算を繰り返す統計処理もその一例でしょう。ですが、卑近な例ですが・・・たとえばWord、文字がきれいになり乱筆もなく修正も容易。ところが文章自体は人間の仕事・・・意味不明の文章のままで終わらせるか、さらに推敲を重ねるかはその人次第です。Excelもそうです。計算もグラフもあっという間・・・ですがグラフは座標軸に何をとるかで風景が一変しますが、試行錯誤の末、それを選ぶのは人間の感性です。
いや、時代は進んだ、感性を補うソフトができつつある時代だ・・・でもソフトが出した感性もどきで良しとするなら、その人はすでに人であることを放棄したコンピュータの下部。

あたりまえのことですが、コンピュータやITは作り手も使い手も人間。強力なコンピュータやネットワークもその入り口と出口にはコンピュータほどには進歩のない人間の感性が立ちはだかっている・・・最近そんなイメージを持つことが多くなりました。

Web上に載せる文章などもその一例です。伝えたいことを解りやすく、興味を持って読んでもらえる文章を・・・といったことに昔から興味を持ち、自分なりに気をつけてはいるつもりなんですが・・・これって難しいですよね。

同じ書き言葉でも新聞のコラム欄とか、Webに載せるテキストとか、論文とか・・・場面や文章サイズで文体も構成も変わってくる感じがします。コピーライターの神様、糸井重里が何かの番組で、“ホームページ上の文章はまた違う、独特の世界”と言っていたのが印象的でした。(2005.8.18)
by c_mann3 | 2008-11-18 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)
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