◆可視化、見える化、感じるか・・・

フロントにあって、互いに何かを感じあえるために・・・可視化を目指す本がいろいろと出ているようです。
その一つが遠藤功(早稲田大)著「見える化」、東洋経済新報社刊。奇妙なタイトルの本ですが、副題は“強い企業を作る「見える」仕組み”です。

この「見える化」、元祖はトヨタの「アンドン」にあるらしく、あらゆるものを“見えるように”することで、「問題解決のPDCA」を回転させ「自律的問題解決型組織」の実現を目指すとあります。
「アンドン」のイメージが強く生産現場のものとの思われやすいが実はスタッフ部門などあらゆる部門で有効とのこと。

「問題解決のPDCA」・・・聞きなれない言葉ですが、

《P》問題を発見するProblem-finding⇒
《D》問題を見えるようにするDisplay⇒ 
《C》問題を取り除くClear⇒ 
《A》問題解決を確認するAcknowledge で構成され、従来の計画達成のPDCAと連動させて回すと効果的とか。


実は「見える化」に取り組む企業は多いが推進には定番の落とし穴も・・・
 ・すぐITに頼ってしまってかえって使いづらいものになる。
 ・無理やりの数値化でフィーリング的なものがそぎ落とされる。
 ・仕組みにこりすぎて使いづらいものになる。

要は、見せようとする意思、見ようとする意欲が大事であり、究極の「見える化」は見えないものを見ることができて変化に敏感な人を作ること。PDCAのプロセスを繰り返すことで継続的で自律的な問題解決の風土が生まれれば最高ということのようです。

この本は、いろんな会社の事例紹介も豊富で読みやすく、今風のISO9001が目指すものとも似た雰囲気があり、使えそうな感じのする一冊です。(2007.8.30)
by c_mann3 | 2008-02-18 00:00 | 組織心理学の心象風景 | Comments(0)
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