◆ダ・ビンチコード《続》・・・

前掲のような記事を書いたこともあり・・・結局ダ・ビンチコードの映画を見てしまいました。

ルーブル美術館の館長が殺害される直前に残した暗号を、宗教象徴学の教授ラングドンと司法警察暗号解読官ソフィーが解明していくことでドラマは進展していくのですが、ソフイー役のオドレイ・トトゥがなかなかの好演でしかもチャーミング。ですがこのソフィー、ただの暗号解読官なんてものじゃないってことがだんだん明らかに・・・・

ところで、現実の世界でもし血統書付のイエスの末裔が現れて・・・しかもその人が透き通るように透明感のあふれる魅力的な女性だったとしたら・・・教皇を差し置いて崇拝はともかく、敬愛しようとするキリスト教の信者がきっと続出・・・そのとき教会はいったいどんな対応をとることになるのでしょうか。

だからこそ、そんなことにならないように二千年の昔に歴史を消し去り、塗り替え、イエスは人の子ではなく、人の親でもない神の子ということにしたのかも・・・


そんな妄想を抱きながら、続いて娘が読んでいた原作本を横取りしパラパラと目を通していると・・・巻末の解説に興味深い話が出ていました。

>中世から近世にかけてのヨーロッパでは宗教は三極に別れていた・・・
>いわゆるカトリックを信じていたのは中間層の一般市民であり、知識階級はより深い世界認識を求めて科学や魔法に傾倒し、下層の人たちは伝統的な母系社会の暮らしの中で土地の農業神を信仰する生活を継続・・・
>そして上下の二つの層は、最大勢力のカトリック信者から異端として排除される中で生き続けるために秘密結社などの活動に走っていったのだと・・・

なるほど!そうだったのか・・・上下二層の異端が屈せずに生きながらえたからこそ、近代科学では世界の先陣を切り、一方において民話も神話もたっぷりと継承し続けた彩り豊かで多様な今日のヨーロッパがあるのかも・・・などと妙に納得できてしまうから不思議です。

ところで・・・異端の効能についてはこのブログでも▼あちら▼こちらにいろんな形で・・・(2006.6.28)
by c_mann3 | 2006-11-12 00:00 | ユングのすそ野の 風景 | Comments(0)
<< ◆ダ・ビンチコード・・・   ・・・次は・・・ >>